Netflixで配信されるや否や、10代の若者を中心に大きな反響を呼び、全世界で物議を醸しだしている話題のドラマ、『13の理由』。
決してハッピーな題材ではなく、むしろヘビーな内容で心重たくなるシーンもちらほら。それなのになぜこのドラマは多くの人の心に響いているのでしょうか?
今回はそんな今話題のドラマ『13の理由』について、あらすじと見どころをご紹介します!
CONTENTS
1.ドラマ『13の理由』作品情報
【Netflixオリジナル作品】
2017年:シーズン1
【制作総指揮】
セレーナ・ゴメス
【キャスト】
ディラン・ミネット、キャサリン・ラングフォード、ケイト・ウォルシュ
【作品概要】
ジェイ・アッシャーの人気小説『13 Reasons Why』を原作にほれ込んだセレーナ・ゴメスが制作総指揮を務めるNetflixオリジナルドラマとして映像化。
ある女子高生が謎の自死をとげたのちに、1人の同級生のところに、彼女が生前に録音した7本のカセットテープが届きます。しかし、それには彼女が人生を終わらせる決断にいたる13の理由理由が録音されていた。
2.ドラマ『13の理由』のあらすじ
実はこのドラマ、2007年にジェイ・アッシャーが発表したベストセラー小説『13 Reasons Why(原題)』がもとになっています。
高校生のクレイはある日、7つの両面カセットテープが入った箱を受け取ります。
それは、2週間前に自殺した、クラスメートのハンナ・ベイカーが命を絶った13の理由を吹き込んだものでした。
テープをすべて聞いたら次の生徒に回すよう記された指示書が同封されており、クレイの番に回ってきたのでした。
クレイは1面ずつ聞いていき、彼女に何があったのか、だれが彼女の自殺にどう関係していたのかを少しずつ明らかにしていく…というお話です。
『自殺』『いじめ』『お酒』『ドラッグ』『レイプ』…。実際にこの世の中に起こっている問題に真正面から取り組んだ衝撃作です。
3.エグゼクティブ・プロデューサーにセレーナ・ゴメス!
実はこの作品のエグゼクティブ・プロデューサーにセレーナ・ゴメスが就任しています!
セレーナはこの小説を読んだ後、ドラマ化にもちかけ、7年かけて完成させました!
自身もいじめに苦しんだ経験があるセレーナは、この作品を通していじめ撲滅、若者の自殺防止につながるよう取り組んだそうです。
10代とはむずかしい時期。誰にも相談できなかったり、一人で殻に閉じこもってしまったり…という人もいるかもしれません。
このドラマを通して感じるのは、人は見かけではなにもわからない、ということ。
そして言葉一つ一つで人を傷つけてしまうこともある、ということ。元気そうに見えても、実は何かを問題を抱えているかもしれない。
何気ない一言が、相手を傷つけているかもしれない。このドラマを見て、周りとの接し方について考えさせられます。
4.キャサリン・ラングフォードの笑顔がキュート!(ハンナー・ベイカー役)
高校生にして自殺してしまう少女ハンナ・ベイカーを演じるのは新人女優キャサリン・ラングフォード!
なんとオーストラリア出身の女優さんなんです!
オーストラリア出身なのにアメリカ英語で完璧に演じきったキャサリン。
13の理由を見終わって、キャストたちがドラマについて語る「13の理由:現代が抱える社会の闇を考える」のエピソードで、キャサリンのオーストラリアのアクセントに驚きました!
さすが女優さんですね!アメリカ英語がパーフェクトです!
さらに、なんとなくナタリー・ポートマンに似てませんか?きっと彼女のように活躍されることでしょう!これからの活躍に期待大です!
ハンナの笑顔、ハンナの涙、怒り、悲しみ…。手に取るように表情、声、仕草から伝わってきました。
なぜこの悲劇は起きてしまったのか。ハンナはもう戻ってこない。このような悲劇を2度と起こさないために、私たちはいま何をすべきなのか。考えさせられます。
5.キャストは今人気急上昇の若手俳優がズラリ!
クレイ・ジェンセン役ディラン・ミネット
ハンナにひそかに恋心を寄せていた少年クレイを演じるのはディラン・ミネット!
実は彼、子役から活動している俳優さんなんです。大ヒットドラマ『プリズン・ブレイク』の主人公の子役時代を演じていたディラン!
最近では2016年公開のスリラー映画『ドント・ブリーズ』にも出演しています!
着実にキャリアを積まれている素晴らしい俳優さんですね!
ハンナとクレイのやりとりは、本当にカップルのように自然で、先を知っているからこそ、とても悲しいです。
クレイにもクレイなりにハンナを思っていた…。本当にお似合いの、パーフェクトなカップルだっただけに、一層悲しみが襲ってきます。
アレックス役:マイルズ・ハイザー
ハンナの仲良かった男友達の一人、アレックスを演じるのはマイルズ・ハイザー!
どこか人生をあきらめている雰囲気を醸し出すアレックス。実際のマイルズはインスタを見る限りとってもお茶目。変顔がたくさんあってとってもかわいいですよ!
アレックスはハンナの自殺によって心に大きな傷を負います。強いように見えて実は繊細な役をとても上手に演じきっているマイルズ。こうご期待です。
トニー役:クリスチャン・ナヴァロ
クレイを支えるミステリアスな友人トニーを演じるのはクリスチャン・ナヴァロ!
米メディアPop Sugarのインタビューで、中学時代いじめに加担していたことを告白。
高校目前にいじめる側にいるいやな自分から脱却すべく、心を入れ替えたクリスチャン。
今作品によせる思いも人一倍強いはず。新人俳優のクリスチャンの演技に注目です!
ジェシカ役:アリーシャ・ボー
一時期ハンナと仲良くなるも、あることがきっかけでハンナと絶交をしてしまうジェシカを演じるのはアリーシャ・ボー!
とにかくスタイルが良くて顔も小さく、学園のマドンナ・チアリーダーを演じるのにぴったり!
11歳の時に女優デビューをされました。ジェシカの役も、とてもつらいシーンがあります。
ジェシカがこの問題にどう向き合っていくのか、ぜひドラマで確認してみてください!
ジャスティン役:ブランドン・フリン
ハンナが転校してきて一目ぼれをするジャスティン役を演じるのはブランドン・フリン!
なんともチャーミングな笑顔が女性の心をつかんで離さないブランドン!
10歳の時に「ピ―ターパン」の舞台でMr.スミー役を演じ、俳優デビュー。
劇中のジャスティンの家庭環境は劣悪なものです。その中でもがき苦しみを抱えるジャスティンにもまたなにか感じるものがあるはず。迫真の演技に大注目です。
ザック役:ロス・バトラー
背が高く、バスケが上手な皆の人気者ザックを演じるのはロス・バトラー!シンガポール生まれのアメリカ人です。
背が高く声もかっこいいロスはモデルもしています!
劇中では妹思いの一面も見せています。男同士の複雑な友情によるもつれを表情豊かに演じているロスに注目です。
ブライス役:ジャスティン・プレンティス
金持ちで自信過剰、誰もが彼に逆らえない…そんなボス猿ブライスを演じるのはジャスティン・プレンティス!
「13の理由:現代が抱える社会の闇を考える」のエピソードでの彼が劇中と全く違っていて(もちろんそうなんですが笑)、彼の演技の素晴らしさに気付かされました。
アメリカの人気ドラマによく出演していたジャスティン。
このドラマでは悪魔のような人間に化けています。でももしかしたら、この世界のどこかにブライスのような悪魔は存在するかもしれない。
1人で悩んではダメ。だれかに打ち明ける勇気をもってほしい。
6.ドラマ『13の理由』の感想と評価
自死という重いテーマを取り上げた本作。アメリカでは「自死を理想化している」という批判もあったといいますが、筆者は学生の皆さんは特に見てほしいと強く思う作品です。
学校とは不思議な場所です。学生の時って、学校がすべてだと思ってしまうもの。大学に行くと世界は広がり、「中高の生活って本当に狭かった」と感じた人もいるはず。
でも、10代の頃はそれがわからない。悩んでいることがあれば、それでいっぱいいっぱいになってしまう人もいるのです。
SNSも普及し、ネットでのいじめもあるこの時代。10代の子供がいる親の世代にもおススメな作品です。
まとめ
なんとシーズン2配信決定!!!
新キャストを迎え、全13話で配信予定です。
昔とはまた違ったいじめの現状がここにある。もう二度と同じような悲劇を繰り返さないために。
まずはNetflixで配信中の『13の理由』シーズン1の全13話をおすすめします。
お見逃しなく!