鬼才ギャスパー・ノエ監督✕モニカ・ベルッチ主演の衝撃作再び!
2002年の第55回カンヌ国際映画祭最大の衝撃作と喧伝され、公式上映の際にはリアルかつあまりにも強烈な描写の連続に途中退場者が続出した、ギャスパー・ノエ監督作『アレックス』。
20世紀最大の問題作にして、まごうことなき傑作『アレックス』を、ギャスパー・ノエ監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築。
オリジナルの『アレックス』を超える衝撃を観客に突きつける新たな作品『アレックス STRAIGHT CUT』となり銀幕に蘇ります。
第76回ヴェネツィア国際映画祭(2019)にてワールドプレミア上映された本作『アレックス STRAIGHT CUT』は、この度2021年10月29日(金)より、新宿武蔵野館での公開が決定致しました。
モニカ・ベルッチが演じた主人公アレックスの妖艶な魅力が漂うメイン写真とともに、本作『アレックス STRAIGHT CUT』をご紹介します。
オリジナルの映画『アレックス』とは?
参考:音楽担当のトーマ・バンガルテルのYouTubeチャンネル
全仏283館で拡大公開されるや否や動員60万人を記録し、イタリア、ベルギー、スイスでも驚愕の動員数を叩き出した映画『アレックス』。
「ひっくり返せない、不可逆、取り返しがつかない」を意味するフランス語の原題『Irréversible』が意味するように、時系列を逆から描くという挑戦的な物語構成も当時話題を呼びました。
フランスの鬼才ギャスパー・ノエ監督が描くのは、現実にある狂気の世界。「アレックス」という女性に起こった悲劇を、時間を逆行させながら映し出します。
主人公のアレックスを演じるのはモニカ・ベルッチ。
今ではドルチェ&ガッバーナのアンバサダーに抜擢されたことでも話題のモデル、ディーヴァ・カッセルの美し過ぎる母親でもあります。
モニカ・ベルッチのイメージからは想像もできないほど過激で凄惨な暴力シーンの描写もあり賛否両論を巻き起こしました。
音楽はDAFT PUNKのトーマ・バンガルテルが担当。
日本では東京国際ファンタスティック映画祭2002のクロージング作品としてお披露目されました。
映画『アレックス STRAIGHT CUT』の作品情報
【日本公開】
2021年(フランス映画)
【原題】
IRREVERSIBLE STRAIGHT CUT
【監督】
ギャスパー・ノエ
【音楽】
トーマ・バンガルテル
【キャスト】
モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、ジョー・ブレスティア、アルベール・デュポンテル
【年齢制限】
R18+
映画『アレックス STRAIGHT CUT』のあらすじ
パーティからの帰り道で、若い女性アレックスが性的暴行を受けます。
それを知った彼女の婚約者はその復讐をしようと犯人を探し、彼女の元恋人はそんな彼を落ち着かせようと彼に同行し……。
まとめ
『IRREVERSIBLE STRAIGHT CUT』予告編
新作のたびに過激な描写で世界中の映画ファンを挑発し続ける奇才ギャスパー・ノエ監督によるカタストロフィック映画『アレックス』(2003)を監督自身が再編集した本作『アレックス STRAIGHT CUT』。
ギャスパー・ノエ監督が「『CLIMAXクライマックス』(2019)と似たような構成」と自ら語るように、時間軸に沿って、この世の地獄、そしてラストに人間の愚かさを凝縮させた、新作ともいうべき再編集版です。
映画『アレックス STRAIGHT CUT』は、2021年10月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。