Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

テレビドラマ/配信ドラマ

Entry 2017/05/18
Update

ツインピークス2017新作放送いつから?WOWOW以外で見る方法は?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

新作『ツイン・ピークスThe Return」の全⽶放送がまもなく始まるが、もちろん、日本独占放送が観られるのはWOWOWだ!

奇才デヴィッド・リンチが⼿がけた海外ドラマの原点にして頂点。あの伝説のTVシリーズが帰ってくる!

映画監督を引退宣言したデヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークスThe Return』をご紹介します。

1.鬼才デヴィット・リンチ監督の引退宣言!


デビッド・リンチ監督 Photo by Frederick M. Brown/Getty Images

デヴィット・リンチ監督はオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙の取材で、映画監督の引退を宣言しました。

リンチ監督は、「多くの映画がたとえ素晴らしい作品であっても興行でうまくいっていないし、興行でうまくいっているような映画は自分がやりたいと思うようなものではない」と、かつての映画製作や興行と昨今の違いを憂だ発言をしています。

また、2006年に『インランド・エンパイア』以来、長編映画の監督を務めていないリンチ監督に、“これが最後の映画になりますか”との問いに「その通りだ」と返答したそうです。

しかし、リンチ監督が以前に新作『ツイン・ピークス』を“18時間の映画”と表現して語っていました。テレビドラマシリーズに新たな表現としての映画を模索してくれるではないでしょうか。

2.前シリーズ『ツインピークス』の25年後に会いましょう


“TWIN PEAKS”: (C)Twin Peaks Productions,
Inc. All Rights Reserved.

デヴィッド・リンチ監督が⼿がけた海外ドラマのムーブメントの原点とも呼べる『ツイン・ピークス』。

そのテレビシリーズ最終回でローラがクーパー捜査官に「25年後に会いましょう」と告げた通り、25年後の世界を描いたのが新作『ツイン・ピークスThe Return』。

前作同様デヴィッド・リンチ監督が演出を務める今作は、米SHOWTIME局で5月21日にスタートします。

カイル・マクラクラン、アマンダ・セイフライド、ナオミ・ワッツ、モニカ・ベルッチなどキャスト217人が発表されるものの、未だ内容は謎のままで、多くのファンは期待を膨らませているようです。

ツイン・ピークス』は、1990~91年に全米ABCネットワークで放送

映画『エレファント・マン』や『ブルーベルベット』などで、記載と呼ばれカルト的人気を集めたデヴィッド・リンチが製作総指揮するとなり大きな話題を集めました。

3.『ツイン・ピークス』とWOWOWの関係は?


(c) 2016 Showtime. All Rights Reserved.

また、人気は社会現象とまでなり、日本ではWOWOW開局の目玉として1991年から初放送

ドラマを観て魅了され“ピーカー”と呼ばれる熱心なファンも現れました。“カルト”“ハマる”などの言葉がその当時に普及したのです。

『ツイン・ピークス』は、海外ドラマブームの火付け役ともいわれる伝説のテレビドラマと称されました。

4.新作『ツイン・ピークス』の放映は?

『ツイン・ピークス The Return』2017年7月22日(土)スタート!
[WOWOWプライム][WOWOWメンバーズオンデマンド]
(全18話)【第1話無料放送】
毎週土曜夜9:00〔二カ国語版〕/毎週金曜夜11:00〔字幕版〕

また、前作を見たことのない、あなたにはこんな企画もあるのでチェックしてみてはいかがでしょう?

<旧作全30話>5週連続「ツイン・ピークス」オールナイト!
6月23日(金)夜11:00スタート

デヴィット・リンチ監督ファン、『ツイン・ピークス』ファンには楽しみで待ち遠しい放送ですよね。

5.『ツイン・ピークス』を深読みしたあなたに書籍がオススメ!

ツイン・ピークス―ローラの日記」(扶桑社ミステリー)

ローラ・パーマーがハロルド・スミスへ預けた、彼女の日記を書籍化したもの。12歳の誕生日を迎えた1984年から殺害される直前までの彼女の真の姿が描かれています

ジェニファー リンチ (著)飛田野 裕子 (翻訳)

ツイン・ピークス クーパーは語る」(扶桑社ミステリー)

いついかなる時も自分のメッセージをレコーダーに残すFBI特別捜査官デイル・クーパー。これまでテープに残してきた彼の個人史を書籍化したもの。

レコーダーをプレゼントされた1967年のクリスマスからツイン・ピークスを訪れるまでのクーパー捜査官の人生が描かれています

スコット フロスト (著)飛田野 裕子 (翻訳)

Welcome to TWIN PEAKS―ツイン・ピークスの歩き方」(扶桑社)

観光案内のガイドブックの装いで、ツイン・ピークスという町の歴史や観光名所、住民の生い立ちを“まるで実在するかのように”紹介されています。

デヴィッド リンチ、リチャード・ソール ワーマン、マーク フロスト (著)高橋良平(監修)

「デイヴィッド・リンチ 改訂増補版 (映画作家が自身を語る)」(フィルムアート社)

デヴィット・リンチ監督とクリス・ロドリーとリンチの対談集。年代別に別れた第3章(1989年〜)の中に『ツインピークス』『ツインピークス ローラ・パーマ最後の七日間』が触れられています

クリス・ロドリー、廣木明子、菊池淳子 (翻訳)

前作『ツイン・ピークス』を観たあなたも、まだこれから観るあなたも深く知ることのできる書籍。

ドラマと一緒に読まれることをお薦めいたします。

6.まとめ

デヴィット・リンチ監督は新作『ツイン・ピークス』の放映に向けて、

「『ツイン・ピークス』が世界中でこれほどまでに成功をおさめたことは嬉しい驚きだった。WOWOWの存在は知っており、⽇本の皆さんが『ツイン・ピークス』の世界への新たな旅を楽しんでもらいたいと⼼から願っているよ。」

全米で話題沸騰の新作『ツイン・ピークス』は、WOWOWで7月22日(土)夜9:00に独占放送がスタートです!

ぜひ、お楽しみに!

関連記事

テレビドラマ/配信ドラマ

Hulu『ハンドメイズテイル侍女の物語』あらすじとキャスト!原作小説紹介も

第69回エミー賞受賞式が9月17日(現地時間)に開催されました。 毎年エミー賞のなかでも最も注目が集まるのが、プライムタイム・ドラマシリーズ部門の作品賞! 有力作品が大激戦でひしめくなか、見事!栄冠を …

テレビドラマ/配信ドラマ

ワンダヴィジョン7話ネタバレ解説|真犯人アガサの真意とモニカの“開眼”が意味するのは?

『ワンダヴィジョン』はDisney+で配信。 実現は難しいとされていた「X-MEN」シリーズとのコラボレーションによって大熱狂を呼んだドラマ『ワンダヴィジョン』。 配信日となる金曜日は「Disney+ …

テレビドラマ/配信ドラマ

Huluドラマ『侍女の物語ハンドメイズテイルズ』無料動画視聴の方法は

第75回ゴールデングローブ賞 テレビシリーズ/ドラマ部門作品賞・主演女優賞受賞『ハンドメイズ・テイルズ/侍女の物語』Huluにて2月28日(水)独占配信決定です! 海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍 …

テレビドラマ/配信ドラマ

海外ドラマ『トップオブザレイク~チャイナガール』あらすじと放送日は

女優エリザベス・モスとニコール・キッドマン共演!海外ドラマ『トップ・オブ・ザ・レイク~チャイナガール』。 1993年に公開された映画『ピアノ・レッスン』にて、女性監督として初めてカンヌ国際映画祭パルム …

テレビドラマ/配信ドラマ

海外ドラマ地上波2018『リーサル・ウェポン』あらすじとキャスト。地上波

海外ドラマ『リーサル・ウェポン』は、6月18日(月)からテレビ東京にて、毎週月から金曜の昼12時40分~放送スタートです。 “刑事なのに、イカれてる⁈ ”、ひとりの命知らずな刑事は妻を亡くし傷心の元ネ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学