唯一無二、人間椅子、初映画化。
1987年に結成され、今や海外での評価も高まりつつあるロックバンド、人間椅子。
(C) 2020 映画 人間椅子 バンド生活三十年 製作委員会
バンド生活三十年、円熟期を迎えた彼らの圧倒的なパフォーマンスを収録したドキュメンタリー『映画 人間椅子 バンド生活三十年』が2020年9月25日(金)より全国公開することが決定しました。
公開決定にあわせ、ポスターと予告編もご紹介します。
『映画 人間椅子 バンド生活三十年』について
デビュー三十周年を記念して開催されたツアー「バンド生活三十年〜人間椅子三十周年記念ワンマンツアー」の千秋楽、東京・中野サンプラザホールライブ(2019年12月13日)。
ソールドアウトした会場は開場前から熱気に包まれていました。
ライブのMCで和嶋慎治が「今日は人間椅子のベストヒットメドレーが展開されます!」と言い放ったセットリストに並ぶ名曲の数々、そして緊張感で空気が張り詰める舞台裏まで含めたライブの一部始終を撮影。
それに加えて2020年2月にドイツとイギリスで行われた初の海外ワンマンツアーでの貴重な映像も収録されます。
彼らの積み上げてきたもの、そして“現在”と“未来”を映し出す、今しか作ることのできないドキュメントフィルムが完成しました。
監督は、DIR EN GREY・BUCK-TICK・SAの劇場版を手掛けてきた岩木勇一郎。その場の空気感をありのまま切り取ることに定評がある彼が、人間椅子の魅力を余すことなく撮影しています。
『人間椅子』とは?
動画:『無常のスキャット』MV
『人間椅子』は、和嶋慎治(ギター・ボーカル)、鈴木研一(ベース・ボーカル)、ナカジマノブ(ドラム・ボーカル)の3人によるロック・バンド。
バンド名は、江戸川乱歩の小説から。70年代風ブリティッシュ・ハードロックのサウンドに、メンバー2人の出身地である津軽地方の方言を取り入れたり、怪奇をテーマとした世界観の歌詞を乗せたりと、独特の音楽性が特徴です。
1987年に、もともと高校の同級生であったギターの和嶋慎治と、ベースの鈴木研一により結成。
1989年、「平成名物TVイカすバンド天国」に出演。演奏もさることながら、鈴木のネズミ男に扮した奇抜な衣装が評判を呼びます。
1990年7月、メルダックより『人間失格』でメジャー・デビューを果たしました。
1996年、漫画『無限の住人』のイメージ・アルバムが、ポニー・キャニオンよりシングルともども発売。
ドラマーは流動的でしたが、2004年6月、ドミンゴス等で活躍中のナカジマノブが、新ドラマーとして加わり、9月にオリジナルアルバム「三悪道中膝栗毛」発表。精力的にライブ展開。
2011年8月、震災後の現実へ歩み出す意味を込めたアルバム「此岸礼讃」を発表。
2013年には世界的ロックイベントであるOZZFEST JAPAN 2013に出演。
2018年1月13日スタートの連続ドラマ『命売ります』(原作:三島由紀夫)の主題歌を担当。
2019年6月にアルバム『新青年』(通算21枚目)をリリース。 過去最高のオリコン順位を記録し、リード曲「無情のスキャット」のMVがYouTubeで世界的に話題となります。
12月には、デビュー30周年記念ベスト盤「人間椅子名作選 三十周年記念ベスト盤」をリリースしツアーファイナルとして、バンド初の中野サンプラザホールでのワンマンをソールドアウト。
2020年2月にドイツ2公演、イギリス1公演の、ヨーロッパワンマンツアーが大盛況のうちに終了。
『映画 人間椅子 バンド生活三十年』のポスターと予告編
そしてこの度、ポスターと予告編も解禁されました。
記事冒頭に掲載したポスターは、今まさに目の前でライブが行われているかのような躍動感ある仕上がりになっており、スクリーンで見る彼らの勇姿を否応なく期待させます。
また一方で予告編は、ライブパフォーマンスの激しさを表現しつつも、ドキュメンタリーだからこそ表現できる緊張感で空気が張り詰める様子も垣間見える出来上がりとなっています。
『映画 人間椅子 バンド生活三十年』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督】
岩木勇一郎
【キャスト】
人間椅子【和嶋慎治(Guitar&Vocal)/鈴木研一(Bass&Vocal)/ナカジマノブ(Drum&Vocal)】
まとめ
動画:『命売ります』MV
公開決定のニュースにあわせ、前売券もムビチケのサイトにて販売開始。
独特の世界観で展開される圧倒的なパフォーマンスをぜひスクリーンで体感してください。
ドキュメンタリー『映画 人間椅子 バンド生活三十年』は2020年9月25日(金)より全国公開です。