第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門上映作品。
第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門にて上映され、“隣人トラブル”からマスコミやネット社会を巻き込んで大きな騒動へ広がっていくという衝撃的な展開で話題となった、天野千尋監督オリジナル脚本の映画『ミセス・ノイズィ』。
映画『ミセス・ノイズィ』は2020年12月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、ほか全国公開されます。
この度、衝撃の予告編が解禁となりました。
映画『ミセス・ノイズィ』とは?
本作は、ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へ発展していくという物語です。
「SNS炎上」や「メディアリンチ」など、現代の社会事情も絡みつつ、後半は思わぬ方向に事態が進んでいくサスペンスフルな展開で、子どものケンカから、国や民族の紛争や戦争まで、あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野監督によるオリジナル脚本の意欲作です。
主人公の小説家、吉岡真紀を演じるのは『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』などの篠原ゆき子。
そして、隣人の若田美和子役は『どうしようもない恋の唄』の大高洋子、真紀の夫・裕一を長尾卓磨、美和子の夫・茂夫を宮崎太一、真紀の従兄弟・多田直哉を米本来輝、真紀の娘・菜子を「Foorin」のメンバー“ちせ”としても活躍中の新津ちせが演じています。
映画『ミセス・ノイズィ』の予告編
この度、衝撃の予告編が解禁となりました。
大高演じる若田美和子の早朝から布団をたたく大きな音からはじまる予告編。
篠原演じるスランプ中の小説家・吉岡真紀は、その大きな音と、若田夫婦の不自然な行動にどんどん追い詰められ、夫や娘ともぎくしゃくしてしまいます。
そして、「母親として失格、はい残念!」という美和子の強烈な言葉を皮切りに、周りの人たちやマスコミ、ネット社会をも巻き込む炎上覚悟のバトルが勃発。
そして、思いがけない悲劇により、物語は思わぬ方向へと進んでいきます。
ラストの美和子の意味深な一言まで見逃せない内容の予告編となりました。
映画『ミセス・ノイズィ』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
天野千尋
【キャスト】
篠原ゆき子、大高洋子、長尾卓磨、新津ちせ、宮崎太一、米本来輝、洞口依子、和田雅成、田中要次、風祭ゆき
映画『ミセス・ノイズィ』のあらすじ
小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(36)。
スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若田美和子(52)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々でした。
それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていきます。
そんな日々が続く中、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る真紀。
ですがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまいます。
2人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大事件へと発展し…。
まとめ
果たして、この不条理なバトルに決着はつくんでしょうか。
天野千尋監督は本作に込めた思いをこう語ります。
私たちの身の周りで、「争い」は絶えません。
友人や家族との身近なケンカから、国と国の戦争まで、あらゆる争いはどうして起きてしまうのか?と考え始めたことが、この映画の構想の始まりでした。
争いの果てにはおおよそ悲劇が待っている。それなのに、私たちはそれをやめられない。
スクリーンの中で起こるアイロニックな狂想曲を、ぜひ自分に重ねながら、体感して頂きたいです。
誰もが共感できる、身近な争いから始まる本作をぜひ劇場でご覧ください。
映画『ミセス・ノイズィ』は2020年12月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、ほか全国公開です。