劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』は2019年8月9日公開!
“MANGA”は日本が世界に誇る現代文化のひとつであり、日本漫画を指す世界の共通語となっています。
そんな“MANGA”の中でも、単一作家によるコミックス売り上げ世界一としてギネスに認定されている尾田栄一郎原作の『ONE PIECE』。
2019年8月9日よりファン待望の劇場版最新作『ONE PIECE STAMPEDE』が公開されます。
そこで、シネマルシェのライター中村の独断と偏見で、これまでの劇場版「ONE PIECE」全13作品の中から10本を選出しランキングをつけさせていただきました!
とはいえ、劇場版と言っても第8作目の『エピソード オブ アラバスタ』と第9作目の『エピソード オブ チョッパー』は、テレビシリーズの凝縮版というべきものに近く、マンガ・アニメファンともに感涙必至なので、こちらは除外します。
作品情報のキャストに関しては、主要ゲストキャラクターの声優のみ記載致しました。
CONTENTS
第10位から第6位まで紹介
第10位『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』
【日本公開日】
2005年
【監督】
細田守
【キャスト】
大塚明夫/オマツリ男爵
渡辺美佐/リリー・カーネーション
草尾毅/ムチゴロウ
池松壮亮/DJガッパ
【作品概要】
今や日本が誇るアニメーション監督の名匠の1人、細田守監督の長編アニメーション監督作品です。
もともとスタジオジブリにいた細田守監督が、『ハウルの動く城』制作時のスタッフ召集の失敗とその失敗による経験をもとに、この作品を生み出しました。
これまでの作品とは一味違う世界観の中、麦わらの一味の絆が描かれています。
『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』のあらすじ
航海の途中、「オマツリ島」の地図と永久指針(エターナルポース)を手に入れた麦わらの一味。
彼らはパラダイスと書かれていた島の地図を頼りに、島を訪れました。
島の当主だと名乗り出たのはオマツリ男爵という、肩に謎の花を乗せた男。
この男は、数々の不条理な試練を麦わらの一味に突き付けてきます。
最初は楽しんでいたルフィ達。しかし、その試練によって次々と麦わらの一味が仲間割れをはじめます…。
『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』のみどころ
公開当初は「ONE PIECE」作品でもほかの作品とは毛色が違うと感じました。
画の線が全体的に細かったり、激しいアクションバトルよりはシリアスなストーリーが多かったり。
それもそのはずこの作品は『サマーウォーズ』(2009)『バケモノの子』(2015)の細田守監督が手がけていました。
刃物が弱いゴム人間のルフィがあまりにも倒れなさすぎて、ちょっとゾッとしました。
細かく言えばこれまでの作品との違いはまだいろいろありますが、どちらかというと大人向けの作品です。
第9位『カラクリ島のメカ巨兵』
【日本公開日】
2006年
【監督】
宇田鋼之介
【キャスト】
稲垣吾郎(SMAP)/ドクター・ラチェット
加藤浩次(極楽とんぼ)/マジ将軍
山本圭壱(極楽とんぼ)/ホンキ大佐
京田尚子/ローバ
権造/青野武
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」の第7作目です。
監督は宇田鋼之介。テレビシリーズの初期ディレクターを務めた1人です。
特別出演として稲垣吾郎、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が敵役を務めます。
体調不良の大谷育江に代わり、トニートニー・チョッパー役を伊倉一恵が務めました。
『カラクリ島のメカ巨兵』のあらすじ
航海を続ける麦わらの一味。彼らは難破した海賊船から宝箱を手に入れました。
宝箱に目を輝かせるナミ。難なく宝箱の鍵を開け早速中を見てみると、そこには老婆が入っています。
見なかったことにして航海を続けようとしますが、老婆は助けてくれたお礼にと、自分の島の財宝伝説を話します。
うさんくさいと思うクルーに対し、財宝は必ずあると信じて疑わないルフィ。
仕方なく一行はその「メカ島」へ向かいますが…。
『カラクリ島のメカ巨兵』のみどころ
タイトルに“カラクリ島”と名がつくだけあり、麦わらの一味はカラクリに悩まされます。
思ったほどの戦闘シーンはなく、わりとあっさり決着がつく戦いばかりでしたが、それだけではないのがこの映画のストーリー。
脚本を務めたのが、『オマツリ男爵と秘密の島』に引き続いて放送作家の伊藤正宏なのですが、バラエティの放送作家と言うこともあり、この作品はコメディ色を強めにしてきた印象でした。
第8位『ねじまき島の冒険』
【日本公開日】
2001年
【監督】
志水淳児
【キャスト】
堀内賢雄/ボードロ
矢島晶子/アキース
玄田哲章/ベアキング
田中秀幸/ビンジョーカー
林原めぐみ/ハニークイーン
青野武/スカンクワン
田の中勇/ブージャック
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」の第2作目です。
2009年に公開された劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』まで、東映アニメフェアの最高記録でした。
バロックワークスの面々や、Dr.くれは、火拳のエースなど、テレビシリーズの展開に合わせてエンディングにキャラクターを登場させ、原作やテレビシリーズ同様にところどころ小ネタが仕込まれています。
『ねじまき島の冒険』のあらすじ
とある島でバカンスを楽しんでいた麦わらの一味。
しかしそんな中、ゴーイングメリー号が目の前で盗まれてしまいました。
途中で出会ったボードロとアキースという兄弟から、近辺の海域を荒らしているトランプ海賊団が犯人ではないかと指摘されます。
トランプ海賊団が根城にしているねじまき島に向かうルフィ達麦わらの一味。
ところが、トランプ海賊団の罠によって、ナミ、サンジ、ウソップ、ゾロと次々と仲間達がさらわれていき…。
『ねじまき島の冒険』のみどころ
ボードロがアキースを思う強い兄弟愛は心を和ませてくれます。
冒頭部分で、麦わらの一味がなぜ結婚式用の貸衣装を着ていたのか、疑問が感じられますが、結局その疑問は回収されないまま終わってしまいます。
テレビシリーズでレベッカの声を務めることになる林原めぐみが、敵役の1人として登場している貴重な作品ともいえます。
第7位『珍獣島のチョッパー王国』
【日本公開日】
2002年
【監督】
志水淳児
【キャスト】
折笠愛/モバンビ
青野武/ハゲオウム
藤田淑子/カラスケ
江原正士/バトラー伯爵
関智一/ヘビー総裁
郷里大輔/ホットドッグ将軍
【作品概要】
劇場版『ONE PIECE』の第3作。
ドラム王国を飛び出し、麦わらの一味の一員として船医トニートニー・チョッパーが参加した初めての劇場版です。
テレビシリーズとは違い、ドラム王国前後を麦わらの一味と共に旅を続けるアラバスタのビビ王女とカルーが登場しないという、パラレルワールド的な展開となっています。
『珍獣島のチョッパー王国』のあらすじ
航海を続ける麦わらの一味。
現在の海域に珍獣ばかりしか住んでいない王冠島と呼ばれる島があることを知ります。
そこに黄金の力を宿した宝があるという話を耳にし、目の色を変えるナミ。
いざ進もうとするもチョッパーは、危険だからよそうと提案します。
そんな中突然、海底火山が爆発したかとおもうと、ゴーイングメリー号は宙を舞い…。
『珍獣島のチョッパー王国』のみどころ
チョッパーが麦わらの一味に加わって間もない頃の長編作。
チョッパーが人間と動物との狭間で揺れながら、麦わらの一味としての意識の成長を見ることができる作品です。
監督を務めた志水淳児監督がアニメシリーズのディレクターも務めただけあって、それぞれのキャラクターの立ち位置がはっきりできている作品でした。
第6位『ONE PIECE FILM Z』
【日本公開日】
2012年
【監督】
長峯達也
【キャスト】
大塚芳忠/ゼット
香川照之/ビンズ
篠原涼子/アイン
子安武人/青雉(クザン)
石塚運昇/黄猿(ボルサリーノ)
佐々木希/ゾノミ
田中美保/ホーミー
西内まりや/マリンばあちゃん
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」第12作目です。
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』で劇場版作品に関わった原作者の尾田栄一郎が、今回は総合プロデューサーとして携わっています。
脚本に人気放送作家の鈴木おさむ。「ONE PIECE」ファンとしても有名です。
『ONE PIECE FILM Z』のあらすじ
新世界・ファウス島にある海軍基地を、襲撃した組織“NEO海軍”。そのリーダーは、全海賊の抹殺を目論む元海軍大将ゼットでした。
彼らは、巨大なエネルギーを持つ鉱物「ダイナ岩」を奪い、ダイナ岩によって3つの火山島「エンドポイント」を破壊しようとしていました。
部下のアイン・ビンズと共に、ダイナ岩の奪取に成功したゼット。
海軍大将と交戦し、徐々に追い詰められますが、戦闘中にダイナ岩を起爆して大噴火を起こし、ファウス島を海に沈めたのでした。
一方、魚人島を出港し新世界を航海中のルフィたち麦わらの一味。
ダイナ岩の爆発に巻き込まれ、意識を失った状態で漂流していたゼットを助けましたが…。
『ONE PIECE FILM Z』のみどころ
前作の『ONE PIECE FILM THE STRONG WORLD』に引き続き、尾田栄一郎が関わっています。
そして「ONE PIECE」好きで知られる放送作家の鈴木おさむが脚本を手掛けるだけあって、前作以上に設定と背景が細かくなっています。
原作にも沿った内容と言うことで、ジャンプ掲載と前後してキャラクターの現在の姿が描かれていたりします。
年老いてもなお自らの信念を貫くゼットと、彼を慕う部下の師弟愛は涙を誘います。
第5位『ONE PIECE』
『ONE PIECE』の作品情報
【日本公開日】
2000年
【監督】
志水淳児
【キャスト】
野沢那智/ウーナン
今井由香/トビオ
青野武/岩蔵(がんぞう)
内海賢二/エルドラゴ
【作品概要】
記念すべき劇場版「ONE PIECE」の第1作目です。
東映アニメフェアの作品として公開されたので、『デジモンアドベンチャー』との2本立てでした。
劇場作品でありながら、テレビシリーズの延長のような作品で、オープニングとエンディング、ナレーションがあります。
「ONE PIECE」作品の中で唯一、セル画での製作作品でもあります。
『ONE PIECE』のあらすじ
イースト・ブルーで航海を続ける麦わらの一味。
海賊エルドラゴに捉えられていたトビオという少年を偶然助けました。
トビオは、世界の黄金の3分の1を奪いつくしたと伝えられる大海賊ウーナンに憧れていて、その熱い思いをルフィ達に語ります。
死んだと語り継がれているウーナンを、生きていると信じて疑わないトビオに対し興味を抱いたルフィ。
船の行き先を黄金の島へと向けますが…。
『ONE PIECE』のみどころ
初期の作品のため、麦わらの一味はまだ4人しかいません。
今は亡き声優の野沢那智、青野武、内海賢二が麦わらの一味以外のメインで登場しているので、往年の声優ファンにはたまらない作品です。
ウソップがただのヘタレでしかなところが、初期の作品の良さでもあります。
派手な戦闘シーンはないものの、ルフィが純粋に他人のために戦うという、とてもシンプルでわかりやすい内容。
“海賊としての誇り”や“剣士としての誇り”というルフィやゾロが海に出たころの初心を思い出させてくれます。
第4位『ONE PIECE FILM GOLD』
『ONE PIECE FILM GOLD』の作品情報
【日本公開日】
2016年
【監督】
宮元宏彰
【キャスト】
山路和弘/ギルド・テゾーロ
満島ひかり/カリーナ
菜々緒/バカラ
濱田岳/タナカさん
ケンドーコバヤシ/ダイス
北大路欣也/レイズ・マックス
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」の第13作目。
『ONE PIECE FILM Z』に引き続き、原作者尾田栄一郎が、総合プロデューサーを務めます。
この作品は、33の国と地域で上映され、日本だけでなく海外でも人気の高さがうかがえます。
脚本は『謎解きはディナーのあとで』や『LAIR GAME』の黒岩勉。
『ONE PIECE FILM GOLD』のあらすじ
新世界で冒険を続けるモンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味。
彼らが訪れたのは世界最大のエンターテインメントシティと称される「グラン・テゾーロ」でした。
そこはこの世のものとは思えないほどの華やかな空間で日夜ショーやアトラクションで賑わっています。
世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪が集う世界政府公認の「独立国家」。その未知の光景にルフィたちは胸を躍らせました。
早速到着したカジノホテルのカメ車レースで賞金を獲得したルフィたち。
その後もあらゆるギャンブルに勝ち続けていきますが…。
『ONE PIECE FILM GOLD』のみどころ
今回の舞台でもあるカジノシティはホテルの中でありながらレースが催されたり、悪魔の実の能力者から金が湧き出るなど、アニメーションだからこそできる設定の1つであると言えます。
また、細かく設定されている悪魔の実の能力や、原作やテレビシリーズで登場するキャラクターはもちろん、単行本で生まれたキャラクターも登場するなど、原作者が関わったこその見どころもたくさん。
原作者の尾田栄一郎が映画に携わることで、原作の進みが滞ることはファンとして少し残念に感じることもありますが、彼の性格上、映画製作側から声をかけられ関わった以上、中途半端にできない真っすぐさの表れのため、前向きに応援したいですね。
第3位『デッドエンドの冒険』
『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の作品情報
【日本公開日】
2003年
【監督】
宇田鋼之介
【キャスト】
宮本充/シュライヤ・バスクード
永井一郎/ビエラ
酒井美紀/アナグマ
石田太郎/ガスパーデ
小杉十郎太/ニードルス
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」第4作目。
これまでの東映アニメフェアで上映されていた作品と違い、1時間半にもなる初の長編で、麦わらの一味の7人目クルーとなったニコ・ロビンが初めて登場する映画作品です。
監督はテレビシリーズのディレクターを務めた宇田鋼之介。
この作品以降、芸能人が特別出演するようになっていきました。
『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』のあらすじ
ハンナバルという島の港町に立ち寄っていた麦わらの一味。
海賊だけで行われる何でもありのレース“デッドエンド”が行われると聞きつけます。
高額の賞金に目がくらんだナミと冒険を求めるルフィ。
麦わらの一味は“デッドエンド”に参加し、一路ゴールとなる島を目指し、船を海へ漕ぎ出しましたが…。
『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』のみどころ
それまでの4作品とは違って、少しスケールの大きな作品となっています。
海軍やたくさんの海賊団が絡んできたり、いくつかの話が交錯してストーリーが展開していくなど、映画らしい仕上がりです。
元海軍であったガスパーデ将軍は、近頃の作品にはいない冷酷無比でとことん悪者なキャラクター。
話の内容としては、過去と現在の因縁の様なものを感じながら話が進んでいきますが、少し設定に無理があるのでは?と感じる箇所がいくつか…。
主な戦闘はルフィとガスパーデ将軍なので、ゾロやサンジがそんなに戦うことはありませんが、ルフィや仲間を見守る、ゾロの男くさい男らしさや、サンジのスマートなカッコよさが出ている作品となっています。
第2位『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の作品情報
【日本公開日】
2009年
【監督】
境 宗久
【キャスト】
竹中直人/金獅子のシキ
中尾隆聖/Dr.インディゴ
銀河万丈/スカーレット隊長
北島康介/キタジマ
シャオ/水田わさび
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」の記念すべき第10作目です。
この作品は、第34回日本アカデミー賞において優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
劇場版として初めて原作者の尾田栄一郎が製作総指揮を務めることになり、2010年の上半期邦画興行成績ランキングで第1位となりました。
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』のあらすじ
グランドラインで航海を続ける麦わらの一味。
彼らのもとに、ルフィ達の故郷でもあるイーストブルーの島が、いくつも襲われているという衝撃的なニュースが舞い込んできました。
旅を中断して故郷へ戻ろうとするルフィ達。そんな彼らの目の前に、空飛ぶ巨大な海賊船が現れました。
そこに載っていたのは伝説の大海賊である金獅子のシキ。彼は、かつて海賊王と呼ばれたゴールド・ロジャーが生きていた時代に、ロジャーや白ひげとともに恐れられていたのでした。
そんな彼が目を付けたのは、麦わらの一味の航海士ナミで…。
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』のみどころ
尾田栄一郎が関わっているだけあり、話の背景がとても細かいです。
麦わらの一味の初期メンバー5人にとってかかわりの深いイーストブルーを話の核として持ってきたり、ガープやセンゴク、ノジコ、ロジャーなどが登場するのも原作者ならではのストーリー展開となっています。
小ボケの多いシキのキャラクターですが、そのほかのところで笑いが成立して話としては成り立っていくため、そんなに小ボケいらないのでは、と感じるところもあります。
シキの強さを見せつけられても挑んでいくルフィ達と、彼らを信頼するナミの絆の強さに心打たれます。
第1位『ONE PIECE 呪われた聖剣』
『ONE PIECE 呪われた聖剣』の作品情報
【日本公開日】
2004年
【監督】
竹之内和久
【キャスト】
中村獅童/サガ
内博貴/トウマ
佐々木誠二/ビスマルク
青野武/ブーコング
柚木涼香/マヤ
久本雅美/イザヤ
【作品概要】
劇場版「ONE PIECE」第5作目です。
監督は「ドラゴンボール」シリーズ等で演出を務めていた竹之内和久。
ゾロの幼なじみで、ゾロと同じ道場で剣術の修行をしていたサガ役には、歌舞伎役者2代目中村獅童。
『あらしのよるに』のガブや『DEATH NOTE』のリューク役、『ヴェノム』のシンビオートの吹替など、声優としての活動も知られている彼ですが、実は本作が声優としてのデビュー作です。
『ONE PIECE 呪われた聖剣』のあらすじ
伝説の美しい宝刀“七星剣”と、目も眩むようなお宝が隠されているというアスカ島。
そこに上陸した麦わらの一味でしたが、メリー号の船番をしていたゾロが、いつのまにか姿を消してしまっていました。
方向音痴のゾロを心配して麦わらの一味が探しに島の奥に向かうと、村を襲う海軍剣士の中にゾロの姿があり…。
『ONE PIECE 呪われた聖剣』のみどころ
“呪われた聖剣”というだけあって、ゾロをメインとしたストーリーです。
敵役のサガはゾロと同じ道場で幼少期を過ごしたという設定ですが、原作やテレビシリーズをくまなく見ている方にとっては疑問抱く点もあります。
しかし、それを置いておいても、申し分ない展開を見せるストーリー。
特別出演として敵役を務めた中村獅童は、エンドクレジットを見るまで気がつきませんでした。
声の仕事を主にされている方々と、引けを取らない演技のうまさ。何より中村獅童をサガ役にキャスティングしたことにより、何の違和感もなく映画の世界へ入り込めました。
ゾロが、昔の仲間を大切に思う純粋さに胸が熱くなります。
まとめ
尾田栄一郎原作の漫画『ONE PIECE』。
少年少女だけではない、かつて少年少女だった大人でさえ虜にするストーリーと、魅力的なキャラクター構成で、ファンをいつまでも飽きさせることなく最新刊は2019年7月時点で93巻を数えます。
テレビアニメも20周年を迎え、劇場版最新作『ONE PIECE STAMPEDE』の公開も待ち遠しいところです。
2019年7月に放送された、映画の前日譚ともなる特別編の前編は、海賊女帝ボア・ハンコックと、映画のメインの敵役ダグラス・バレットと何やら因縁のあるシードル・ギルドが登場。
彼らが劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』のどこでどう絡んでくるか、ますます期待は膨らみ、2019年8月9日の劇場公開が待ち切れません!