Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アクション映画

Entry 2020/06/07
Update

映画『ソニック ザ・ムービー』感想レビューと内容考察。ゲームの作品化で描かれたムービーアクションの完成度の評価

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『ソニック ザ・ムービー』は6月26日(金)全国公開

映画『ソニック ザ・ムービー』は、世界的人気を誇るセガの人気ゲーム「ソニック」シリーズをハリウッドで実写映画化したものです。

主人公超音速のハリネズミ“ソニック”の声を『スター・ウォーズ フォースの覚醒』でBB-8の声を担当したベン・シュワルツが務め、アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートの実績を持つジェフ・ファウラーが手がけました。

宇宙最速で走るパワーを持つ青いハリネズミのソニックが、故郷を離れて遠い地球へとやって来ました。ひょんなことから保安官とバディを組んで大暴れします。

映画『ソニック ザ・ムービー』の作品情報

(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

【公開】
2020年(アメリカ映画)

【原題】
SONIC THE HEDGHOG  

【原作】
セガゲームス

【脚本】
パトリック・ケイシー 

【監督】
ジェフ・ファウラー

【キャスト】
ジェームズ・マースデン、ティカ・サンプター、ジム・キャリー、ベン・シュワルツ(ソニックの声)、日本語吹替え版キャスト 中川大志、山寺宏一、中村悠一、井上麻里奈

【作品概要】
1991年、全世界の度肝を抜いた超音速のハリネズミ“ソニック”。全世界で9億本を超える売り上げの日本生まれのゲームの主人公キャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグを主役に据えたSFアクション映画です。

音速で突っ走る青いハリネズミが地球を舞台に大暴れします。ソニックの声にベン・シュワルツ、共演にジェームズ・マースデン、ティカ・サンプター、そして久々の映画出演となるジム・キャリーが振り切った悪役演技を魅せてくれています。

映画『ソニック ザ・ムービー』のあらすじ

(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

自分の持つスーパーパワーを狙われ、遠い故郷を追われたソニック。宇宙各地をうろうろした結果、たどり着いたのは地球でした。

ソニックが住処にしたのはモンタナ州の小さな町グリーンヒルズ。そこで10年の間、誰にも見つからないように、誰とも知り合いにならないように暮らしていました。

しかし、心の底では仲間や友人が欲しいと願っていました。

思わず感情を爆発させたソニックはそのパワーを使ってしまい、グリーンヒルズの街を大停電を起こしてしまいました。

この出来事を知った悪の天才科学者ドクター・ロボトニックはパワーの源を追い、やがてソニックの存在にたどり着きます。

困り果てたソニックが頼ったのはグリーンヒルズの保安官のトム。二人はドクター・ロボトニックの追跡から逃れることができるのでしょうか?

映画『ソニック ザ・ムービー』の感想と評価

(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ゲームの映画化というのは実は、国内外賛否両論を起こし、不発に終わることが多いようです。

『スパーマリオ魔界帝国の女神』(1993)『ストリートファイター』(1994)、最近でも『ドラゴンクエスト ユア・ストリー』や『名探偵ピカチュウ』(2019)など、観客数に微妙な作品が並んでいるのが、実は現状です。

素直に成功といえるのは「バイオ・ハザード」シリーズと「トゥームレイダー」シリーズぐらいではないでしょうか。

「アサシンクリード」や「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズなどではゲームが原作であったことは、あえて伏せて語られています。

日本でいえばアニメーションを除くと、中小規模のアイドル主演型ホラー映画くらいしか例がありません。他の作品でいえば三池崇史監督の『龍が如く』が例外的な存在ではないでしょうか。

そんな中で公開される『ソニック ザ・ムービー』は、ヒーローアクションコメディとして緩急もあり、シンプルに楽しめる1本の娯楽作品に仕上がっています

ゲーム自体が分かり易いアクションものなので、映画にするときに変に多大なストーリーを加えなかったことも、良かったのではないでしょうか。

また、ソニックの音速アクションは素直に見ていて楽しい絵面でした。久々の映画出演となるジム・キャリーが『バットマン・フォーエバー』(1995)のリドラーを思い出させる振り切った演技をみせ、楽しませてくれます。

演技派路線も見せるジム・キャリーですが、こういう路線がこれからもファンとしては観たいものです。

高速移動ということでは、DCコミック原作の『THE FLASH』が製作中ですので、映画『ソニック ザ・ムービー』の出来はかなりのプレッシャーになったのではないでしょうか。」

逆にいえばドラマ版の『THE FLASH/フラッシュ』からの影響を、『ソニック ザ・ムービー』に見て取ることができるので、相互に刺激し合えればいいではないでしょうか。

映画『ソニック ザ・ムービー』には、コミック『フラッシュ』を。いじるようなギャグ的な場面もあり、とても笑える作品となっています。

まとめ

(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ゲームの映画化は、実のところ苦戦が続いているにもかかわらず、コンスタントに企画が通っているのが現状です。

近々でいえば、この後もポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演『バイオハザード』の監督主演と、夫婦コンビ、トニー・ジャー、ロン・パールマン、山崎紘奈などが顔をそろえる『モンスターハンター』や海外ではMEGAMANというタイトルでお馴染みの『ロックマン』の実写化作品が公開、製作予定です。はたしてこれらは、どうなることでしょうか。

『トゥームレイダー』(1996)、『バイオハザード』(2002)。そして、本作『ソニック ザ・ムービー』を観ると設定は踏まえつつ“映画は映画”として展開するのが良いのではないでしょうか。

ゲームの知名度に頼ったり、設定に変に乗っ取たりすると失敗するのではないか。もちろんオリジナルのゲームファンから不満も出るかもしれませんが、 “映画は映画”と開き直った方が結果としては盛り上がるのではないでしょうか

映画『ソニック ザ・ムービー』は6月26日(金)全国公開



Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/demachi2026/cinemarche.net/public_html/wp-content/themes/stinger8-child/single.php on line 150

関連記事

アクション映画

【ネタバレ】ゴールデン・イーグル スペシャル・フォース|あらすじ感想と結末の評価解説。カザフスタン最強の特殊部隊を描いたアクションムービー

謎に包まれたカザフスタンの最強特殊部隊の活躍を描いたアクション! ダニヤー・イブラギモフが監督を務めた、2023年製作のカザフスタンのアクション映画『ゴールデン・イーグル スペシャル・フォース』。 凶 …

アクション映画

映画『レッドホークス』ネタバレ感想と結末解説のあらすじ。トルコ軍全面協力で武装兵器の迫力で見た“仲間を決して見捨てない”という精神

トルコ軍の全面協力で描き、「仲間を決して見捨てない」と叫びたい映画『レッド・ホークス』。 実話をもとにNATO加盟国第2位の兵員規模を誇る軍事大国トルコの、今そこにある危機を描いた戦争アクション映画『 …

アクション映画

007トゥモロー・ネバー・ダイ|ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。ジョブズをイメージする敵の野望をボンドが阻止する第18作

大人気スパイアクション映画「007」シリーズ第18作! ロジャー・スポティスウッドが監督を務めた、1997年製作のイギリス・アメリカ合作の大人気スパイアクション映画『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』 …

アクション映画

韓国映画『犯罪都市』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

映画『新感染ファイナル・エクスプレス』で襲いかかるゾンビをなぎ倒した熱い男を演じ、一躍人気を爆発させたマ・ドンソク主演映画『犯罪都市』 。 2004年実際に起こった事件を基に、強力班(強行犯係)の刑事 …

アクション映画

JAWANジャワーン|あらすじ感想考察レビュー。ボリウッド版ダークヒーローをシャー・ルク・カーンが演じた痛快アクション大作

2023年インド・興行収入1位の大ヒット作が日本へ! 『PATHAAN パターン』(2023)に続き《キング・オブ・ボリウッド》ことスター俳優シャー・ルク・カーンが出演した『JAWAN ジャワーン』が …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学