Netflixで次々と制作されるヒーロードラマたち。
今回は、15年の時を経てニューヨークに戻った男の、自分を取り戻すための戦いを描いたアクションドラマ『アイアン・フィスト シーズン1』のあらすじと魅力を紹介させていただこうと思います。
CONTENTS
海外ドラマ『アイアン・フィスト シーズン1』の作品情報
【公開】
2017年(Netflix独占配信)
【原題】
Marvel’s Iron Fist
【キャスト】
フィン・ジョーンズ、ジェシカ・ヘンウィック、デヴィッド・ヴェナム、ジェシカ・ストループ
【作品概要】
マーベルコミックスの人気キャラクターを実写化したNetflixオリジナルドラマ第4弾。
主演はドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演するフィン・ジョーンズ、共演に「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでファラミアを演じたデヴィッド・ヴェナムや、ドラマ『新ビバリーヒルズ青春白書』やドラマ『ザ・フォロイング』でメインキャストを演じるジェシカ・ストループなど。
海外ドラマ『アイアン・フィスト シーズン1』の登場人物紹介
ダニー・ランド/アイアン・フィスト(フィン・ジョーンズ)
15年前に飛行機事故で死亡したとされる起業家ウェンデル・ランドの息子。
彼自身も同じ飛行機に乗っていたが、奇跡的に生き残ったあと僧侶に助けられ、15年の時を修行に費やす。
「気」を拳に集めることで、何者にも負けない強靭な拳「アイアン・フィスト」の力を発動することが出来る。
コリーン・ウィング(ジェシカ・ヘンウィック)
ニューヨークで道場を経営し、虐待やイジメで行き場のない若者を「武士道」により育て上げる女性。
力を正しいことに使えと言う言葉を説きながらも、自身は夜な夜な違法闘技場でファイトマネーを稼ぐことでギリギリ道場の経営を行うことが出来ている。
ウォード・ミーチャム(トム・ペルフリー)
ニューヨークに巨大なビルを持つ世界有数の大手企業「ランド社」の代表取締役。
ハロルド・ミーチャムの長男で、経営の才能と、その場その場で正しい判断を下せる頭脳の持ち主であるとされているが、誰にも言えない秘密を抱えており、日々の心労から薬物に依存している。
ジョイ・ミーチャム(ジェシカ・ストループ)
「ランド社」の法務部のリーダーでありウォードの妹。
父とは違う道を目指していたものの、父の死によって「ランド社」を支えることを決意した過去を持つ。
ビジネスとして「ランド社」を守るため、法律的な面から小を犠牲にする厳しい判断を下すことが出来るが、その行為とは裏腹に正しく生きたいと思っている。
ハロルド・ミーチャム(デヴィッド・ヴェナム)
ウォードとジョイの父であり、ダニーの父ウェンデルと共に「ランド社」を設立した才覚に溢れるビジネスマン。
ランド家とは家族ぐるみでの交流を持っていただが、15年前のウェンデルの事故死のあと、自身も癌を患い死亡した。
マダム・ガオ(ワイ・チン・ホー)
古来より社会の裏に潜む悪の組織「ヤミノテ」を運営する幹部の老女。
「ランド社」の内部で暗躍しており、ニューヨークに帰還した「ヤミノテ」の宿敵「アイアン・フィスト」を警戒している。
クレア・テンプル(ロザリオ・ドーソン)
コリーンの経営するチカラ道場で格闘技を学ぶ看護師の女性。
ヘルズ・キッチンの「デアデビル」、ハーレムの「ルーク・ケイジ」など、ニューヨークのヒーロー騒動に巻き込まれがちで、今回も「アイアン・フィスト」の騒動に巻き込まれていく。
ジェリ・ホガース(キャリー=アン・モス)
「ジェシカ・ジョーンズ」を探偵として雇う、大手弁護士事務所を経営する女性弁護士。
駆け出し時代にダニーの父ウェンデルに世話になったことから、15年ぶりにニューヨークへ戻ったダニーの後ろ盾となる。
海外ドラマ『アイアン・フィスト シーズン1』のあらすじとネタバレ
15年前、飛行機事故で両親ともども死亡したと思われていたダニー・ランドがニューヨークへ舞い戻ります。
大企業である父の会社、ランド社へとやって来たダニーでしたが、社長だった父の友人ハロルド・ミーチャムは既に死亡し、その子供であるウォードとジョイにも信じてもらうことが出来ず、ビルから追い出されてしまいます。
かつての自宅を訪れたダニーは、今はジョイが住んでいることを知り、ジョイに自らがダニーであることを話しますが、彼女は信じてくれません。
ジョイはこのことをウォードに話しますが、ウォードは経営権の強奪や企業の破壊工作を企むダニーの偽物であると訝しむのでした。
その後、剣道の道場を開くコリーン・ウィングのもとを訪れたダニーはカンフーの師匠として雇ってもらえないかを懇願しますが、ただのホームレスだと思われていたダニーは雇ってもらうことができませんでした。
道場の外に出た場所でランド社の警備員に襲われたダニーは、銃を使う警備員を素手で撃退すると、警備員からウォードの指示であることを聞き出しました。
ダニーの殺害に失敗したことを聞いたウォードは、実は生きていて、社会から完全に身を潜めていた父のハロルドに助言を求めます。
ハロルドはダニーの存在を危険視し、なぜ生きているのか、両親も生きているのか、なぜ帰って来たのかを考え対処することを決めます。
再びジョイのもとを訪ねたダニーは、ウォードの部下に殺されかけたことをジョイに告げますが、彼女がコーヒーに入れた睡眠薬により昏倒してしまうのでした。
精神病院で目を覚ましたダニー。
手足を縛られ、精神安定剤を飲まされているのか集中が出来ないダニーは医者に過去の話しを聞かれます。
両親と共に乗った飛行機がヒマラヤに墜落し、両親とパイロットは死亡、その後、事故現場にいた僧侶たちに引き取られたことや、事故にあう前に撮影したランド社のCMについて、撮影後にサーカスに行ったことなどの思い出話をします。
その話しを聞いた医者は、ダニーの言うことを一概に妄想とは思えず、彼をこの病院に押し付けたジョイからCMの撮影についての顛末を聞き、撮影の後サーカスに行ったダニーの話しが事実であったことを知るのでした。
ハロルドは、医者がダニーを真剣に治療しようとしていることに不服を覚え鎮静剤により酩酊状態のダニーと直接話しをします。
ハロルドが生きていることに驚きを隠せないダニーでしたが、ヒマラヤで墜落した後のことをハロルドに語り始めます。
天空の都市であるクン・ルンにあるクレーン・マザー修道院と言う場所で戦士としての修行を受けていたと答えるダニーは自分が「アイアン・フィスト」の1人であり、「ヤミノテ」と言う悪の組織を倒せる唯一の存在であると言いました。
驚いたハロルドは病室から出ると、すぐに部下のカイルに「アイアン・フィスト」についての調査を命じるのでした。
ハロルドは漠然としたダニーの会話のなかから、自身を苦しめる「ヤミノテ」に対抗できる力を持っているダニーを重要であると考え、ウォードに彼の保護を命じます。
父の行動にいら立ちを覚えるウォードは深夜、複数の部下を使いダニーを袋叩きにさせます。
しかし、暴行を受ける中で、集中力を取り戻したダニーは「アイアン・フィスト」としての能力を発動させダニーの部下を撃退。
さらに、頑丈な鉄扉を素手で破壊すると、精神病院から脱出するのでした。
チカラ道場にダニーを追うウォードの手下が現れます。
彼らを撃退し、ダニーとは関わりがないと言うコリーンでしたが、実はダニーはチカラ道場に身を隠していました。
しかし、彼女はダニーに対して、関わり合いになりたくないと述べ、翌日には出ていくようにと言います。
コリーンと交渉し1年分の家賃を払う代わりに週末まで居候させてもらえることになったダニーは、再びジョイの家に行き、対話を試みます。
死んだはずの父を夢で見たことがあると言うジョイは、様々な状況証拠からダニーが本人であることを認め、別人として生きる代わりに1億ドルを譲渡する提案をします。
しかし、ダニーはダニー・ランドとして生きる選択を選び、ジョイの提案する条件を飲まずにその場を去ります。
かつて父のもとで働いていた弁護士のジェリ・ホガースのもとを訪ねるダニー。
ジェリは父に世話になった恩義から自身を取り戻す手伝いを引き受けてくれることになり、ダニーは彼女を顧問弁護士としてランド社と対決することに決めます。
ランド社との弁護士を挟んでの話し合いで、ジェリはジョイの持っていた花瓶についた指紋から自身を完全に証明できるとウォードに話します。
会社の51%の株式と、大株主としてランド社内での重役待遇を主張したダニー。
負けを悟ったウォードは別室でハロルドと連絡を取りましたが、その様子をダニーに聞かれ、ハロルドに会いに行く道程を追跡されてしまいます。
ハロルドの隠れ家で、死んだはずのハロルドが目の前に現れ、病院で話しをしたハロルドが、幻覚でなく本人であったことに驚愕するダニー。
ハロルドは、自身はかつて全身に転移する癌に侵されたものの「ヤミノテ」の蘇生技術によって蘇ったことを話します。
しかし、それは同時に「ヤミノテ」からの脅迫の始まりでもあり、彼らの企む悪事に加担されていることを聞かされ、「アイアン・フィスト」の力で「ヤミノテ」から解放して欲しいとハロルドに頼まれるのでした。
「ヤミノテ」の実在にダニーは自身の使命を思い出し、ウォードに裁判の条件を飲ませることの代わりにハロルドへの協力を約束します。
しかし、ウォードと2人になったダニーは彼から父を信用しない方が良いと警告を受けるのでした。
要望が聞き届けられ、ランド社の筆頭株主であり、重役待遇となったダニーはランド社が進めている事業のミーティングに押し入ります。
未だ治療薬が確立していない病に対する特効薬の値段を決める会議で、ダニーは人の病に対し儲けを出すべきではないと原価での販売をするように求めます。
ミーティングを取り仕切るウォードは、ダニーに自分が言っていることの意味を再確認させた後に、筆頭株主であるダニーの意見には逆らえないとし、定価での販売を決定します。
ダニーの経営的暴走を止めるため、部屋で今後について話すダニーとジョイでしたが、突如アジア系の男たちに襲われます。
男たちを撃退したダニーは、彼らが「金の浜」と言う場所に戻ると会話をしていたことを聞き取っていました。
コリーンにその場所についての詳細を聞くと、「三合会」と呼ばれる危険な組織の根城であることが分かります。
「三合会」のヤンに直接話しを聞きに行くダニーは、ヤンがランド社に埠頭を奪われたことを逆恨みしていることに気がつきます。
何故、ランド社が埠頭を狙うのかと言う質問に対し「ヤミノテ」に脅迫されていることを伝えると、ヤンはあっさりと手を引きダニーに謝罪するのでした。
一方、ウォードは記者にランドが行った定価での薬の販売を利益の損失であると語りますが、記者はランドの行動を高く評価する記事を書き、鬱憤を募らせていました。
ダニーは、ヤンとの会話から埠頭の存在に疑問を持ち、埠頭に着いた荷物の中身を回収し、ランド社の社員に成分を調べさせます。
調査の結果それは新種の合成ヘロインで、耐性がつきにくく、注射しなくても効果を得られる性質を持ち、爆発的に広まる可能性があると知るのでした。
それらのことをウォードに話すダニーでしたが、厄介ごとに関わりたくないウォードはそれが「ヤミノテ」の仕業かもしれないと聞かれされても興味を持ちませんでした。
ダニーはランド社内に合成ヘロインの密売をしている人間がいることに気がつき、荷物が埠頭に着く頃合いに探りを入れることに決めます。
チカラ道場が入るビルを買い取り、大家としてコリーンに協力を求めるダニーは、コリーンと共に埠頭にあったコンテナの中から科学者のラドバンを救出します。
しかし、敵との戦いの最中にラドバンは刃物で刺され、重傷を負ってしまいます。
チカラ道場に通っていた看護師のクレア・テンプルによって一命をとりとめますが、クレアはこれが「ヤミノテ」の仕業だと聞くとひどく動揺します。
ヘルズキッチンで「デアデビル」と「ヤミノテ」の攻防に巻き込まれた過去を持つ彼女は「ヤミノテ」の恐ろしさを充分に知っていたのです。
ラドバンは自分が合成ヘロインの作成者であると言い、最愛の娘を人質に取られているというのでした。
一方、ラドバンの救出の際に「アイアン・フィスト」の力を使ったことで「ヤミノテ」はその存在に勘付き始めます。
ラドバンの娘がランド社の倉庫に監禁されていることに気づくダニーは、ウォードと共にランド社の倉庫を調査し始めます。
倉庫の1つでラドバンを刺した男の頭部を発見したダニーとウォードは、「アイアン・フィスト」が「ヤミノテ」から決闘を求められているメッセージを見つけます。
勝てば要求を聞き届けられると言う、古来からの決闘に参加することを決めたダニー。
クレアとコリーンは科学者の容態の悪化から、危険を冒してでも病院に連れて行くことにしますが、ラドバンは医者に扮した何者かに連れ去られ、病院から姿を消していました。
「ヤミノテ」の幹部であるマダム・ガオの監視のもと4人の刺客と戦うダニーは、壮絶な死闘の末4人を破り、人質を救出するのでした。
「アイアン・フィスト」であるダニーを放置したことを咎める「ヤミノテ」の手先がハロルドのもとに現れ、ケジメとしてハロルドに指を詰めることを要求します。
ダニーとの関係を否定するハロルドでしたが、タイミング悪くダニーが隠れ家に現れたことでハロルドは「ヤミノテ」の手先を殺害してしまいます。
鎮痛剤を切らした上に度重なる心労で精神を乱し始めたウォードを呼び寄せ、死体の隠蔽を命じるハロルド。
ウォードの精神状態はついに限界を迎え始めていました。
翌日、会社に出社したダニーは自身の役員室にマダム・ガオが現れたことに驚愕します。
ダニーが「アイアン・フィスト」の使命としてニューヨークに現れたわけではなく、ダニー・ランドとして生きるためにクン・ルンから出て来たことから、共存出来る道を提案するガオは「デアデビル」や「ルーク・ケイジ」の存在など、街の変革を語り帰路に着きました。
ダニーはガオを尾行し、ランド社内の人間との会話を盗み聞きすることで、合成ヘロインの販売に携わっていた社員を特定し、「ヤミノテ」の情報が入ったタブレットの入手に成功します。
「三合会」のヤンを煽り「ヤミノテ」との抗争に発展させたダニーは、「ヤミノテ」の倉庫から瀕死のラドバンを発見し、彼からガオの居場所を聞こうとします。
彼は「アンジョウ」とだけ答えると、そのまま息を引き取ってしまいます。
「アンジョウ」、そこは15年前、飛行機が墜落しなければダニーとその両親がたどり着いていたはずの場所でした。
そのころ、ランド社の工場が癌の発生原因であると訴える団体が何も知らないダニーと接触し、ダニーに謝罪を求めた動画が世間に流れ、ランド社は罪を認めながらも訴訟を蹴ろうとしていると社会的信頼を失いはじめます。
度重なるスキャンダルと、ダニーによるめちゃくちゃな社内改革に痺れを切らしたランド社の取締役会は、ウォード、ジョイ、ダニーの解任を決めるのでした。
一方、精神的に追い詰められたウォードは、ついにハロルドを刺し殺してしまいます。
ガオの申し出を断ったことから、親しい人に危険が迫ると考えたダニーはハロルドのもとを訪れます。
おびただしい量の血痕から、何かがあったことを知るダニーは、ハロルド殺害の痕跡を消そうとするウォードと遭遇します。
ウォードは機転を利かせ、ハロルドの殺害をガオの手先がやったことのようにダニーに言い、二度とジョイと自分に近寄らないように警告するのでした。
経営権を取締役会によって失ったウォードとジョイは、取締役のローレンスからある提案を受けます。
それは、ランド社から退職金として1億ドルを受け取る代わりに、ランド社との関りを一切絶つことでした。
会社から離れたいウォードはこの条件に納得しますが、会社に父との繋がりを感じるジョイはこの提案に納得せず徹底的に抗戦すること決めます。
ウォードに内緒で取締役からの提案を蹴ったジョイは、彼に取締役たちの不倫や背任などの秘密を握ったことを話し、ウォードは再び決断を迫られることになります。
マダム・ガオとの戦いを決意するダニーはクレア、コリーンと共に「アンジョウ」に行き、ガオが合成ヘロインの製作に使用している「アンジョウ」の工場を燃やす計画を実行に移しますが、時を同じくしてガオが工場に戻り、ダニーたちとの攻防が始まります。
ガオの部下を蹴散らしたダニーたち。
ガオの部下が武器に塗っていた毒物が、15年前の飛行機墜落の際にパイロットに盛られていたもの同じであると確信したダニーは、怒りから「アイアン・フィスト」の能力を発生させ、ガオを捕えることに成功します。
ニューヨークへ戻ったダニーは、捕らえたガオをチカラ道場に連れて行き、自白剤を使い尋問します。
ガオはダニーの父親が「ヤミノテ」との協力を拒否したことや、一方でハロルドが喜々として協力を申し出たことを話しますが、自白剤の影響を受けない彼女がどこまで本当の事を話しているのか分かりませんでした。
引き続きガオを尋問しようとするダニーでしたが、コリーンが「アンジョウ」での戦闘によって毒を受けていたことが分かります。
毒で苦しむコリーンは電話でバクトと言う男に連絡を取ることをダニーに求めます。
電話を受けチカラ道場に現れたバクトは、いとも簡単にガオの手下を倒し、ダニーに「アイアン・フィスト」の力を使いコリーンを救うように言います。
ダニーすらも知らない「アイアン・フィスト」の力を説明するバクトは、ダニーに手の先に「気」を集めさせ、傷口に当てることでコリーンの身体から毒を取り除くことに成功します。
「気」を使いきり倒れたダニーとガオを連れ、バクトとコリーンは車を走らせどこかへと向かっていくのでした。
海外ドラマ『アイアン・フィスト シーズン1』の感想と評価
15年間人里から離れ、独自の価値観を持つ修行僧として訓練を重ねたダニーの物語が描かれた今作。
物語の胆とも言える格闘シーンの殺陣は確かに格好良く、鮮やかなものでもあるのですが、今作の一番の魅力は人間ドラマにあると私は考えています。
特に「出来る人間」として周囲の人間から圧倒的信頼感を寄せられているウォードが、実は精神的にかなり脆い人間であり、徐々に精神を崩壊させていく様子は鬼気迫るものがあります。
善と悪、凛々しい外面と女々しい内面、様々な方向から板挟みになるウォードが果たして仲間になるのか、それとも凶悪な敵になるか、先の読めないこのキャラが時に格好良く、時に頼りなく描かれていて最後までハラハラしながら鑑賞できるドラマでした。
まとめ
主人公ダニーの身勝手さや精神的弱さが目立ち、残念ながら本国ではあまり評判の良くない今作。
しかし、今作の数ヶ月後から物語が始まるNetflixマーベルヒーロー集結ドラマ『ザ・ディフェンダーズ シーズン1』では、ダニーのキャラクター性が良いアクセントとなっていて、本国での評価もかなり高いものとなっています。
そしてなんと、9月7日よりNetflixで『アイアン・フィスト シーズン2』が公開されます。
クン・ルン、ダヴォス、ジョイなどシーズン1の最後で残された気になる伏線の数々が明かされるシーズン2が今から楽しみで仕方ありません。