Netflixドラマ『君は私の春』が2021年7月5日(月)から配信されています。
幼い頃のトラウマを抱えて生きるホテルのコンシェルジュと精神科医が、殺人事件が起こったビルに住むことで出会い、次第に謎めいた殺人事件に巻き込まれていきます。
『また!? オ・ヘヨン』のソ・ヒョンジン、『客 -ザ・ゲスト-』のキム・ドンウク、『青春時代』のユン・バクらが出演するロマンチックなTVヒューマンドラマです。
『君は私の春』の作品情報
【配信】
2021年7月5日より配信(韓国ドラマ)
【演出】
チョン・ジヒョン
【脚本】
イ・ミナ
【キャスト】
ソ・ヒョンジン、キム・ドンウク、ユン・バク
【作品概要】
ホテルのコンシェルジュとして働くカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)と精神科医のチュ・ヨンド(キム・ドンウク)は、お互いに幼い頃のトラウマを抱えて生きています。
ダジョンが住むビルに精神科クリニックを構えたヨンド。二人はそのビルで起きた殺人事件に巻き込まれていきます。
『君は私の春』1話のあらすじとネタバレ
1994年12月のソウル、7歳のカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)は、両親と弟のカン・テジュン(カン・フン)と貧しい暮らしをしていました。
「お前と結婚したから不幸になった」と毎晩あびるように酒を飲み、母親のムン・ミラン(オ・ヒョンギョン)に暴力をふるう父親に怯える毎日。
ある日、夫の暴力に耐えきれなくなった母親のミランは、ダジョンとテジュンを連れて、家を出てしまいます。
2020年12月のソウル、ダジョンはホテルのコンシェルジュとして働いていました。
友達のパク・ウナ(キム・イェウォン)に「クズ男集めで金メダルが取れる」と言われているダジョンは、心機一転、再出発をするために引っ越しを決意します。
『君は私の春』1話の感想と評価
ラブストーリーなのか、ミステリーなのか
『君は私の春』というタイトルから、心がほんわかするラブストーリーをイメージする人が多いと思いますが、1話を見るかぎり、なかなか一筋縄ではいかない展開となりそうです。
冒頭のイントロでは、可愛らしいイラストの登場人物が登場するのですが、一転して「私が駆け付けたときには、あの人はどこにもいなかった」というカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)の暗いナレーションが流れます。
そして時はさかのぼり、ダジョンが7歳だった頃の暗い過去が描かれます。暴力を振るう父親、生気のない母親のもとにいたダジョンは、童話の絵本を読みながら「遠い国のお姫様ではなく、みかんをいっぱい買ってくる隣の家のおじさんの娘になりたい」と悲しい夢を抱いています。
暴力をふるう夫に耐えかねた母、ムン・ミラン(オ・ヒョンギョン)が、ダジョンと弟を連れて家出をした時に何が起こったのかも謎です。
時は流れ26年後、33歳になったダジョンは、優秀なホテルのコンシェルジュとして働いていました。しかし性格は、母親のミランそっくりで物事を斜めから見る癖がついていました。
そして悪い男に引っかかってしまう、男運のない女性になっていたのです。
心機一転、引っ越しをするために契約したビルでも引っ越し前に殺人事件が起きてしまいます。ダジョンの一つ下の階で精神科クリニックを開業したチュ・ヨンド(キム・ドンウク)も影のある男性です。
ダジョンに好意を持ち、素っ気ないダジョンに根気よくアプローチするチェ・ジュン(ユン・パク)が絡み、3人の謎に包まれた過去が1話では思わせぶりに描かれていきます。
韓国ラブコメ王道のコメディーシーンも
謎めいたシーンが多いとはいいつつも、韓国ラブコメの王道ともいえるシーンもふんだんに取り込まれています。
初対面のダジョンに精神科医らしく、性格を分析してしまうヨンド。二人の出会いは最悪ですが、1話ですでに二人の間に恋愛感情が起こりそうな予感をさせる場面がありました。
しかしそれは決してスイートなものではなく、何かしらの事件に巻きこまれ、二人で乗り越えていくバディから生まれる愛情なのかも…と想像します。
そして二人を取り巻く登場人物たちの明るさにも期待がしたいです。
まとめ
ロマンチックな恋愛ものを想像していたら、序盤から見事にひっくり返された本作。
1話では、ジュンがダジョンを見かけた時に口にする「カン・ダジョンだ」という言葉のあとに、ヨンドの耳元で「あの女だ」とささやいたのが、とても気になります。
一体ジュンは何者なのか。ダジョンとヨンドを待ち受けるものは? 2話の放送が待ち遠しくなりました。