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映画『ラプラスの魔女』あらすじネタバレ。感想「東野圭吾の原作に新ジャンル説⁈」

  • Writer :
  • 村松健太郎

2018年最大の衝撃となる驚愕のミステリー!映画『ラプラスの魔女』は、5月4日(金・祝)より公開

東野圭吾の同題ベストセラー小説を三池崇史監督によって映画化。主演は嵐の櫻井翔。三池監督とは9年前の『ヤッターマン』に続く共作です。

魔王と魔女の領域の予知・予測能力をもつ若き男女に福士蒼汰と広瀬すず。事件を追う刑事に玉木宏、カギを握る映画監督に豊川悦司と主演級が揃った。

これに佐藤江梨子、リリー・フランキー、志田未来、TAO、高嶋政伸が加わる布陣は、まさにオールスター映画という陣容。

1.映画『ラプラスの魔女』の作品情報


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【原作】
東野圭吾「ラプラスの魔女」(KADOKAWA)

【監督】
三池崇史

【キャスト】
櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、志田未来、佐藤江梨子、TAO、玉木宏、高嶋政伸、檀れい、リリー・フランキー、豊川悦司

【主題歌】
アラン・ウォカー

【作品概要】
東野圭吾のベストセラー小説をオールマイティで多作な監督として知られる三池崇史の演出で実写映画化。

キャストも豪華で若手に人気ある櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰たちが初共演となったサスペンス・ミステリー。

2.映画『ラプラスの魔女』のキャラクターと配役

青江修介(櫻井翔)

地球化学の専門家・大学教授。

全く離れた所で起きた硫化水素事件の調査を依頼され、期せずして国家機密にも関わる事件に関わることになります。

羽原円華(広瀬すず)


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会
事件現場に姿を現す謎の女。自ら魔女と名乗ります。

甘粕謙人(福士蒼汰)


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会
大きな事故から蘇りラプラスの魔王の力を得た青年。

中岡祐二(玉木宏)


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会
全く違う場所で起きた事件に硫化水素という共通点を見つけます。

甘粕才生(豊川悦司)


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会
謙人の父親でかつては天才とも称された映画監督。

3.映画『ラプラスの魔女』のあらすじとネタバレ


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会

地球化学の専門家である青江修介は、ある温泉郷での硫化水素による死亡案件の調査にあたります。

故意には状況を作れるとは思えない青江は、不幸な偶然が重なった事故という結論を出そうとしていました。

しかし、そこに事件性を疑う刑事中岡が現れます。

死亡した映像プロデューサー水城には、多額の生命保険がかけられていて、さらに受取人は結婚したばかりの大きく年の離れた妻でした。

そのことから中岡刑事は事件性を疑っていたが、複雑な地形と硫化水素という物質の不安定さから、刑事の疑惑を退けられます。

ただ一つ青江が気になることは、現場に現れた不思議な空気をまとった若い女性の羽原円華の存在でした。

その円華は青江に自分は魔女だと名乗りました。

そんな青江のもとに中岡がまた新しい事件の情報を持って来ます。

亡くなったのは売れない俳優で死因は硫化水素中毒。前の事案と何の関係もないと思っていたが、死亡した俳優とプロデューサーは天才と呼ばれた映画監督甘粕才生と関わりを持っていたことを知ります。

甘粕才生は数年前に娘が硫化水素による自死を起こしていました。

ここでも硫化水素というキーワードが出てきたことで、偶然の出来事とは思えない青江と中岡。

甘粕家の事件では妻と息子も巻き込まれ、妻は死亡、長男の謙人も命こそ取り留めたものの意識不明の植物状態になっていました。

甘粕はその事件以降のことをブログにまとめていました。

そこには羽原全太郎という医師が手を差し伸べてきたことも綴られていました。

羽原の特別な手術が成功し、謙人は徐々に回復をしていきます。

しかし、復活した謙人はそれまでの彼とは全く別人のようになっていました。

その姿を見た甘粕は息子と距離を置くことを決意し、その後は行方知れずとなっていました。

謙人は脳に受けて施術により、あらゆる物理現象を予測できるようになっていました。

その能力は数学者ピエール=シモン・ラプラスによって語られます。

『もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えている。』というラプスラスの悪魔そのものでした。

以下、『ラプラスの魔女』ネタバレ・結末の記載がございます。『ラプラスの魔女』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
謙人と親しくなった羽原全太郎の娘円華は、やがて、自分にもその力を求めるようになります。

彼女もまたラプラスの悪魔(魔女)となったのです。

中岡刑事は謙人の超能力を知ると、その能力で複雑な地形や物理的な条件、硫化水素という危険な凶器を使いこなし二件の事件を起こしたのだと推理。

謙人の動機は何かという青江の問いに、甘粕家の事件は2件の被害者が起こしたもので、謙人はその復讐に走っているのではと説明します。

青江は円華の行動目的は、謙人の暴走を止めるためで、そのために事件現場に現れ、青江に協力をしてきたことだと話します。

ところが、改めて甘粕才生の生活を追い直した中岡刑事から意外な情報が飛び込んできます。

実際の甘粕家は才生がブログに書いたような幸せな家庭ではありませんでした。

夫婦は離婚寸前で娘は問題児だったのです。

その事実を知った時、青江は恐ろしい推理を組み立てます。

それは一家の襲った事件の真犯人は、才生本人ではなかったのかというものでした。

実際にその推理を当たっていて才生は、自身の家庭に失望し、リセットするために事件を犯したのです。

今回の2件で死んだ映画関係者はその時に共犯者でした。

そして、才生は事件を起こした後、ブログで自身の家庭像を修正していたのです。

目覚めてはいなかったもののその真実を知っていた謙人は、わざと記憶がないふりをしていたのです。

体の自由が利かない状態で真実を知っていると父親の才生に知られれば、自分の命も危ないと感じた謙人は、わざと何も分からないふりをしていたのです。

そして、健康な身体を取り戻した謙人は、才生への復讐計画を実行したのです。

共犯の二人を殺害した謙人は、最後の標的で主犯の父甘粕才生でした。

それを知った青江は円華の予知能力の助けを借りながらも、謙人の最期の犯罪を防ごうとします。

彼らの行き先はかつての才生の映画のロケ現場、そこでは謙人と才生の父子が対峙していた。

3.映画『ラプラスの魔女』の感想と評価


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会

ますます続く東野圭吾原作映画化作品

すでに2018年1月には『祈りの幕が下りるときが』が公開済みの東野圭吾原作映画。

そして5月に本作『ラプラスの魔女』が公開。

また、冬に堤幸彦監督によって『人魚の眠る家』が篠原涼子&西島秀俊のW主演で映画化される。

来年も以降も17年に公開された『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の日中合作版、木村拓哉&長澤まさみ主演の『マスカレード・ホテル』、玉岡裕太、吉岡里帆、染谷将太というフレッシュかつ実力派の若手俳優競演の『パラレルワールド・ラブストーリー』が制作中。

ドラマ化作品も豊富ですが、映画化作品に絞ってもスで20本を超える作品が国内外で製作されています。

もはや、ここまでくると“東野圭吾もの”というジャンルをつくってもいいのではないかとすら思えてきますね。

まとめ


(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会作品情報

本作『ラプラスの魔女』の主題歌は、次世代音楽プロデューサーとして世界的に注目を浴びるアラン・ウォーカーの『FADED/フェイデッド』

また、三池崇史監督は、原作をうまく翻案し、映画ならではの見せ場たっぷりのサスペンス・エンターテイメント作品に仕上がっています。

2018年最大の衝撃となる驚愕のミステリー!映画『ラプラスの魔女』は、5月4日(金・祝)より公開

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