U-NEXTオリジナル『マニフェスト 828便の謎』シーズン1が日本配信中
ドラマ『マニフェスト 828便の謎』は、飛行機で搭乗中、乱気流に巻き込まれ、5年後の世界にたどり着いた乗客をめぐるミステリードラマです。
ジャマイカへ旅行に出かけたストーン一家。帰国途中、オーバーブッキングのために家族は二手に分かれて飛行機に乗ります。ミカエラと兄のベン、ベンの息子で白血病を患うカルは828便に乗ることになりました。けれども、彼らが乗った828便は乱気流に巻き込まれ、着陸した世界は離陸から5年半が経過していたのです。
「マニフェスト」とは、名詞としては「搭乗者名簿」を意味するほか、「(幽霊や兆候などが)現れる、(存在を)明らかにする」「言動に表す」の動詞の意味があります。
5年半で奪われた人生、変わってしまった人との繋がり、次々に湧き出る謎……。タイトル通りの不思議な出来事が次々とおこる『マニフェスト 828便の謎』シーズン1をご紹介します。
CONTENTS
ドラマ『マニフェスト 828便の謎』シーズン1の作品情報
【日本配信】
2018年(アメリカドラマ)
【製作総指揮】
ロバート・ゼメキス、ジャック・ラプケ、ジャクリーン・レビン 、ジェフ・レーク、レン・ゴールドスタイン、
【キャスト】
メリッサ・ロクスバーグ、ジョシュ・ダラス、アシーナ・カーカニス、J・R・ラミレス、ジャック・メッシーナ、ルナ・ブレイズ、パルビーン・カウル
【吹替版】
三森すずこ、森川智之、阿部彬名、杉村憲司、田中有紀、飯沼南実、木村香央里
【作品概要】
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ 一期一会』の監督として知られるロバート・ゼメキスが製作総指揮を務めたテレビシリーズの『マニフェスト 828便の謎』。
主人公ベンには『ワンス・アポン・ア・タイム』(2011)のチャーミング王子役で知られるジョシュ・ダラス。その妹ミカエラには『スーパーナチュラル』(2005)のメリッサ・ロクスバーグ。さらに『ハウス・オブ・カード 野望の階段』(2013)などで知られるアシーナ・カーカニスや、『ジェシカ・ジョーンズ』(2015)や『POWER/パワー』(2014)で知られるJ・R・ラミレス、『ワーキングママ』(2017)のパルヴィーン・カウルなど、話題の海外ドラマに出演するキャストが集結しました。
828便に乗りあわせていたニューヨーク市警刑事のミカエラをはじめとした人々が、予測不能な事態に対峙する姿を描くSFミステリー&ヒューマンドラマ。2018~19年にシーズン1(全16話)が放送。
ドラマ『マニフェスト 828便の謎』シーズン1あらすじとネタバレ
第1話
ジャマイカへ旅行に出かけた6人のストーン一家。
ベン・ストーン(ジョシュ・ダラス)の息子カル(ジャック・メッシーナ)は白血病を患い、余命宣告されたなかでの旅行でした。
楽しいひとときも終わり、ストーン一家は、ジャマイカからニューヨークに向かうための飛行機を待っていました。
その時、「客席の定員がオーバーしているため828便に変更すれば400ドルを支払う」というアナウンスが流れます。
最初に変更を決めたのはミカエラ・ストーン(メリッサ・ロクスバーグ)でした。彼女の兄ベンも息子カルの治療費に当てられると変更することにします。
結局、ミカエルの両親とベンの妻グレース(アシーナ・カーカニス)とカルと双子の姉のオリーブ(ルナ・ブライズ)は予定通りの便で帰り、ミカエルとベン、そしてカルの3人が828便に乗ることになりました。
828便は順調に飛行しますが、上空で乱気流に巻き込まれました。ですが、すぐに乱気流を乗り越え数時間のフライトを経て無事にニューヨークのJFK空港に到着します。
ところが、到着連絡を入れていたのに、空港ではなぜかNSA(米国家安全保障局)が待ち構えて大騒ぎになっており、乗客たちは待機させられました。
ミカエラが「病人がいるのにいつまで待たせるのか」とNSAスタッフに聞いたところ、「828便がジャマイカを発ったのは2013年4月7日。でも今日は2018年11月4日。 5年半が経過し全員死亡したと思われていた」と言われました。
乗客たちは耳を疑い、当然の如く、ざわめきだしました。
ドラマ『マニフェスト 828便の謎』シーズン1の感想と評価
ドラマ『マニフェスト 828便の謎』は、タイムトラベルが招くミステリーとキャラクターの人生を深く描いたヒューマンドラマに仕上がっています。
旅行に行って飛行機の都合で二手に分かれて帰路についた家族。828便に乗ったベンとミカエラの兄妹、それにベンの息子のカルは飛行機もろとも行方不明になり、死んだものとされました。
残された家族の哀しみは想像を絶します。そして5年半たって急に戻ってきた彼らに対しての喜びも……。
しかし、5年半の月日は、周りの環境を大きく変化させました。終始漂う、自分だけが進歩から取り残されたという設定のリアルさに切ない思いがします。
ミカエラの家族にも大なり小なり変化が起こっています。それを知らないのは、過去から帰還した3人だけ。
白血病のカルに朗報が待っていたのは朗報でした。余命宣告されていたのに、5年後でも生きていたカル。未来では医術も進歩していますから、病気は治るのかもしれません。
このように悪いことばかりではないのでしょうが、気になるのは、彼らだけに聞こえる‟声”。
これは誰が何のために出しているのでしょうか。828便に搭乗していた乗客たちのその後の安否が気になる第1話でした。
まとめ
『マニフェスト 828便の謎』は、次々と衝撃の展開が待ち受けるSFサスペンス要素と、搭乗者をめぐる人間ドラマが複雑に絡みあい、結末が気になって仕方がないドラマです。
製作総指揮は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)のロバート・ゼメキスですから、タイムトラベルものはおてのものですから、そのスリリングな展開は十分楽しめる作品です。
本作のタイムトラベルは、5年半でした。5年の間、死んだものと思われていた828便の乗客が再び現社会に復帰したとき、何が起こるのでしょう。
彼らの人生はたった一回のフライトで一変してしまいます。過去から未来へやって来た者たちは、その特異性によって自らの運命は大きく動き出すのです。