映画『修道士は沈黙する』は、2018年3月17日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー公開です。
各国の一流俳優が豪華共演し、イタリアの鬼才ロベルト・アンドーが作り上げたスタイリッシュな異色ミステリーの予告編とビジュアルが公開されました。
1.映画『修道士は沈黙する』とは
2013年の映画『ローマに消えた男』で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ作品賞と主演男優賞のほか、数多くの国内外の賞を受賞したロベルト・アンドー監督。
彼の最新作『Le confessioni(原題)』が、邦題『修道士は沈黙する』として公開されることになりました。
この作品は美しきドイツの高級なリゾートホテルで繰り広げられる、知的でスタイリッシュな社会派ミステリーです。
イタリアの政界を背景にした風刺劇『ローマに消えた男』で、権力の寓話を軽やかなユーモアを交えて描いたロベルト・アンドー監督ですが、本作『修道士は沈黙する』のテーマに選んだのは、“物質主義vs精神主義”の構図です。
2.映画『修道士は沈黙する』のキャストは
イタリア人修道士ロベルト・サルスを演じたのは、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』のトニ・セルヴィッロ。
アンドー監督とは『ローマに消えた男』以来、2度目のタッグを組んでいます。
キーパーソンとなる議会の重要人物のダニエル・ロシェには、、1996年のジャコ・ヴァン・ドルマル監督作品『八日目』でカンヌ国際映画祭男優賞に輝いたフランスの名優ダニエル・オートュイユ。
ゲストとして招かれた絵本作家のクレール・セスは、デンマーク出身でDC映画『ワンダーウーマン』の主人公ダイアナの母役を毅然たる生き様が記憶に新しいコニー・ニールセン。
彼ら国際的に活躍する一流の俳優たちの豪華共演によって、本作『修道士は沈黙する』は作られたのです。
キャストの演技によるコラボレーションは、まさにロベルト監督の考えた原案を、自身によってより錬られた脚本を基に、豪華な俳優による共演という言葉にふさわしいものです。
3.スタイリッシュな予告編とポスタービジュアル解禁!
映画『修道士は沈黙する』予告編
公開された予告編では、清貧に生きるイタリア人修道士サルスが世界経済を取り仕切る各国の大臣たちの集まりに招かれ、そこで起きた思わぬ事件に次第に巻き込まれていく様子が描かれています。
舞台はバルト海に面したリゾート地の高級なホテルで開催される先進国首脳会議(G8)。
議会に参加する予定の8か国の大臣のほかに、ロックスターや絵本作家、そして修道士という異色の3人はゲストとして、天才的エコノミストとして知られる国際通貨基金(IMF)のダニエル・ロシェ専務理事の誕生日を祝う夕食会に招かれます。
豪華な会食後、サルスはロシェから告解がしたいと告げられるがその翌朝、ビニール袋をかぶったロシェの死体が発見されます…。
なんと、容疑者として真っ先に浮上したサルスは戒律に従って沈黙を続けます。
ロシュは自死なのか、それとも他殺か…?そして、サルスがロシェから聞いたものはいったい何か…?
オペラの舞台演出も手掛けるロベルト・アンドー監督ならではの演出は、クラシックやポップスの音楽が織り交ざりながら、権力への異議が横溢しつつも、作品の世界観は品格の高い静寂なシリアスに仕上げられたサスペンス作品となっています。
まとめ
ロベルト・アンドー監督自ら原案と脚本に挑み、“物質主義vs精神主義”に一石を静かに投じた波紋はいかなるものなのか。
キャスト陣はトニ・セルヴィッロ、ダニエル・オートゥイユ、コニー・ニールセン、モーリッツ・ブライプトロイ、マリ=ジョゼ・クローズほか。
イタリアとフランスによる合作の本作『修道士は沈黙する(原題:Le confessioni)』2018年3月17日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー。
字幕はご存知、寺尾次郎。
ぜひ、お見逃しなく!