Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ラブストーリー映画

Entry 2025/04/22
Update

『タイヨウのウタ(韓国映画)』あらすじ感想と評価考察。リメイク版でチョン・ジソ×チャ・ハギョンが演じる感動と希望のラブストーリー

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『タイヨウのウタ』は2025年5月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開!

遺伝子疾患のため太陽の光を浴びられないヒロインと、彼女を支える青年の姿を描く感動の純愛の物語『タイヨウのウタ』が、2025年5月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開されます。

日本で映画・ドラマ化され大ヒットを記録した『タイヨウのうた』を、韓国のチョ・ヨンジュン監督がリメイクしました。

主演は『パラサイト 半地下の家族』のチョン・ジソ。男性アイドルグループVIXXのメンバー・リーダーのチャ・ハギョンが共演します。

プツリと外の世界から遮断された世界にいたヒロインを大空へと羽ばたかせたのは、素敵な恋でした。胸を打つラブストーリーの魅力をご紹介します。

映画『タイヨウのウタ』の作品情報


(C)2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA”(“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.

【日本公開】
2025年(韓国映画)

【監督】
チョ・ヨンジュン

【キャスト】
チョン・ジソ、チャ・ハギョン、チョン・ウンイン、チン・ギョン

【作品概要】
1993年の香港映画『つきせぬ想い』を原案に、坂東賢治の脚本により色素性乾皮(XP)を患い、夜しか活動できないミュージシャンの少女と少年の純愛を描いたラブストーリー。

2006年にシンガーソングライターYUIと塚本高史主演にて映画化。その後も沢尻エリカと山田孝之によるTVドラマ化、ついにはハリウッド映画化など、世界各国でリメイクされてきた感動のラブストーリーを、韓国のチョ・ヨンジュン監督がリメイクしました。

『パラサイト 半地下の家族』(2019)でダヘ役を演じて大ブレイクしたチョン・ジソと、男性アイドルグループVIXXのメンバー・リーダーで、ドラマ『無人島のディーバ』でも注目されているチャ・ハギョンが共演。

映画『タイヨウのウタ』のあらすじ


(C)2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA”(“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.

XP(色素性乾皮症)という遺伝子疾患のため太陽の光を浴びることができないミソルは、いつも部屋の中から外を見つめていました。

やがて、家の前でキッチンカーでフルーツを売っている青年ミンジュンに恋心を抱くようになります。

いつもは昼間しか来ないはずのキッチンカーが夜間販売に来ているのを見つけたミソルは、慌てて外に駆け出しました。その日以来、彼女は常連客となりミンジュンに急接近します。

ミソルがギターを手に歌を披露するとミンジュンは絶賛し、弾き語りの映像をSNSで配信するよう勧めます。歌ではなく病気にばかり注目が集まることを懸念したミソルは、顔出しせずに歌だけの配信を始めました。

配信は評判を呼びますが、やがてSNS上でミソルの身元がバレてしまい……。

映画『タイヨウのウタ』の感想と評価


(C)2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA”(“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.

懸命に生きるシンガーの少女ミソルと、新米役者の青年ミンジュンとの切ない恋愛ストーリーです。

ミソルはXP(色素性乾皮症)という難病を抱えており、昼間に外を歩くことができません。いつも部屋でギターを手に歌を作り、ひとり歌って密やかに暮らしていましたが、自宅前に果物を売りに来るミンジュンに淡い恋心を抱くようになります。

ミソルを演じるチョン・ジソが、切なく甘い歌を歌い上げ、観る者の心を揺さぶります。生きる喜びと痛み、悲しみのないまぜになった歌声に、若いヒロインの思いや性格すべてが映し出されていることを感じ取れることでしょう。

ミンジュン演じるチャ・ハギョンの溌剌とした演技にも注目です。太陽そのもののように明るく頑強な身体と精神を持つミンジュンに、ミソルが惹かれずにいられなかったのがよくわかります。

2人の恋の橋渡しをする、ミソルの親友オッキョンもとても魅力的です。黒縁のアラレちゃんメガネ姿で愛嬌たっぷりの彼女は、ミソルと世界をつなぐ大切な窓でした。自分を愛しいつも傍にいてくれる親友に、ミソルは誰より支えられていたに違いありません。

ミンジュンの勧めで歌を配信するようになったミソルの前に、新しい世界が開き始めます。人は皆、それぞれの場所で自分の花を咲かせる権利と自由があります。持っている困難の度合いや種類は違っても、心の持ち方ひとつで道は開けることを、ミソルから教えられることでしょう。

痛みを知るミソルだからこそ書ける歌があり、表現できる歌声がありました。外の世界とつながったミソルは、新たな苦難に向かい合うこととなりますが、それすらも彼女にとって大切な経験になっていきます。

希望と絶望がせめぎ合う人生で、ミソルが得た大切な真実とは何だったのでしょうか。どうぞ最後まで見届けて下さい。

まとめ


(C)2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA”(“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.

生きることの喜び悲しみがぎっしり詰まったラブストーリー『タイヨウのウタ』。いつもしっかり前を向くヒロインから目が離せません。恋人ミンジュンとの深い絆が涙を誘います。

今あるすべてに心から感謝を捧げたくなる一作です。

映画『タイヨウのウタ』は2025年5月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開です。



関連記事

ラブストーリー映画

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』ネタバレ感想【白石和彌監督】

『ユリゴコロ』などで知られる沼田まほかるのベストセラー小説を、映画『凶悪』の白石和彌監督が映画化。主演は蒼井優と阿部サダヲ、共演に松坂桃李、竹野内豊。 第22回釜山国際映画祭に正式出品された本作は、か …

ラブストーリー映画

『台北セブンラブ』感想レビュー。台湾式恋愛映画には首都の街並みさながらにデザインされたキャラクターたちが登場⁈

虚構と現実のはざまで クラウドファンディングによって日本公開が決まった台湾映画『台北セブンラブ』。 台湾巨匠傑作選2019~恋する台湾~@K’s cinemaにて日本初上映、その後2019年5月25日 …

ラブストーリー映画

映画『胸が鳴るのは君のせい』ネタバレあらすじと結末の感想評価。キャスト浮所飛貴と白石聖の青春ラブストーリー

ドキドキが止まらない!「好き」が鳴り止まない。 紺野りさ原作、累計発行部数250万部を突破する大人気恋愛コミック『胸が鳴るのは君のせい』が、ジャニーズJr.「美 少年」の浮所飛貴と白石聖の共演で実写映 …

ラブストーリー映画

『ストロベリームーン』映画原作ネタバレあらすじ感想と評価レビュー。純愛小説のピュアな思いが‟令和イチ泣ける”と評判のラブストーリー!

ピュアな純愛小説『ストロベリームーン』が実写映画化決定! 高校1年の男子・佐藤日向と入学式の日に出会った美少女・桜井萌。萌は自身の病気を隠して日向と交際を始めます。余命という期限のある幸せで切ない時間 …

ラブストーリー映画

映画『ラブセカンドサイト』ネタバレあらすじ感想とラスト結末の評価。大人のラブストーリーをフランソワ・シビルが演じて“真実の愛”を知る

最愛の女性が自分を知らない世界に迷い込み本当の“愛”を知るラブストーリー 『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督、『エール!』の制作陣が再タッグ! 若くして結婚したユーゴ・ジェラン監督が「一 …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学