「涙する家族のカタチ」をテーマに描かれた選りすぐりの5作品
今回ご紹介するのは、家族の姿を繊細なまでに描いている日本映画から、涙なくしては見られないおすすめの作品を選びました。
様々な家族のカタチを映し出し、家族とは?親とは?繋がりとは?と観る者に問いかけてくる邦画作品ばかりです。
CONTENTS
泣ける日本映画/感動おすすめ①『朝が来る』
映画『朝が来る』の作品情報
【公開】
2020年(日本映画)
【原作】
辻村深月『朝が来る』
【脚本・監督】
河瀨直美
【キャスト】
永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、佐藤令旺、田中偉登、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、山下リオ、森田想、堀内正美、山本浩司、三浦誠己、池津祥子、若葉竜也、青木崇高、利重剛
【作品概要】
直木賞作家・辻村深月のベストセラー小説を河瀨直美監督が映画化したヒューマンミステリー。
一度は子どもを持つことを諦めた夫婦・栗原清和と佐都子を井浦新と永作博美が迫真の演技を見せました。
「特別養子縁組制度」で生まれた家族の問題は、血の繋がりか、魂の繋がりか。現代の日本社会が抱える問題を掘り下げ、家族とは何かに迫ります。
映画『朝が来る』のあらすじ
自分たちの子どもを授かることが叶わず、特別養子縁組という手段を選んだ栗原清和と佐都子の夫婦は、男の子を迎え入れます。
それから6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていました。
ところが突然、朝斗の産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってきます。
当時14歳だったひかりとは一度だけ会いましたが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女でした。
いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか…?
家族のヒカリを求めて
実の子を持てなかった栗原夫婦が特別養子縁組という手段を選ぶことになるまでの出来事、そこに行き着くまでの苦悩を丁寧にすくい上げています。
特に、清和が無精子症で計り知れない精神的ダメージを受け、特別養子縁組に行き着くまでの男性側の痛みをも描き出しています。
清和は特別養子縁組の説明会を聞きに行った後に「家族、つくりたい」と佐都子に言います。
観ている側もまた栗原夫婦の時間に寄り添っている分、そのひと言の重みが胸に迫りました。
当たり前に“家族になる”、“家族ができる”ことが叶わなかった夫婦の“家族をつくる”という決意の込められた一言です。
そして、実の子を育てることができなかった14歳の少女・ひかり。彼女の淡い初恋の日々から、お腹の子を手放すまでの葛藤が描かれます。
ひかりは、広島からフェリーで行く島の寮で子どもが生まれるまでを過ごします。
そこで撮られたドキュメンタリーのような生活模様とインタビューによって、ひかりが身近な人に感じます。だからこそ、ひかりのいたたまれない悲しみが、ひしひしと伝わってきました。
赤ちゃんが生まれると口づけをして「ちびたん」と微笑むひかり。そのあとに朝斗が布団の上で見つめるショット。
出来事と出来事、人と人との“間”にある揺らめきのようなものを大事に捉えようとする河瀨直美監督だからこそ、確かに紡がれている母との記憶というものがあるのかもしれないと思わせるシーンでした。
エンディングには、劇中で何度も流れている思わず口ずさんでしまうメロディーのC&Kの主題歌『アサトヒカリ』が流れます。
「美しい人 守りたい人 この瞳が光を奪われても きっと君を探し出すよ 必ず君にたどり着くよ」の歌詞に込められた、深い愛は血族なんかを超越していると言う意味が心に響きます。
泣ける日本映画/感動おすすめ②『湯を沸かすほどの熱い愛』
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の作品情報
【公開】
2016年(日本映画)
【脚本・監督】
中野量太
【キャスト】
宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、伊東蒼、篠原ゆき子、駿河太郎、松原菜野花、りりイ
【作品概要】
監督・脚本を務めたのは、『長いお別れ』(2019)、『浅田家!』(2020)など、家族をテーマにした作品を多く手掛ける中野量太。本作で商業映画デビューを果たし、日本アカデミー賞で優秀作品賞を受賞しました。
優しさと強さを持ち、まわりの人たちを魅了するお母ちゃん・双葉を宮沢りえが圧巻の演技力で披露。
気弱で引きこもり寸前の娘・安澄役は、杉咲花。頼りないけれど、憎めない父ちゃんを演じるのはオダギリジョー。そして、旅先で双葉と出会う青年・拓海役に松坂桃李が扮します。そのほか、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼が家族の物語を彩ります。
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のあらすじ
銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし、店主・父(オダギリジョー)がふらっと家を出て行ったきり戻って来ず、休業を余儀なくされていました。
母・双葉(宮沢りえ)は持ち前の明るさと強さでパートをしなが娘を育てていましたが、ある日突然、余命わずかと宣告されます。
双葉は残された時間でやるべきことを一つ一つ実行していきます。
そして、残された家族は究極の愛を込めて母を葬おくることを決意し…。
究極の愛のゆくえ
ある日突然、余命2ケ月と宣告された双葉は、「少しの延命のために自分の生きる意味を見失うのは絶対にいや、私にはどうしてもやらなきゃいけないことが、まだある」と言い、死と向き合い残された時間をするべきことに尽くしていきます。
次々と明らかになっていく家族の秘密。さらに双葉の過去といったストーリー展開に、熱いものがこみ上げてくるはず。
なんと言っても、宮沢りえ演じる双葉が魅力的で、昭和のお母さんを彷彿させる、潔さと大らかさを持っています。
傾きかけた銭湯を立て直すため「銭湯の仕事は必ず4人全員ですること、働かざる者食うべからず」ときっぱりと家族を仕切り、引きこもり寸前の娘・安澄には「逃げちゃダメ、立ち向かわないと」と自力で生きていけるように厳しく鍛えます。
その姿からは、過保護に包み込むだけが愛ではなくて、時に厳しく突き放すことも愛なのだと教えられます。
また、行方不明の亭主の捜索を依頼した探偵・滝本や旅行先で出会うヒッチハイクの青年・拓海にも思ったことはストレートに態度や言葉に表し、双葉という人の純粋さがわかります。
クスッと笑う夫婦の掛け合いで、安澄に対しては容易に突き放したわけではないことが、情けない亭主には呆れながらも認めているのが、見て取れます。
そんな双葉を中心に、ちぐはぐな者同士が食卓を囲むようになるのですが、不思議とそこには温かみがありました。
深い悲しみをも受け入れる懐の深さが家庭にある、それだけでどれほど安堵できるだろうと心に沁みます。
そしてお母ちゃんを葬ることを決意した家族のカタチは、愛されたことを知っているだけで、ただ前を向いて生きていけると、映画の極みとしての家族の愛を映し出します。
エンディングのタイトルバックには、きのこ帝国が書き下ろした『愛のゆくえ』が流れます。これがまた、愛の儚さと優しさを歌い上げ、心にじーんと響き作品の世界にどっぷりと浸れるのです。
泣ける日本映画/感動おすすめ③『そして父になる』
映画『そして父になる』の作品情報
【公開】
2013年(日本映画)
【脚本・監督】
是枝裕和
【キャスト】
福山雅治、尾野真千子、真木よう子、二宮慶太、黄升炫、ピエール瀧、田中哲司、國村隼、井浦新、夏八木勲、樹木希林、リリー・フランキー
【作品概要】
監督は『誰もしらない』(2004)、『歩いても歩いても』(2008)、『万引き家族』(2018)などを手掛けた是枝裕和監督。
初の父親役に挑んだ福山雅治を主演に迎え、その妻は『殯の森』(2007)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017)の尾野真千子が演じています。
本作は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて審査員賞を受賞しました。
映画『そして父になる』のあらすじ
一流企業に勤める父・良多は一人息子を母校の小学校に入れるため、受験を受けていました。
ある日、子どもを産んだ病院から一本の電話がかかってきます。
6年間育てた子どもが取り間違いだった真実が告げられます。
子どもの将来を考えて早く交換したほうが良いと言われますが…。
父性への芽生え
『そして父になる』というタイトルの通り、息子が病院の取り違えで他人の子であったと知らされ、主人公の良多が父性というものに向き合っていきます。
取り違い事件にあった2つの家族のうち、一流企業に務めている野々宮良多は、仕事一筋の亭主関白で子育ては妻のみどりに任せ、子どもと一緒に過ごすことがほとんどない父親です。
片や電気屋の斎木雄大は、妻のゆかりの尻に敷かれつつ、なんでも子どもと一緒に過ごす密接な関係を築いています。
このふたりの父親が子どもに対して、どう接してるのかが随所に対比され、父性というものを浮き彫りにしていきます。
取り違えの真実がわかって半年が経った頃、あるショッピングモールで家族を交えて子どもたちを遊ばせていました。
雄大と良多が“子どもとの時間”について対話するシーンでは「僕にしかできない仕事があるんですよ」という良多に「父親かて、取り換えのきかん仕事やろ」と雄大に言われます。
良多の継母は「血なんか繋がらなくったって、一緒にいれば情は湧くし、似てくるし」と言われるものの、父親は血が大事なんだと強く言います。
その葛藤の最中に「血の繋がってない子どもを今まで通り愛せますか?」という良多の問いに、「似てるとか似てないとかそんことにこだわってんのは、子どもと繋がってるていう実感が持てない男だけよ」とゆかりの言葉が印象深く響きます。
河原でバーベキューをして、最後に家族写真を撮りました。そこには良多と子どもの慶多が、同じように首を傾けて映っていました。
血の繋がり云々と言っている中、この写真がなによりも親子の繋がりを物語っているようです。
そして、互いの子どもを交換します。両親が変わり、住む環境が変わるというのは、子どもにとっては世界が丸ごと変わるのと同じようなもの。
その子どもの無垢な心の揺れや、戸惑い、怒り、不安がそのまま表われ、子どもによって徐々に失われたものの大きさや過ちに気づいていくのです。
良多を覆っていた何かが徐々に剥がれ落ちていきます。それは、小さかった頃の自分を思い出させ、継母や実母に対しての想いを認めることでした。
終盤、実の子どもである琉晴との関係も変わり、素直な気持ちを受け入れることができた良多は、ある朝カメラを見返します。そこで、慶多への想いに溢れ愛おしさにかられて会いに行きました。
慶多に今までの気持ちをさらけ出した良多は、はじめて父性という手触りを感じ取ります。
バッハのゴールドベルク変奏曲『アリア』がラストに流れ、ふたつの家族が優しく透明なピアノのトーンに包まれるかのような余韻を残します。
泣ける日本映画/感動おすすめ④『きみはいい子』
映画『きみはいい子』の作品情報
【公開】
2015年(日本映画)
【原作】
中脇初枝
【監督】
呉美保
【キャスト】
高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也、喜多道枝、黒川芽以、内田慈、松嶋亮太、可部亜門、富田靖子
【作品概要】
坪田譲治文学賞を受賞した中脇初枝の短編小説の映画化。
監督は『そこのみにて光輝く』(2014)でモントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門にて最優秀監督賞を受賞した呉美保が務めました。
優柔不断な小学校教師・岡野を高良健吾が演じ、尾野真千子がわが子を虐待してしまう母親・雅美を熱演しています。
映画『きみはいい子』のあらすじ
桜が丘小学校で4年生のクラスを受け持つ新米教師の岡野(高良健吾)。
まじめだが優柔不断で、問題に真正面に向き合えない性格ゆえか、児童たちはなかなか岡野の言うことを聞いてくれず、様々な問題が浮上します。
雅美(尾野真千子)は、夫がタイに単身赴任中のため、3歳の娘・あやねと2人で暮らしています。ママ友の前で見せる笑顔とは裏腹に、自宅では事あるごとにあやねに手をあげてしまいます。
小学校の近くに一人で住むあきこ(喜多道枝)は、買い物に行くスーパーでお金を払わずに店を出たことを店員の櫻井(富田靖子)に咎められ、認知症がはじまったのかと不安を募らせます。
とあるひとつの町で、それぞれに暮らす彼らは様々な局面で交差しながら、思いがけない「出会い」と「気づき」によって新たな一歩を踏み出すことになり…。
大人たちの成長を群像劇として映し出す
本作は中脇初枝による短編集の中から3篇に焦点を当て、映画化されました。
認知症の症状が出始めた独居のおばあちゃん、親から虐待される家庭環境で育ち、自分もまた娘に手をあげてしまう母親、受け持ったクラスでいじめや学級崩壊の問題に直面する新米教師などのエピソードを軸に展開します。
虐待、いじめ、学級崩壊、ネグレクトといった現代社会が抱える問題を子どもと大人の群集劇として映し出し、重いテーマを扱いながらも、身につまされる距離感をもって観る者に問いかけてきます。
それは登場人物たちの日常を細やかに描き出し、その延長線上に悲惨な出来事が繋がっていることを映画の時間として紡いでいるからでしょう。
また、原作の5篇を収めた短編集が1篇ごとに語り手を変えて書かれていることが、一人ひとりの登場人物の繊細な心情を映し出している特筆すべき点の一つです。
本作は安易な着地点には向かわず、私たち個人の可能性や希望につながる一手を映画の中で示してくれているかのようです。
切り離せない人との繋がりの中で、傷つき苦しめられる、けれども、たとえ深い関係性を持っていなくとも、出会ったこと、声をかけたこと、触れ合えたことで、人が人を救えることもあるのだと、優しくそして広大な包容力をもって、観る者に訴えかけます。
本作の登場人物もまた、人を咎めたり、人との関係を優越だけで見たり、人より優っていることを比べたりしています。そんな人間性を許容するような眼差しが、この映画の救いと言ってもいいのかもしれません。
そして、登場人物たちが迎える局面を通して、それだけで、うんと幸せだという当たり前の日々の営みにある“愛”に気づくはず。
泣ける日本映画/感動おすすめ⑤『八日目の蝉』
映画『八日目の蝉』の作品情報
【公開】
2011年(日本映画)
【原作】
角田光代『八日目の蝉』
【監督】
成島出
【脚本】
奥寺佐渡子
【キャスト】
井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、市川実和子、平田満、劇団ひとり、余貴美子、田中泯、風吹ジュン
【作品概要】
本作は直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を『孤高のメス』(2010)『ソロモンの偽証』(2015)の成島出が監督を務めたヒューマンサスペンス。
誘拐犯に育てられたという数奇な運命を背負った主人公・恵理菜を演じたのは、井上真央。
そして、不倫相手の子を誘拐し、実の子として育てながら逃避行を続けた希和子を永作博美が演じました。
第35回日本アカデミー賞では作品賞を含む10冠を獲得し、永作博美は最優秀助演女優賞を受賞。
映画『八日目の蝉』のあらすじ
裁判所で 逮捕された希和子(永作博美)が、4年前に不倫相手の子を誘拐したことを語ります。
希和子は、不倫相手の子・恵理菜を衝動的に誘拐し、「薫」と名づけてわが子として育てようと行く先々を転々とします。
また、大学生に成長した恵理菜(井上真央)は、家を出てバイトをしながら、一人暮らしをしていました。
恵理菜の前に突然、誘拐事件のことを聞きたいとフリーライターと名乗る千草(小池栄子)が現れます。
ある日、恵理菜は自分が妊娠していることに気づきます。相手は、希和子と同じで、家庭を持つ男・岸田でした。
恵里菜は過去と向き合うために、かつて希和子と暮らした小豆島へと千草と一緒に向かうことに。
恵理菜がそこで忘れていたある真実を思い出します……。
サスペンスフルに母性に迫る
生後間もない赤ちゃんを衝動的に誘拐し実の子として育てていく希和子は、無償の愛を与えようと母性に溢れています。
いつ捕まるかわからない逃亡生活の中で、一日でも長く薫と一緒に居られることを祈りながら、暮らす日々。
だからこそ、薫との愛おしい日々を紡いでいきます。特に小豆島に移り住んでからの日々がきれいで、幸福な母子の様子に見えれば見えるほど、その何気ない日常が美しく切ない気持ちにさせ、胸を締め付けられます。
一方、実の子を誘拐された恵津子は、4才になって戻ってきた我が子に愛情を注ごうとします。しかし、恵理菜は、誘拐犯を本当のお母さんと信じてやみません。
恵津子は、恵理菜が戻ってきた喜びよりも自分が母になれなかったことに嘆き、自分に懐かない恵里菜を激しく責め立てます。我が子との時間を奪われた恵津子は、母性に欠け、母親になりきれないままでした。
原作者の角田光代が描きたかったというテーマ「母性とは何か?」が、この2人の母によって浮き彫りになっていき、観るものをぐっと引き寄せます。
また、成長した恵理菜は、お腹に子を宿し母になろうとします。それもお腹の子の父親は、希和子の時と同じように妻子ある人の子でした。
どこにも居場所がなく人間関係も希薄な恵理菜は、お腹の子に初めてかけがえのない存在を感じ始めます。
それから、千草に「母親になんかなれるわけないよ、子育てなんてできるわけない、だって知らないもん、どんな風に可愛がってどんな風に叱って、どんな風に仲良くなっていけばいいかかわかんない」と、はじめて感情をむき出します。
今までは、周りに関心を払わず、全て人ごととして生きてきた恵理菜がはじめて胸中を吐露し、千草との関係も濃密になっていく姿が印象的です。
オープニングのタイトルバックには、柔らかなアコースティックサウンドで奏でるジョン・メイヤーの『Daughters』がちょっぴり流れます。
歌詞の内容は、大切な彼女が父親の影響を引きずって苦しんでいる内容で“娘は父親に愛された通りに人を愛する”と歌っています。
この挿入歌をさらりと入れてくる、成島出監督の粋な計らいに脱帽し、作品に込められた世界観が伝わってきます。
まとめ
様々な親子関係を軸に、女性であり母である葛藤や親としての苦悩や喜びを家(家庭)を舞台に繰り広げられる5作品を紹介しました。
身近な家族というテーマを映画という世界に映し出されたとき、誰もが今までは気づかなかった深い愛に心が震えることでしょう。
どの作品も何度でも観てもらいたい作品ばかりです。
そして、どの登場人物に寄り添い、どのシーンが心に残ったか、大切な人と一緒に語ってみるのもいいですね。
一度観たことがある作品でも、その時々の心持ちでまた違うカタチを見せてくれるはずです。