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Entry 2018/01/26
Update

『さまよう刃』フル動画を無料視聴!PandoraやDailymotionよりも配信で快適に見る

  • Writer :
  • Yasu

映画『さまよう刃』の原作はベストセラーとなった東野圭吾作の同名小説。

やり場の無い怒りや無念さがありありと伝わってくる、日本映画批評家大賞の主演男優賞を受賞した、寺尾聰の演技力に注目の『さまよう刃』

本作のあらすじや作品解説、またパンドラTV(Pandora)やデイリーモーション(Dailymotion)の視聴方法から、おすすめなHuluで無料視聴する方法まで、ご紹介いたします。


(C)「さまよう刃」製作委員会

1.映画『さまよう刃』の作品情報


(C)「さまよう刃」製作委員会

【公開】
2009年(日本映画)

【原作】
東野圭吾

【脚本・監督】
益子昌一

【キャスト】
寺尾聰、竹ノ内豊、伊東四郎、長谷川初範、木下ほうかキャスト、池内万作、岡田亮輔、佐藤貴広、黒田耕平、酒井美紀、山谷初男

【作品概要】
妻に先立たれ、一人娘の成長だけを楽しみに生きていた男が、ある日突然、残虐な少年犯罪により娘を失い、復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、自ら犯人を追い復讐へ突き進む姿を描いた物語です。

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2.映画『さまよう刃』のあらすじとネタバレ


(C)「さまよう刃」製作委員会

女子高生3人組を追いかける1台の車。

娘の帰りを待つ、2年前に妻に先立たれた長峰重樹の元に1本の電話。娘からです。

「もうすぐ帰るね」「気をつけて帰れよ」昨日までと変わらない今日、のはずが…。

川のほとりで1人の女子中学生の遺体。

翌朝、長峰の元に1本の電話が「警視庁の者です」。

霊安室へ向かう長峰、そこには変わり果てた娘の姿がありました。

娘の遺体を確認するや長峰は、嗚咽を漏らすことも泣き崩れることもなく娘の顔をじっと見つめます。

目の前にある残酷で非現実的である現実を、眼前にさらされた男の姿そのものでした。

そして、長峰の娘の体内から薬物と二人の精液が発見されます。犯人から薬物を注入された挙句蹂躙されたのです。

ある日、長峰が家に戻ると男の声でこのような留守録が残されていました。

その留守録には「娘さんは、菅野快児と伴埼敦也に殺されました。これはいたずら電話ではありません」という言葉が、伴埼の住所と伴崎の部屋の鍵のありかとともにありました。

その伴埼の住所へと向かう長峰は伴埼の部屋に入ります。

そこで一つのビデオテープを再生します。画面に流れたのは娘が蹂躙されている映像でした。

吐きながら嗚咽を漏らす長峰。そこへ伴埼と思われる男が戻ってきます。

長峰は後ろから包丁で刺します。

「伴埼敦也だな。菅野快児はどこだ」「長野の、ペンション」長峰は部屋を後にします。

伴埼敦也は死に、凶器となった包丁から長峰の指紋が見つかったことから、警察が殺人犯として長峰を追いかけることになります。

警察署では長峰の娘を連れ去った車を運転していた中井誠が事情聴取を受けています。

車を出したことを白状する中井。長峰宅の留守番電話を使って伴埼の存在を長峰に知らせたのも中井です。

長峰から警察に手紙が届きます。

【伴埼敦也殺害事件を担当したおられる警察関係者の皆様へ。すでにお分かりのことと思いますが、伴埼敦也を殺したのは私です。妻を亡くした私にとってたった一人の肉親、あの子がいたからこそこれからをいきていく意味を持てました。伴埼はそれを奪った。しかも、それは残忍で狂気に満ちているもので……】という内容のものでした。

手紙の内容はこれだけではありません。

伴埼に対する思い、伴埼は未成年で長峰が願う罰は与えられないため自分が罰したいうのです。

何があってもこれから、まだある思いを成し遂げるべく進んでいくことが書かれていました。

まだある成し遂げるべき思い、それは菅野快児を殺すこと以外にありません。

“長野のペンション”という情報を頼りに菅野を探している長峰、携帯電話で家の留守録をチェックすると、「菅平のつぶれたペンションに菅野はいる」という中井の声が入っていました。

一気に菅野に近づく長峰。

しかし、警察もまた長峰と同じように菅野の居所を掴みかけているのでした。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『さまよう刃』ネタバレ・結末の記載がございます。『さまよう刃』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
長峰はペンションをたずねては、そこにいる人に菅野の写真を見せて「この人知りませんか?」と聞いて回ります。

廃墟になっているペンションに入った時、脚をケガした長峰は、全国指名手配犯となり、伴埼を殺した経緯や、長峰が警察に送った手紙の内容が広く世間に知れ渡ることになるのでした。

つぶれたペンションを探し回っている長峰が、宿泊先としているペンションに戻ると警察がきていました。

新聞で指名手配されている長峰のことをペンションオーナーの娘が知り、警察に通報したのです。

咄嗟に長峰は、猟から戻ってきたペンションのオーナーから猟銃を奪い取って、というよりも、ペンションオーナーから猟銃を渡されて車に乗って逃げます。

「俺だってあの人と同じ、娘を持つ父親なんだ」と、ペンションオーナーは長峰の味方になったのです。

警察は、菅野の居所を突き止めます。そこはやはり、長野の廃業しているペンションで買春斡旋の拠点でした。

そのペンションへ向かう警察。

ペンションに入ると、菅野も長峰もいません。長峰はペンションの外で身をひそめて中の様子をうかがっています。

ペンションの中では買春に携わっている少女を刑事が見つけます。その少女にかかってくる電話は菅野からです。

「普通に戻ってくるよう言ってくれればいい」という刑事の指示を無視して、その少女は「逃げて!」と言います。

ペンションの近くまで来ていた菅野は逃げます。

外にいた長峰は菅野を追いかけますが、脚をケガしていることもあり、追いきれません。

刑事の織部は長峰を発見しますが、逃げてしまいます。織部は長峰に同情し、刑事であること以上に人間として、長峰の行動に心の中で賛同していたのです。

警察は中井を使って菅野をおびき出すことに成功。

菅野は中井から金を借りるつもりで川崎で中井と会うつもりでいます。

その頃、長峰は廃墟となったペンションに潜伏しています。そこに1本の電話が入ります。

「織部と申します。明日、午後2時川崎駅に菅野が現れます」そうです。織部は、刑事であるにも関わらず、長峰に“チャンス”を与えたのです。

そして、所、川崎駅。いたるところに刑事たちが配置されているなか、中井は菅野と接触します。

菅野を見つけた瞬間、菅野確保に向けて刑事たちは菅野を追います。なかなか菅野を確保できない刑事達。

すると、そこに長峰の姿。ふところから出したのは、ペンションのオーナーから受け取った猟銃でした。

銃口を菅野に向ける長峰。まわりは刑事達と一般市民で溢れかえっています。

目が据わっている長峰、菅野に接近します。菅野の喉に銃口を突き付ける長峰。

刑事達は長峰に拳銃の銃口を少し離れた所から向けています。

刑事達はいよいよ長峰を撃つべく拳銃の引き金を引きにかけますが、その時、長峰が語り始めます。

「この男は娘を辱め、殺した。わが国では未成年者に極刑は望めない。だから私自身がこの男に審判を下す」

「うわーーーーーーっ」という獣のような叫び声と共に響き渡るパンッ!という銃声。

倒れたのは長峰でした。銃声は刑事が撃った拳銃のものだったのです。

確保される菅野。長峰は菅野が川崎に出てくることを教えてくれた織部に対して、その時こう話していました。

「私が間違っているのかもしれません。彼らの犯した罪に対して死を持って報いる事は決して許されるものではありません。彼らに課す罰は、死にも値する恐怖だと思います。それが、彼らの本当の後悔に繋がるのなら」

織部は上司から、「長峰が菅野に突き付けていた猟銃は空砲だった」報告を受けました。

3.映画『さまよう刃』の感想と評価

筆者がこれまで観てきた映画の中で、一番というか、ダントツで主人公のセリフが少ないと思われる映画です。

娘を亡くした無念さや怒りを、表情や立ち居振る舞いで表現しています。

寡黙で何かにまっすぐな想いを抱いて生きていく男は、もはや、寺尾聰の十八番ですね。

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まとめ

娘を残酷な方法で殺された男に同情し、さらには味方になっている刑事やペンションのオーナーが存在感を発揮しています。

彼らのセリフに頷く人は多いと思います。しかし、最の後の主人公はちょっと優しさ出しすぎでしょうか。

娘に残酷なことをした2人のうち1人はあっさり殺しておいて、残ったもう1人には最後の最後に情けをかけるという、人によって感じ方は違うかもしれません。

東野圭吾原作の映画はどれもドキドキさせてくれます。『さまよう刃』も期待していいと思いますよ。

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※紹介している情報は2018年1月時点のものです。配信作品の状況が変わっている可能性もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。

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