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Entry 2019/02/03
Update

映画『フロントランナー』あらすじネタバレと感想。実在の大統領選候補者をヒュー・ジャックマンの演技力で堪能する

  • Writer :
  • 村松健太郎

1988年のアメリカ大統領選挙の民主党予備選の中で実際に起きたスキャンダルを映画化した『フロントランナー』。

ジョン・F・ケネディの再来と呼ばれ当時の世論のトップを走り、まさに最有力候補(=フロントランナー)だった政治家がわずか三週間で転落する様を描き出します。

主演はヒュー・ジャックマン。共演にヴェラ・ファミーガ、アルフレッド・モリーナ、J・K・シモンズ。

監督は『JUNO』『マイレージ、マイライフ』ノジェイソン・ライトマン。

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映画『フロントランナー』の作品情報


【公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
The Front Runner

【原作】
マット・バイ『ALL THE TRUTH IS OUT』

【製作・監督】
ジェイソン・ライトマン

【製作総指揮・脚本】
マット・バイ

【脚本】
ジェイ・カーソン、ジェイソン・ライトマン

【キャスト】
ヒュー・ジャックマン、ベラ・ファーミガ、J・K・シモンズ、アルフレッド・モリーナ、ケイトリン・デバー、モリー・イフラム、クリス・コイ、アレックス・カルポフスキ、ジョシュ・ブレナー、トミー・デューイ、マムドゥ・アチー、アリ・グレイナー、スティーブ・コールター、スペンサー・ギャレット、スティーブ・ジシス、ビル・バー、ケビン・ポラック、マイク・ジャッジ、サラ・パクストン、トビー・ハス

【作品概要】
『グレイテスト・ショーマン』や「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマンが実在の政治家ゲイリー・ハートを演じたドラマ。

大統領選挙の候補者が失脚していくスキャンダルを描いています。

映画『フロントランナー』のキャラクターとキャスト

ゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)
民主党のホープで大統領候補の一人

リー・ハート(ヴェラ・ファミーガ)
ゲイリーの妻

ドナ・ライス(サラ・パクストン)
マイアミでゲイリーと出会い、騒動の渦中に

ビル・ディクソン(J・K・シモンズ)
ゲイリーの選挙参謀

ベン・ブラッドリー(アルフレッド・モリーナ)
ワシントンポスト紙主幹

ボブ・ウッドワード(スペンサー・ギャレット)
ワシントンポストのベテラン記者

A・J・パーカー(マムドゥ・アチー)
ワシントンポストの若手記者

トム・フィドラー(スティーヴ・ジシス)
マイアミ・ヘラルド紙の記者

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映画『フロントランナー』のあらすじとネタバレ

1984年民主党の大統領選予備選に挑んでいたゲイリー・ハートは撤退を宣言します。

しかし、当時最年少で大統領選に挑んだゲイリー・ハートは、ケネディ大統領の再来とも呼ばれ、4年後には主役になると誰もが思っていました。

そして、4年後。ゲイリーは大統領選の主役・最有力候補=フロントランナーとして大統領選への出馬を宣言します。

選挙参謀のビル・ディクソンは陣営の引き締めに余念がありませんが、本心ではゲイリーの勝利を確信していました。

そんな中、ワシントンポストの若手記者パーカーは、ゲイリーに密着取材を進めます。

そしてパーカーは、ゲイリーが妻と別居していることを問い、質問しますが…。

以下、『フロントランナー』ネタバレ・結末の記載がございます。『フロントランナー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ゲイリーは共和党候補にも同じ質問をするのか?と逆に聞き返して相手にしません。

ただ、よりリベラルで清廉さを求められる民主党の候補者であるゲイリーには、この部分はクリアにされるべきとパーカーは感じていました。

全米を遊説して回る中で、ゲイリーはマイアミでドナという若い女性と知り合います。

その後、マイアミの地元紙マイアミ・ヘラルド紙のトム・フィドラーのもとに、週末ゲイリーと友人の女性がワシントンで密会するという電話が入ります。

最初は相手にしなかったトム・フィドラーでしたが、ゲイリーが急に予定を変えてワシントンに入ったことを知ると彼を追うことになります。

果たして、ゲイリーのワシントンの家に女性が入っていく姿を撮影することに成功したマイアミ・ヘラルドは、スクープとしてこれを報じます。

さらに、密着していたパーカーの感触から報道は、事実だと感じだワシントンポストも報道することになります。

このスキャンダル報道でフロントランナーだったゲイリー・ハートは、わずか三週間で大統領選からの撤退を余儀なくされるのでした。

結果として民主党は大混乱に陥り、共和党のジョージ・H・W・ブッシュが大勝します。

この一連のゲイリー・ハートに関する報道は、アメリカにおいて政治家のプライベートがより重要視されるようになった転換点ともいうべき事件でした。

映画『フロントランナー』の感想と評価

最も映画に登場する新聞「ワシントンポスト」

ワシントンポストはワシントンD.Cの地方紙でありながら、世界的に影響力を与える新聞の一つです。

1877年に創刊されたワシントンポストが一気に世界的な新聞に躍り出たのは、1970年代の頭のこと。

当時のアメリカ政府内で作成されたベトナム戦争に関わる文章で、表に出ていなかった当時のインドシナ半島での秘密工作など網羅した文章です。

この一部がニューヨーク・タイムズに一部が記載されると、時のワシントンポスト編集主幹ベン・ブラッドリーは全文を入手するように動き、結果として全文を入手し大スクープとなり、ワシントンポストは世界的な新聞となりました。

参考映像:『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)

この流れはスティーブン・スピルバーグ監督のトム・ハンクスとメリル・ストリープ共演の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』でしっかりと描かれています

この時、若手記者の一人にボブ・ウッドワードという記者がいました。

この記者が同僚のカール・バーンスタインと共に徹底的に追求したのが、ニクソン大統領をアメリカ大統領史上、唯一死亡以外の理由で大統領職辞職に追い込んだ“ウォーターゲート疑惑”です。

参考映像:『ザ・シークレットマン』(2018)

この流れはリーアム・ニーソン主演の『ザ・シークレットマン』『大統領の陰謀』で描かれています。

そして本作のゲイリー・ハートの報道があります。

ペンタゴン・ペーパーズ』でトム・ハンクスが、『大統領の陰謀』ではジェーソン・ロバーズが、『フロントランナー』でアルフレッド・モリーナが演じているベン・ブラッドリーは同一人物です。

また、『ザ・シークレットマン』でジュリアン・モリスが、『大統領の陰謀』でロバート・レッドフォードが、『フロントランナー』でスペンサー・ギャレットが演じるボブ・ウッドワードは同一人物でピュリッツァー賞を受賞した記者です。

いわゆる“調査報道”を報道スタイルの王道の一つにした功績は大きく、最近でも映画になった元CIA職員エドワード・スノーデンからリークされた情報を多くの記事にしています。

アメリカの首都ワシントンD.Cを拠点にしているために、アメリカ現代政治の実話ベースの話となると欠かせない存在のワシントン・ポスト。

現在はボブ・ウッドワードが編集主幹を務めています。

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まとめ

『グレイテスト・ショーマン』や「X-MEN」シリーズで人気を博したヒュー・ジャックマンが、主人公で実在の政治家ゲイリー・ハートを演じています。

本作の演出は『マイレージ、マイライフ』や『JUNO ジュノ』で米国アカデミー賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。

主人公のゲイリーは、若さからジョン・F・ケネディの再来と称されながらも、女性問題のスキャンダルで失脚した人物。

ゲーリーの支持率はどのように急落し、予備選の当落線上から姿を消したのか?

ぜひ、劇場でご確認ください!



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