(C)Shayne Laverdière, Sons of Manual
2017年2月公開のお薦めの洋画作品を、Cinemarche 編集部のスタッフが、ズバリ!満足度間違いなしの4作品をピックアップ、あなたにお届けします!
カンヌ国際映画祭グランプリのグザヴィエ・ドラン監督最新作!注目度ナンバーワンのアカデミー賞候補のミュージカル映画!演技派俳優の共演ジェイク・ギレンホールとナオミ・ワッツの作品まで。
さあさあ!あなたは2017年2月、劇場でどんな洋画を観ますか?
メジャー系おすすめ1.『たかが世界の終わりに』(2017年2月11日公開)
『たかが世界の終わりに』の作品概要
あの若きイケメン天才監督、グザヴィエ・ドランが送る新作映画『たかが世界の終わり』が、2017年2月11日公開いたします!
主人公ルイ役を演じるフランス俳優ギャスパー・ウリエルは、『ロング・エンゲージメント』で有望若手男優賞を受賞。
妹スザンヌ役を演じるレア・セドゥは、カンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞。あの映画『007 スペクター』では、ボンド・ガール役を演じています。
母マルティーヌ役を演じるナタリー・バイは、数多くの映画に携わる大御所女優で、その演技は今作必見です。
兄アントワーヌ役を演じるヴァンサン・カッセルは、『ブラックスワン』で主人公ニナを追い詰めた演出家を演じていましたね。
カンヌ映画祭では常連のグザヴィエ監督が撮影した新作は「家族の愛」をテーマとした物語。
繊細に表現された「愛の形」をフランスの名優達が演じ、自らの死が近く主人公ルイを中心に家族の葛藤、ぶつかり合い、まさに自分もその場に居るような気持ちになってしまいます。
ルイや家族の生き様に、あなたの目にも、きっと涙と感動のクライマックスが待っています。
『たかが世界の終わりに』のあらすじ
自らの死が迫っている事を告げる為、12年ぶりに帰郷した人気作家のルイ。
母マルティーヌはルイの好きな料理を用意し、幼い頃兄のルイと別れ兄の顔を覚えてない妹シュザンヌは今か今かと兄を待っていた。
喜ぶ母と妹と違い、兄アントワーヌは何食わぬ顔で彼を迎えた。
母が作った美味しい料理を食べながら何気なく続く久々の会話に話は弾む、内心ルイは戸惑っていたが、デザートを食べたら自身の事を打ちあけようと決心した。
しかし、そんな中兄が発言した過激な一言で突然空気は変わってしまった……。
『たかが世界の終わりに』のここがおすすめ!
様々な感情表現をより詳しく、良い意味で生々しく演じているフランスの名俳優達による演技が凄く見応えがあり、次に起こる展開が気になり観ている人を魅了してしまいます。
主人公ルイ役のギャスパー・ウリエルの演技には必見です!
メジャー系おすすめ2.『ラ・ラ・ランド』(2017年2月24日公開)
『ラ・ラ・ランド』の作品概要
名作『セッション』で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督。今回はライアン・ゴズリングとエマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。
売れない女優とジャズピアニストの恋愛を名作ミュージカル映画を彷彿させるロマンチックな歌とダンスに描きます。
前作『セッション』で、米国アカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演。
第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第41回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞。第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか、同賞の映画部門で史上最多の7部門を受賞した作品。
『ラ・ラ・ランド』のあらすじ
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。
そんなある日、ミアは素敵なピアノの音色に誘われジャズバーへの入る、そのピアニストの彼の名はセブ(セバスチャン)、自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいとずっと夢見ていたていた。
やがて二人は恋におち、互いを応援し合いそれぞれの夢を実現しようと頑張っていく。しかし、セブが夢のための資金作りに入ったバンドが成功したことから、二人の心は段々とすれ違いはじめる…。
『ラ・ラ・ランド』のここがおすすめ!
なんと言ってもゴージャスな世界観やメロディー、ダンスがとても素晴らしい作品。映像を見ているだけでそのロマンティックな雰囲気に魅了されてしまい、二人の今後はどうなるの!?と二人のドキドキハラハラさせられてしまうすれ違いの展開は必見!
二人の夢はどうなるのかと思わず応援してしまう事間違いなしです!
【「映画『ラ・ラ・ランド』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も」は、こちらに詳細が!】
ミニシアター系おすすめ1.『人類遺産』(2017年2月公開)
『人類遺産』の作品概要
『いのちの食べかた』『眠れぬ夜の仕事図鑑』で知られる、ニコラウス・ゲイハルター監督が、世界の“廃墟”に迫った映画「HOMO SAPIENS」が、邦題「人類遺産」を2017年3月4日公開。
ビジュアルから伝わる壮絶な光景が、どんな映画だろうと、思わず観て観たいと思わせるような雰囲気がひしひしと伝わってきます。
ニコラウス・ゲイハルターが、4年の歳月を費やし、日本を含んだ世界70カ国以上に及ぶ廃墟の風景を独特の映像美で切り取ったドキュメンタリー、第66回ベルリン国際映画祭でフォーラム部門に出品。
『人類遺産』のあらすじ
壮大な美しい映像のなか、現実の人間たちが誰もいなくなった世界が壮大に描かれ、広々とした光景を動物達が自由に暮らし、ただただ自由な世界観をスケールたっぷりで描かれています。
人が1人もいない壮絶な風景は、空虚な世界は過去の我々地球の姿なのか、それとも今後起こる世界の光景なのか…。
『人類遺産』のここがおすすめ!
この作品には、ナレーションや説明テロップはありません。また、福島第一原発から4キロのところで撮影した映像もあります。
ここで一体あの時に何が起こっ他のか、今なお何が起きているのか、とても考えさせられます。また、あのチェルノブイリ周辺の風景も映し出されることで、この2つの場所は共鳴し合っていたようにも感じました。
多くの廃墟を見終えて、何か胸に残る虚無感はいったいナゼなのでしょう。また。人類の愚かさも感じてしまいました。
ミニシアター系おすすめ2.『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』(2017年2月18日公開)
『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』の作品概要
第66回ベルリン国際映画祭 金熊賞、エキュメニカル審査員賞、アムネスティ・インターナショナル賞、ベルリーナー・モルゲンポスト紙読者審査員賞。第56回イタリア・ゴールデングローブ賞大賞。第70回ナストロ・ダルジェント賞 特別ドキュメンタリー賞、第7回バーリ国際映画祭編集賞、イタリア映画記者全国労働組合賞ドキュメンタリー部門 銀のリボン特別賞など、数々の映画祭で話題の映画。
ベネチア映画祭金獅子賞を受賞した『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』のジャンフランコ・ロージ監督が難民問題に迫ったドキュメンタリー映画。
『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』のあらすじ
イタリア最南端にある小さな島、ランペドゥーサ島は、北アフリカにもっとも近いこの島で友だちと手作りのパチンコ遊びが大好きな12歳の少年サムエレの視点を通して、島の人々のごくありふれた平和な毎日を写しています。
しかし、そんな小さな島を目指し、アフリカや中東から命からがらで地中海を渡り、ヨーロッパへ密航する難民や移民たちの玄関口というもうひとつの島の顔がありました…。
『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』のここがおすすめ!
ごくありふれた少年サムエレを中心に描かれ、小さな島で巻き起こる事件に心を痛めつつも、少年と一緒に目の当たりにする現実に、人間の在り方考えさせられる映画でした。
2017年2月公開の新作映画(洋画)まとめ
2017年2月も期待と満足度ある映画(洋画)4作品を、Cinemarche編集部スタッフ
で話し合い、あなたにおすすめをいたしました。
以上で2017年2月公開のあなたに是非オススメしたい作品をまとめてみました、いかがでしたか?
全体をまとめ人間の感情やまるで自分がその映画の中にいるような気持ちになる作品ばかりで、どれも自分自身と見つめ合い、色々と考えさせられるような作品となっています。
どの作品も涙を流し、感動してしまう良い作品ばかりなので、是非一度映画館に足を運び自分で作品を体感してみてください!
大切な人と一緒に観る事で、より深く映画を楽しめる事間違いなしです。
ぜひ、2017年2月も劇場で映画(洋画)をご覧ください。ぜひ、お見逃しなく!