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Entry 2017/03/10
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ケイシー・アフレック映画おすすめ5選!マンチェスター以外も名作!

  • Writer :
  • Yuko


(C)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
第89回アカデミー賞で初めて主演男優賞を獲得したケイシー・アフレック。これまでは兄ベン・アフレックの陰に隠れている感のあったケイシー・アフレックですが、お兄さんに負けず劣らずの実力派俳優なんです。

ケイシー・アフレックは、1995年『誘う女』で映画デビューし、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『オーシャンズ11』、『インターステラー』など多数の映画に出演しています。

2007年の『ジェシー・ジェームズの暗殺』では、アカデミー助演男優賞にもノミネートされるなど高い評価を得ました。

2016年には主演映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で、アカデミー主演男優賞受賞のほか、その前哨戦となる映画賞レースもほとんど総なめにしました。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、兄の死をきっかけに故郷へと戻った主人公が、16歳の甥の後見人となって過去に起きた悲劇と向き合っていく人間ドラマです。2017年5月13日に日本公開となります。


そんなケイシー・アフレックがこれまで出演してきた映画の中から厳選した5作品をピックアップしてお届けします!

1.ケイシー・アフレックの映画デビュー作『誘う女』


(C)ColumbiaTriStarPictures/Photofest/ゲッティイメージズ

『誘う女』の作品概要

1995年のアメリカ映画。監督は、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のガス・バン・サント。出演は、ニコール・キッドマン、マッド・ディロン、ケイシー・アフレック、ウェイン・ナイト、ホーランド・テイラー、ホアキン・フェニックスほか。

第53回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)受賞。

『誘う女』のあらすじ

お天気キャスターをつとめるスーザン・マレット。子供の頃から有名ニュースキャスターになるという野望を持つ彼女は、その夢を叶えるためには夫の存在が邪魔だと気づき、ある計画を思いつきます…。

『誘う女』のおすすめポイント

アメリカで実際に起こった殺人事件を元に、鬼才ガス・バン・サント監督が手掛けたサスペンスドラマです。

ケイシー・アフレックは、スーザン・マレット(ニコール・キッドマン)に誘惑される男子高校生3人組のうちの1人・ラッセルを演じています。

ケイシー・アフレックが映画デビューを果たした作品ですので、この頃はとても初々しさがあります。ニコール・キッドマンが強烈な印象を残す作品ですが、ホアキン・フェニックスやケイシー・アフレックなど脇役の活躍も楽しめる作品です。

2.ブラピと競演した緊迫の心理サスペンス『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)

『ジェシー・ジェームズの暗殺』の作品概要

2007年のアメリカ映画。監督は、『チョッパー・リード/史上最凶の殺人鬼』のアンドリュー・ドミニク。出演は、ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック、サム・シェパード、サム・ロックウェル、メアリー=ルイーズ・パーカーほか。

第80回アカデミー賞助演男優賞ノミネート、第65回ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞ノミネート。第64回ベネチア国際映画祭主演男優賞を受賞。

『ジェシー・ジェームズの暗殺』のあらすじ

19世紀後半、北米。悪名高きアウトローとして数々の犯罪に手を染め、法をあざけり、自分自身のルールで生きてきたジェシー・ジェームズ。理想に燃える野心家の若者、ロバート・フォードは、そんなジェシーの仲間になれたことを心から喜んでいましたが、思わぬ事態が彼らを待ち受けていました。

両者のジェシー暗殺に至るまでの心理を丹念に描き出した西部劇です。

『ジェシー・ジェームズの暗殺』のおすすめポイント

19世紀アメリカの伝説的人物、犯罪者ジェシー・ジェームズと、彼を暗殺したロバート・フォードの人物像に迫るサスペンスドラマです。

主演のブラッド・ピットがベネチア国際映画祭で主演男優賞を獲得した作品ですが、ケイシー・アフレックが主役といっても過言ではないほどの存在感を放っています。ジェシーに対して引き金を引くまでの繊細な心境の変化を巧みに表現しています。

心地よい緊張感が漂うストーリー展開、そして名優2人の競演にあなたもきっと痺れるはずです。

3.デニス・レヘインのミステリー小説の映画化『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007)

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』の作品概要

2007年のアメリカ映画。監督は、ベン・アフレック。本作が監督デビュー作。出演は、ケイシー・アフレック、ミシェル・モナハン、モーガン・フリーマン、エド・ハリス、エイミー・ライアンほか。

エイミー・ライアンが第80回アカデミー賞助演女優賞ノミネート。第65回ゴールデングローブ賞最優秀助演女優賞ノミネート。他にもニューヨーク映画批評家協会賞助演女優賞など多くの賞を受賞しています。

原作者デニス・レヘインの『愛しき者はすべて去りゆく』を映画化。

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のあらすじ

ボストンで私立探偵として働くパトリックとアンジーは、幼なじみのカップル。

ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生します。その3日後、警察の捜査に限界を感じたアマンダの叔母夫婦が、パトリックたちのもとに捜索依頼に現われます。

あまり気の進まないパトリックとアンジーでしたが、アマンダの行方を調べ始めます。

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のおすすめポイント

少女の誘拐事件をテーマに、観る者に、幸せとは何か?正義とは何か?を突きつける社会派ドラマです。

ケイシー・アフレックは私立探偵パトリックを演じています。脇を固めるエド・ハリスやモーガン・フリーマンの演技も安定感抜群。

ベン・アフレックの初監督映画ということですが、緊迫感溢れる展開、そして意外な結末へと続くストーリーを見事に描き出しており、完成度が高く見ごたえたっぷりな作品です。

4.内なる狂気が目覚める主人公を怪演『キラー・インサイド・ミー』(2010)

『キラー・インサイド・ミー』の作品概要

2010年のアメリカ、スウェーデン、イギリス、カナダ合作映画。監督は、『ひかりのまち』のマイケル・ウィンターボトム。出演は、ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、ジェシカ・アルバ、ネッド・ビーティほか。

アメリカを代表するノワール小説の名手ジム・トンプソンの「おれの中の殺し屋」を映画化。

『キラー・インサイド・ミー』のあらすじ

1950年代の米テキサス。保安官助手として働くルー・フォードは、職場では勤勉で、恋人とは仲むつまじく、住民からも頼られる好青年でした。

ある日、ルーは娼婦のジョイスと偶然出会って以来、長年封じ込めてきた殺意が爆発します。
冷徹な殺人鬼に変ぼうしていく姿を描いたサスペンスドラマ。

『キラー・インサイド・ミー』のおすすめポイント

この作品でケイシー・アフレックは、本能的な残虐性に目覚める主人公ルー・フォードを演じています。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では、主人公の明るさと暗さを巧みに演じ分けたことで高い評価を得ましたが、この作品でも温厚な自分ともう一人の自分といった人間の二面性をうまく表現しています。

暴力・殺人のシーンは衝撃的ですし、狂気に目覚め変貌していく主人公には不気味さが漂います。また、ジェシカ・アルバが美しく作品を彩っています。

5.数人の男女の恋愛模様を描いた『200本のたばこ』(1999)

『200本のたばこ』の作品概要

1999年のアメリカ映画。監督は、本作が監督デビューとなるリサ・ブラモン・ガルシア。出演は、ベン・アフレック、ケイシー・アフレック、ギレルモ・ディアズ、ジャニーン・ガロファロー、ギャビー・ホフマン、ケイト・ハドソン、エルヴィス・コステロほか。

『200本のたばこ』のあらすじ

1981年大晦日、新年を迎えようとするお祭り気分のニューヨーク。新しい出会いを求め、パーティー会場へと急ぐ若者で街は賑わっていました。

恋人と別れたばかりのルーシーとケヴィンはお互いが気になり始め、モニカの従姉妹ヴァルはナンパ中、モニカの元カレは振られそう…。彼らは果たして新年を、新たな恋人と過ごすことが出来るのか?

『200本のたばこ』のおすすめポイント

年越しパーティーに集う男女の姿をコミカルに描いた恋愛群像劇です。10人近くの個性的な若者たちの恋愛を描いたオムニバス映画のような作品です。

ケイシー・アフレックが兄のベン・アフレックと共演しています。ケイシー・アフレックは、映画の中でヴァル(クリスティーナ・リッチ)にナンパするパンク少年・トムを演じています。

キャストが意外と豪華で、贅沢な気分も味わえます。深く考えずに、軽い気持ちで見られる作品ですよ。

まとめ

オスカー獲得を果たし、偉大な俳優たちの仲間入りをしたケイシー・アフレックの出演作から5作品をピックアップしてお届けしました。

気になる作品はありましたか?どの作品を見てもケイシー・アフレックの優れた演技力を堪能できると思います。

2017年5月には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が日本でも公開されます。こちらも期待したいですね!

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