1973年に世界を震撼させたオカルト映画の金字塔である名作映画『エクソシスト』。
そのテレビドラマシリーズ版で、2017年9月に全米放送開始となったばかりの最新シーズンの邦題『エクソシスト 孤島の悪魔』。
本作ドラマは2018年1月26日(金)よりスターチャンネルにて独占日本初放送が決定しました。
CONTENTS
1.ドラマ『エクソシスト孤島の悪魔』の作品情報
【公開】
2017年(アメリカ放送)
【原作】
ウィリアム・ピーター・ブラッティ
【監督】
ルパート・ワイアット
【キャスト】
アルフォンソ・ヘレラ、ベン・ダニエルズ、ジーナ・デイヴィス、ハンナ・カスルカ、ブリアンヌ・ハウイー
【作品概要】
1973年に公開されたウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』のリメイク版として、原作は同じくウィリアム・ピーター・ブラッドリーの小説『The Exorcist』。
時代設定や舞台設定を映画版と変えたことで、新たなオカルト作品としてニュー・バージョンとしての“悪魔祓い”を蘇らせた作品。
2.ドラマ『エクソシスト孤島の悪魔』のあらすじ
心に闇を抱えた子どもたちを預かるファミリーホーム、彼らを保護するという謎めいた管理人と子どもたちを守ろうとする児童相談所職員。
そして巻き起こる数々の怪現象の裏に悲しい真実が隠されていました…。
果たして、2人のエクソシスト(悪魔祓い師)は怪現象の謎を解き明かし、子どもたちを救うことができるのか?
絶海の孤島で巻き起こるスリリングとミステリアスな超常現象の謎に、トマスとマーカスの2人のエクソシストが挑んだ先に見たものとは…。
*各話エピソード毎のあらすじは第4章にて記載。
3.ドラマ『エクソシスト孤島の悪魔』の見どころと評価
本ドラマはまったく新しい舞台で、新たなストーリーが展開されるシーズン。
クリエイターである『ファンタスティック・フォー』のジェレミー・スレイターと、『ゴシップガール』などの作品で多くの実績を持つジェイソン・エンズラーが、監督と製作総指揮を担当しています。
またキャストには2人のエクソシスト役に、『センス8』のアルフォンソ・ヘレラと、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のベン・ダニエルズといった実力派俳優を起用。
さらに、『スター・トレック BEYOND』のジョン・チョーをはじめ、『デッドプール』のブリアンナ・ヒルデブランド、『ザ・フォロイング』のズレイカ・ロビンソンなど、個性的なキャストが集結していることも注目です。
見どころ① オカルト映画の金字塔がテレビシリーズに蘇える!
1973年に名匠ウィリアム・フリードキン監督によって制作されたオカルト映画の金字塔『エクソシスト』。
公開された当時、“エクソシズム(悪魔祓い)”をテーマとした戦慄の内容が世界に大きな衝撃を与えて世界中で大ヒット。
米国アカデミー賞ではホラー作品としては異例の作品賞、監督賞を含む全10部門にノミネートされ、脚色賞と音響賞の部門受賞します。
また後にシリーズ3作までの続編が製作されました。
現在も“エクソシズム”をテーマにした映画や、作品の手法を模倣した映画は数多く作られ、オカルト映画の金字塔として映画史に燦然と輝く、あの名作の魅力をテレビシリーズとして再確認出来るとかと、映画ファンの注目度は高まっています。
見どころ② 回転する首は見れ、あの名曲の音楽は聴けるのか?
映画『エクソシスト』と同じく、原作はウィリアム・ピーター・ブラッドリーの小説『The Exorcist』。
時代設定や場所を置き換えて制作された本ドラマですが、1973年の映画第1作目で、カラス神父が悪魔祓いの最中に殺された事件が劇中に登場しますし、映画『エクソシスト』の世界観も踏襲してると言えるでしょう。
また『エクソシスト』の代名詞ともいえる悪魔が憑依した人体の回転する首や、あの戦慄のテーマ曲も使われるなど、映画『エクソシスト』を観た世代のファンも納得するのではないでしょうか。
4.ドラマ『エクソシスト孤島の悪魔』の各話エピソードのあらすじ
第1話「我が叫びを」
聖アンソニー教会の若き神父トマス。彼の教会へ通う信者でふたりの娘を持つ母アンジェラから悩みを打ち明けられました。それは家に悪霊がおり、娘のキャサリンに取り憑こうとしているという相談でした。アンジェラの話を信じられないトマスでしたが、ある夜、悪霊が取り憑いた少年を救おうと戦うマーカスという神父の夢を見たことで…。
第2話「悪魔を語れば」
トマス神父はケイシーに取り憑いた悪魔の姿を垣間見ました。補佐司教イーガンに悪魔祓いの許可を求めますが認められず、成す術がありません。行動を起こさないトマスに業を煮やしたアンジェラは、教会にある聖水を盗み出し、食事に乗じてケイシーに飲ませようと試みますが…。
第3話「扉をたたく音」
ケイシーが悪魔憑きの徴候を見せ始めたのは5ヵ月前。キャサリンが運転する車で事故を起こし、同乗する親友のジュリアを死なせてしまっていました。5ヵ月が経って、ジュリアとキャサリンが所属していたバレエ団では、ジュリアの追悼会が開かれます。ランス家は家族揃って見に行く計画を立てますが、そんな中、トマスの紹介でランス家に立ち寄ったマーカスはケイシーの部屋であるオルゴールを見つけますが…。
第4話「悪霊が住む街」
電車内で若い男を襲ったケイシーは措置入院させられます。医師の医療方針に異議を唱えるも従わざるを得ないアンジェラ。トマス神父を呼び出し、何としても悪魔祓いをしてほしいと懇願しました。その訴えを聞いたトマスはイーガン司教に禁じられた悪魔祓いを行うため、ある人物に相談を持ち掛けますが…。
第5話「母の告白」
マーカスとトマスは遂にケイシーの悪魔祓いを開始します。しかし強力な悪霊は決して怯むことなく立ち去ることはありません。そして油断したトマスは悪霊の誘惑に捕まりかけてしまいます。そんな中、ケイシーに取り憑いた悪霊にある事を囁かれたヘンリーは、妻のアンジェラに疑惑を募らせていきます。悪霊など信じられないキャサリンは、ケイシーの叫び声に耐えられず警察を呼びますが…。
第6話「堕天使たちの宴」
救急隊員を殺害して行方をくらましたケイシーを探すため、トマスは教会でボランティアを募り、マスコミも利用して捜索を開始しました。捜索は難航しますが、アンジェラの元にケイシーかもしれない遺体を発見したという知らせが入ります。一方ローマ教皇来訪の準備を進めるマリアの邸宅は、街の名士たちで形成される「昇天の会」の会合が開催されていたが…。
第7話「偽りの父」
湖でケイシーを見つけたマーカス。バーナデットのいる女子修道院でシスターたちと悪魔祓いを行うことにします。トマスは先に家族へ知らせるべきだと主張しますが、マーカスに止められ何が正しいのか悩みます。トマスはアンジェラに嘘を付き、マーカスとともに修道院で悪魔祓いを続けますが、ケイシーの状態は悪化していく…。
第8話「よみがえる悪夢」
ケイシーが修道院にいることを知ったアンジェラ。彼女は悪魔祓いを受ける娘に付き添うことにします。マーカスたちはアンジェラを囮に敵をお引き出しますが、アンジェラは悪霊によって40年前の自分の姿を見させられます。一方ベネットは発見した遺体の山を匿名で通報します。彼はギーヨ枢機卿にも死体の件を報告し、教皇歓迎委員会の一員が事件に関与を話しますが…。
第9話「162」
多くの人が抗議に押し寄せるなか、クリスの遺体が運び出され、その居間でランス一家への事情聴取が行われています。気づいたら母が階段の下に倒れていたと話すアンジェラは、ジャフィーの手を取り、悪霊が彼女に乗り移った時の幻視を見せます。一方マーカスは、チェリーやレスターとともにベネットの足取りを追い、彼が敵に捕まったと確信したのですが…。
第10話「3つの部屋」
アンジェラに乗り移った悪霊は家族3人を部屋へと閉じ込め、その場に演って来たトマスを苦しめます。一方サイモンに捕まったマーカスは、ベネットとともに倉庫に監禁。サイモンは拘束した2人を傷つけ、悪霊に身を捧げるよう迫ります。そんな折、教皇暗殺計画実行の時が刻一刻と迫り…。
まとめ
ジェレミー・スレイターは、2017年7月に開催された「コミコン」でのインタビューで、「日本のホラー映画の恐怖は自然がベースになっているものが多いが、本作にはその影響がみられるかもしれない」と述べました。
抒情的なジャパニーズ・ホラー作品からインスピレーションを受けたことを語ったことで、本ドラマにも日本のホラーが得意とする心理的な恐怖演出が新たなモチーフとして入れられるかに期待できそうです。
2018年初頭1月26日(金)より、スターチャンネルにて独占日本初放送!
注目のテレビシリーズにオカルト・ファン待望の話題作『エクソシスト 孤島の悪魔』の放送を、ぜひお見逃しなく!