映画『リミット・オブ・アサシン』は、6月16日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。
復讐する彼に与えられたのは24時間限りの命⁈
イーサン・ホーク主演×『ジョン・ウィック』製作スタッフで贈る、スタイリッシュでド派手な盛り上がりを見せるノンストップ・キリング・アクションが登場!
CONTENTS
映画『リミット・オブ・アサシン』の作品情報
【公開】
2018年(アメリカ・中国合作映画)
【原題】
24 Hours to Live
【監督】
ブライアン・スムルツ
【キャスト】
イーサン・ホーク、シュイ・チン、ポール・アンダーソン、リーアム・カニンガム、ルトガー・ハウアー
映画『リミット・オブ・アサシン』のあらすじ
家族を失い、任務中に命も落としてしまう凄腕の暗殺者トラヴィス。
彼は組織の蘇生実験によって息を吹き返しますが、組織の一味はトラヴィスが手に入れた情報を聞き出すと、すぐに彼の処分を行おうとします。
しかし、命からがらその場を脱出したトラヴィスは、自らも捨て駒に過ぎなかったことを悟ります。
やがてトラヴィスは自らが犯した罪と向き合い、組織の更なる陰謀を阻止するため、復讐を遂げることを決意。
ふたたび与えられた命の期限は、残りわずか24時間。
トラヴィスは残された全てを懸けて、たった独りで組織に全面戦争を仕掛けますが…。
映画『リミット・オブ・アサシン』の感想と評価
演技派イーサン・ホークのアクション映画
本作の主人公の殺し屋トラヴィス役を演じるのは、10代の頃から現在に至るまでハリウッドのメインストリームで活躍を続ける名優イーサン・ホーク。
2018年に公開された『ヴァレリアン』や『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』など幅広いジャンルの映画に出演しる俳優です。
近年では、米国アカデミー賞助演男優賞候補となった『6才のボクが、大人になる まで』や、伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーを見事に演じ切った『ブルーに生まれついて』など、演技派のイメージも定着しつつあります。
しかし、本作『リミット・オブ・アサシン』では、久々の本格アクション映画の単独主演を務めています。
イーサンの演技力でリアルさを体現
スタントマン出身のブライアン・スムルツ監督とあって、アクションシーンはどれもがスタイリッシュでクールな映像になっています。
そこで主人公トラヴィス役をイーサン・ホークが演じたことで、憂いを帯びた表情の見せたり、復讐心を抱く姿勢に円熟味のある演技力で表現していて、スマートに見せつつ、一匹狼的なヒーロー像を体現しています。
また、SF的設定とも言えそうな、組織によって一度死からから蘇生を受け、再度またも死ぬ状況や、左手首に埋め込まれた残された時間のデジタルカウントのサスペンスな表現も、イーサンの演技だからこそ説得力をもたらしていると言えるでしょう。
イーサン以外の豪華なキャストにも注目!
参考映像:『ヒッチャー』(1986)
共演者の中でどうしても注目しておきたいのは、『ブレードランナー』(1982)のレプリカントのロイ・バティー役や、『ヒッチャー』(1986)のサイコパス的なストーカーのジョイ・ライダー役などで、強烈な存在感を見せたオランダ出身のベテラン俳優ルトガー・ハウアー。
この作品のルトガーは味のある風貌で魅力ある存在感を見せていますので、彼のファンは要チェックです!
また、『LOOPER/ルーパー』(2012)で、ブルース・ウィリスの妻役でハリウッド進出を果たした中国出身の女優シュイ・チンといった国際色豊かな顔ぶれがスクリーンを彩ります。
主演のイーサン・ホークのみならず、他のキャストにも魅力があるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)でもプロダクションデザイン担当したコリン・ギブソンならでなので、通な映画ファンも納得もいくではないでしょうか。
まとめ
本作『リミット・オブ・アサシン』では、蘇生実験で息を吹き返した暗殺者トラヴィスは、モノローグ(独白)を見せている表現からも、ノワール的な要素である、社会的な状況から落ちぶれていった主人公というストイックも描いています。
それはトラヴィスが大切にしていた息子や妻という、家族を失うという様です。
そこで自身に唯一残された暗殺スキルを生かして、彼自身の命を含め大切なものを奪った組織への復讐するという、どこかSF的設定でもある“擬似タイムトラベル”としての残された時間が、「イニシエーションの24時間」なのでしょう。
しかし、本作はノワール的にストイックにハマるだけではなく、スタントマン出身でアクションに精通した新鋭ブライアン・スムルツ監督。
見せるアクション演出はお手の物で、飛び交う無数の銃弾にロケットランチャーやナイフを用いた肉弾戦あることから、王道を好むアクション映画ファンを魅了させてくれます。
さらには、そのアクションを音響面から盛り上げるは、音楽担当タイラー・ベイツ。
彼は2014年公開の『ジョン・ウィック』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、また、2017年公開『アトミック・ブロンド』でも音楽を担当していますから、サウンド効果の盛り上げ上手なのは間違いなしです!
復習に燃える男をイーサン・ホークが演じた映画『リミット・オブ・アサシン』は、6月16日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。
ぜひ、お見逃しなく!