Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

まとめ記事

フィルムセンター1月特集上映。タクシードライバーからNY心霊捜査官まで

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

2018年1月5日から25日より東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される特集上映「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コレクション」

懐かしの名作からと時代とともに生まれた衝撃作まで、ちょっと見逃すのには惜しい企画です。

ぜひ一度ご覧になった作品でも、スクリーンで観てみるのはいかが?

『タクシードライバー』(1976)予告編

1.はじめにコロンビア映画をおさらい

かつて1976年にコロムビア映画が製作公開した作品『タクシードライバー』を、今なおDVDや動画配信の視聴ではなく、スクリーンで観てみたいと思っている人は結構多いのではないでしょうか。

もちろん演出は最後の映画界の重鎮ともいえるマーティン・スコセッシ監督によるもので、第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞した作品です。

脚本はポール・シュレイダーによるもので、主人公トラヴィス・ビックル役は若かりし頃のロバート・デ・ニーロ。

この作品を観て映画の道を志した人は古今東西にいるのだから、やはり名作傑作の名にふさわしい作品です。

さて、コロンビア映画の設立は、もともとユニバーサル社の社員だったジョー・ブラントとジャック&ハリー・コーン兄弟が、1920年に設立したCBC Film Sales Corporationが前身となり、1924年に社名をコロンビアにします。

参考映像:『或る夜の出来事』(1934)

当初はフランク・キャプラ監督『或る夜の出来事』(1934)や『スミス都へ行く』(1939)など製作。

やがて、大作映画と呼ばれた名作『アラビアのロレンス』(1962)『ナバロンの要塞』(1961)といった話題作を公開させてはきたものの、1982年にコカコーラに買収されました。

そして1989年以降から現在までは、ソニーのアメリカ子会社であるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)の傘下になりました。

それでもトーチをかざすコロンビアレディの威力は健在!オープニングに登場する彼女の姿を見る度に過去のたくさんの映画を思い出しますよね。

今回の特集では、東京国立近代美術館フィルムセンターに、SPEから日本語字幕付きプリントを寄贈された17本がスクリーンにで上映されます!

特集上映「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コレクション」の内容

参考映像:『アラビアのロレンス(完全版)』の一部抜粋

今回寄贈された17本のフィルム上映ラインナップは、巨匠デヴィッド・リーン監督の『戦場にかける橋』や『アラビアのロレンス(完全版)』。

そして名匠マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』や、ポール・バーホーベン監督の『ロボコップ』などが並んでいます。

特集上映「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コレクション」

『NY心霊捜査官』(2014)

【開催日】
2018年1月5日(金)~25日(木)

【場所】
東京国立近代美術館フィルムセンター(大ホール)

【上映作品】
『戦場にかける橋』
『ナバロンの要塞』
『シベールの日曜日』
『アラビアのロレンス(完全版)』
『追憶(1973年)』
『タクシードライバー』
『クレイマー、クレイマー』
『スタンド・バイ・ミー』
『おとなのけんか』
『ドラゴン・タトゥーの女』
『トータル・リコール』
『アフター・アース』
『ホワイトハウス・ダウン』
『キャプテン・フィリップス』
『ロボコップ』
『NY心霊捜査官』
『イコライザー』

【定員】
310名(各回入替制・全席自由席)
※各回の開映後の入場はできません

【当日券】
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料。

◆当日券で入場される方は、開館と同時に、当日上映する全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。各日の開館時間については公式ホームページをご覧下さいますよう、お願い致します。

発券:2階受付
・当日券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

【前売り券についての詳細】
東京国立近代美術館フィルムセンター

【特別協力】
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

まとめ

『クレイマー、クレイマー』(1979)

本特集「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コレクション」では、寄贈された名作から大作映画までを鑑賞できる貴重な機会です。

また、ホラーやSF作品もあります。ちょっと東京国立近代美術館フィルムセンターは敷居が高そうだなあと、決めつけることなく、気軽に出かけてみてはいかがでしょう。

2018年1月5日から25日より東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される特集上映「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コレクション」で、あなたのお気に入りの作品と出会ってくださいね。

関連記事

まとめ記事

映画『キャッツ』がゴールデンラズベリー賞6冠!最低主演男優賞から名誉挽回賞まで【第40回ラジー賞2020】

2020年に発表された、第40回ゴールデン・ラズベリー賞! その年に公開された映画の中から最低作品を選ぶ、ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)。 例年ですと、アカデミー賞授賞式の前夜に発表されるのです …

まとめ記事

2017年3月公開の邦画メジャー&ミニシアター映画おすすめ4選!

(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会 2017年3月公開のおすすめ邦画を、Cinemarche編集部のスタッフが、ズバリ!満足度のある4作品をピックアップして、あなたにお届けします! 神木 …

まとめ記事

桐谷健太映画おすすめ5選!熱さだけじゃない魅せる演技にも注目

(C)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会 俳優、歌手として活躍中の桐谷健太。 桐谷健太は、2002年にドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビューし、翌年『ゲロッパ!』で映画初出演しました。 …

まとめ記事

シャーリーズ・セロン映画おすすめ5選!スノーホワイトもマッドマックスも最高!

(C)2011 Universal Studios. All Rights Reserved. 広いジャンルの映画に出演しているシャーリーズ・セロン。 見た目の美しさやセクシーさだけでなく、ストイック …

まとめ記事

今週オススメ映画!邦画洋画を劇場公開で見るならコレ。動画配信作品も

2018年5月25日(金)より劇場公開のオススメ新作映画の一推しの作品をライターさん厳選! 映画チョイスに失敗ないように映画館で何を観るか? 動画配信サイトで今観るべきか?悩むことって結構多いですよね …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学