Netflixドラマ『君は私の春』が2021年7月5日(月)から配信されています。
ホテルのコンシェルジュとして働くカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)が暮らすビルに、クリニックを開業した精神科医のチュ・ヨンド(キム・ドンウク)。
幼い頃にトラウマを抱えた2人の間に少しずつ信頼感が生まれ、絆が芽生えます。
『君は私の春』の作品情報
【配信】
2021年7月5日より配信(韓国ドラマ)
【演出】
チョン・ジヒョン
【脚本】
イ・ミナ
【キャスト】
ソ・ヒョンジン、キム・ドンウク、ユン・バク
【作品概要】
ホテルのコンシェルジュとして働くカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)が暮らすビルに、クリニックを開業した精神科医のチュ・ヨンド(キム・ドンウク)。そんな二人の前に現れたチェ・ジュン(ユン・パク)が衝撃の死を遂げました。
『君は私の春』3話のあらすじとネタバレ
チェ・ジュン(ユン・パク)が残したメモをもとに、ダジョンはヨンサン駅に向かい、コインロッカーでオルゴールを見つけます。そこには幼い頃に行った教会で写した写真と手紙が入っていました。
手紙には、2003年3月13日キム・ミョンジャを殺した、2018年6月3日イ・ジョンボムを殺した、2020年12月18日チョ・グァンフンを殺した、すべきことをしただけで後悔はしていない。僕はすべてを終わらせようとしている…という衝撃の内容が記されていました。
その頃、ジュンが身を投げた場所で茫然と立ち尽くしているヨンドのもとに、警察が駆けつけていました。警察が身元を確認すると、チェ・ジュンの本名は、チェ・ジョンミンと判明。ヨンドの知り合いのコ刑事は、第一発見者となったヨンドを気遣います。
そして警察で参考人として話を聞かれるダジョンは、深いショックを隠せません。気丈にふるまうダジョンの表情を見て、ヨンドは幼い頃、兄を亡くした時に見た母の表情を思い出します。
「僕の言葉でこんな表情をする人を慰めることはできない」とヨンドは思いますが、とにかく何かを食べたほうがいいと考えたヨンドは、ダジョンを食事に誘います。
ダジョンを心配するパク・ウナ(キム・イェウォン)とパク・チョルド(ハンミン)は、ビルの前でダジョンたちが帰るのを待っていました。ヨンドがあらかじめウナたちに電話をして事情を話していたのです。ウナは、ジュンと付き合うように背中を押した自分を泣きながら責めます。
別れ際、ヨンドはダジョンに薬と飴を渡します。「薬は飲まない」と一度は拒んだダジョンですが「必要になるかも」というヨンドの言うことを素直に受け入れます。
ウナが一晩ダジョンに付き添うことになりましたが、チョルドもヨンドと一緒にいることにしました。ダジョンが「ヨンドを一人にしないで」とチョルドに頼んでいたのです。
ダジョンはその夜、ヨンドからもらった薬を飲み、ヨンドも同じ薬を飲んで休みました。
翌朝、ダジョンはヨンドに、母親の住むカンヌンへ一緒に行ってくれないかと頼みます。「いいですよ」と即答するヨンドに「一人でいるのが怖いんじゃない。以前から母親との約束があり、行かないと不審に思われる」と弁解するダジョン。
店を休めないウナたちが心配して、事情を知っているヨンドに一緒に行くように頼むように言ったのでは…と言うヨンド。すべてお見通しのようです。
『君は私の春』3話の感想と評価
ようやくラブストーリーっぽい雰囲気に?
ジュンの衝撃の死で幕を閉じた2話。
3話では、ジュンの突然の死だけでなく、ジュンが残した遺書から衝撃の事実を知り動揺するダジョンの痛々しいシーンが続きました。
とてもつらい回になるのかと思いましたが、ダジョンを気遣うヨンドとの距離がさらに近くなり、ようやくラブストーリーっぽい展開になってきたところが救いでした。
特に、ダジョンの母が住むカンヌンへヨンドが運転する車で出掛けるところは、なんだか初デートを楽しむカップルのよう。
相変わらずヨンドは、ダジョンの性格を分析するのですが、ダジョンも負けずにヨンドに応酬し、ヨンドの話し方を真似するところは思わず笑ってしまいます。
そしてカンヌンでは、ダジョンの母・ミランの破壊力に圧倒されます。ダジョンが幼い頃を回想するシーンでは、暗くて覇気のない母親でしたが、現在は一人でピザ屋を切り盛りするたくましい母・ミラン。
突然娘のダジョンが連れてきた男性・ヨンドに対する質問攻撃や、ヨンドがミランに向かって軽口を叩いた「バツ」に、波打ち際でヨンドを思い切り海に向かって突き飛ばすところは、なかなかのものです。
カンヌンの海、そしてミランが、ダジョンとヨンドの距離をさらに近いものにしてくれたようです。
ヨンドが放つ癒しの言葉
ヨンドは精神科医ですから、患者をカウンセリングするように優しい言葉を放ちます。ドラマの中での出来事だと分かっていても、その言葉の数々が意外に心に響きます。
「心が傷ついたというのは比喩ではなく、傷が見えないだけで外傷を負っているんです」というヨンドの言葉は温かく、ダジョンでなくても励まされるような気がします。
そうした癒しの言葉を言うヨンド役のキム・ドンウクの優しい声に、心がじわっと温かくなる人もいるのではないでしょうか。
まとめ
今回はダジョンをサポートするヨンドの優しさを中心に描かれていました。
クスッと笑えるシーンも多かったのですが、最後の最後で、ダジョンの心を揺るがすことが起きてしまいました。ユン・パクが演じるジュンと同じ顔をした人物は一体誰なのか。まだまだ波乱が続きそうです。