ソフィア・コッポラ監督『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は、2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開ですね。
ソフィアファン待望の日本版予告編および、第2弾ポスターが解禁となりました!
CONTENTS
1.ポスター第2弾『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』
純真な白から滲み出る戦慄の予兆!
ソフィア・コッポラ監督の新作ポスターの第2弾は、3人の女性と1人の男性、それぞれの視線が交錯する麗しく鮮烈なものです。
白を基調としたデザインに、ストーリーで主要となるキャラクターを演じたニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングの3人の女性が大きく配置されいます。
また唯一の男性であるコリン・ファレルには、ベールのような透けたレースに覆われ、何かを予感させる血痕が描かれています。
います。
血痕と同じく鮮やかな赤色で施されたキャッチコピーには、「ひとりの男、狂いゆく女たち」とあります。
“狂いゆく女たち”とある彼女たちは白い装いで、それぞれ別の何かを見据える視線は、美しくも冷酷さを感じさせますね。
2.予告編『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』
解禁された予告編では、2017年カンヌ国際映画祭監督賞受賞作とクレジットが浮かび上がると、「閉ざされた女の園に…」とナレーションが始まり…。
学園に住む7人の女性たちによって助けられたコリン・ファレル演じる兵士が介抱される様子が映し出されます。
から始まります。
コリン演じる北軍兵士マクバニーの「君が必要だ」と甘く言葉に惑わされるニコール・キッドマン。
そんなマクバニーに心奪われ熱いキスを交わすキルスティン・ダンスト。
したたかな誘惑の素振りをみせるエル・ファニングが映し出され、1人の男性を巡り、彼女たちの眠っていた欲望が次第に目覚め狂ってゆく様が描かれています。
閉ざされた学園に住まう美しい女性たちの視線が交差し、やがて長らく守られていた秩序が崩壊…。
予告編の後半は甘美な空気は一変。落下して飛び散るシャンデリアを皮切りに、羨望のまなざしは憎悪へ豹変しています。
松葉杖を使う兵士マクバニーはどこへ向かったのか…。
血だらけのドレスで立ち尽くすニコール・キッドマンとは…。
そしてマクバニーの「俺に何をする!」と叫ぶ声を打ち消すように、静かに扉の鍵は閉められています。
あなたの想像力をかき乱し、“閉ざされた女の園”事件の真相を知りたくる予告編ですね。
3.映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の見どころは
ソフィア・コッポラ監督の長編6作目となる本作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は、過去のソフィア作品と異なった点は大きく2つあります。
①新境地のスリラー作品に挑んでいる。
②名匠ドン・シーゲル監督のリメイク版を手掛けている。
原作はトーマス・カリナンが1966年に書いた小説「The Beguiled」ですが、ソフィア監督はリメイク版を手掛けた際に意識したのは女性視点で描くことでした。
彼女は自身の作品『SOMEWHERE』(2010)を撮影していた時に、プロダクションデザイナーのアン・ロスからシーゲル監督の映画『白い肌の異常な夜』(1971)を「好きそうなストーリーだと思う」と薦められます。
ソフィア監督はその時に初めて『白い肌の異常な夜(The Beguiled:原題)』を観たそうです。
シーゲル版の主演は名優クリント・イーストウッドですが、彼女が観たことないのは無理もありません。
シーゲル版の映画公開の1971年は、ソフィア監督の生まれた年ですからね。
ソフィア監督は薦められた作品を観た感想を、「“女だけの館に男ひとり”という設定は、確かに私らしいと思った」と語っています。
まとめ
本作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』を彩るキャストは、これまでのソフィア作品のなかで最も豪華ともいえる面々が集まりました。
また、企画当初から話題を呼んだこの作品は、第70回カンヌ国際映画祭にて女性として56年ぶり、2人目の快挙となる監督賞を受賞しました。
ソフィア・コッポラ監督『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は、2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開です。
ぜひ、お見逃しなく!