Netflixドラマ『君は私の春』が2021年7月5日(月)から配信されています。
ホテルのコンシェルジュとして働くカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)が暮らすビルに、クリニックを開業した精神科医のチュ・ヨンド(キム・ドンウク)。幼い頃にトラウマを抱えた2人の間に少しずつ信頼感が生まれ、絆が芽生えます。
『君は私の春』の作品情報
【配信】
2021年7月5日より配信(韓国ドラマ)
【演出】
チョン・ジヒョン
【脚本】
イ・ミナ
【キャスト】
ソ・ヒョンジン、キム・ドンウク、ユン・バク
【作品概要】
カン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)とチュ・ヨンド(キム・ドンウク)は、さまざまなことを話すうちに次第に距離を縮めていきます。ある晩春の夜、思いがけず雪が降り、気分が高まったヨンドは、ダジョンのもとに向かいました。
『君は私の春』6話のあらすじとネタバレ
思いがけずソウルの街に雪が降ってきたある晩春の夜、ヨンドは思わずダジョンのもとへ向かっていました。ヨンドの姿を見て驚くダジョンですが、「どんなイカれたことをしたい?」と問うヨンドにダジョンは微笑みます。
そしてかつてヨンドから聞いた「イカれたモクレン」を二人で見に行くことを提案。ヨンドの母校にあるモクレンの木を目の前にして、お互いのことをからかうヨンドとダジョン。
母校の階段に腰を下ろすと、ダジョンは落ちていたモクレンの花をこっそりヨンドの髪に挿すといういたずらをします。そのいたずらに気付いてニッコリするヨンド。
そして二人は「もっとイカれたことができる!」と韓服をレンタルし、その姿で街を歩くことにしました。ダジョンは男性用の韓服、ヨンドは女性用の韓服を着て歩く姿は、街中で注目を浴びます。夢中になって歩いていたら、レンタルショップが閉店してしまい、そのままの姿で二人はバスで帰路につきました。
その頃、路地裏で何者かに刺されたパク刑事が、救急医療センターに運ばれていました。付き添っていたイアン・ノーマン・チェイス(ユン・パク)が、手術を執刀すると申し出ます。
以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『君は私の春 第6話』ネタバレ・結末の記載がございます。『君は私の春 第6話』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
コ刑事とチェ刑事は、慌てて病院へやってきます。尾行して刺されたのだから、犯人はチェイスに決まっていると叫ぶコ刑事に、落ち着くようチェ刑事が諭します。
そして手術を終えたチェイスがやってくると、コ刑事は「お前は何者だ。何をした!」とつかみかかります。チェイスは「刺された人を病院へ運んだだけ。何が起きたかは患者に聞いてください。命は助けました」と冷静に答えます。
コ刑事とチェ刑事は、パク刑事が刺された現場のビデオを検証していました。そこにはチェイスではない人物に声を掛けているパク刑事の姿が映されていました。その人物が突然逃げ、追いかけるパク刑事。見失ったところで何者かにパク刑事は刺されてしまうのでした。そこにチェイスが通りかかり、応急処置をします。コ刑事は、パク刑事が追いかけた人物を洗い出すよう、チェ刑事に指示をします。
パク・ウナ(キム・イェウォン)は、ある男とカフェで会っていました。その男に「ジュノをボロボロにしておきながら、金持ちの男と見合いか」と責められています。
すると勤務中のダジョンのもとにウナから電話が入りました。「私が悪いの? 息苦しくても2人で耐えるべきだった? 貧乏を理由に私が別れを切り出した?」とウナがダジョンに訴えます。
「あなたは悪くない」というダジョンに、「当時を知る人はみんな私を責める」とウナは涙ながらに訴えます。
「10年間本気で愛してた。そして2人とも苦しんだ。別れたがったのはジュノよ。あなたは悪くない」とダジョンは優しくウナに言います。その言葉に少し落ち着いたウナは、カンヌンへ向かうとダジョンに言います。ダジョンは母のミラン(オ・ヒョンギョン)に事情を話し、ウナがカンヌンへ向かったことを伝えます。
ダジョンが勤務を終えてホテルを出た時、アン・ガヨン(ナム・ギュリ)が声を掛けてきました。ガヨンはパトリックから「ホテルの前で待っている」というメッセージを受け取り、ホテルから出られない状況だったのです。
突然ガヨンに声を掛けられ、驚くダジョン。「とにかく私をホテルの外へ連れ出してほしい」と頼むガヨンに押し切られ、ダジョンは自分の車に乗せました。どこへ行くのか尋ねるダジョンに「ある人を避けているんですが、家やジムにいると探しに来るし、ホテルにはいたくない」と言うガヨン。結局ダジョンの家に転がり込んできました。
その頃、ガヨンの行方を探していたパトリックは、ガヨンが通うジムに来ていました。ガヨンを担当しているトレーナーが「ガヨンはあなたが傷つくのを恐れている。どんなに好きでも冷静になって!」とパトリックに叫びます。それでもパトリックはガヨン恋しさのあまり、プライドを捨てて、ヨンドのクリニックを訪れてきました。
同じ頃、ダジョンの家にいたガヨンは、さりげなく何日か滞在させてほしいとアピールし、困惑するダジョン。「状況についていけません!」と言いながらもガヨンの胸の内を察し、家に泊めることにしました。「ここにいることは、ヨンドに内緒にしてほしい」とガヨンはダジョンに頼みます。
自宅にいても落ち着かないダジョンは、仕事をするため外出することに。ちょうどハヌルとスンウォンが家に押しかけてきたヨンドも外出するところでした。「お茶を飲みにコンビニへ行こうと思って」というダジョンを、ヨンドが「お茶ならクリニックでも出せます」と自身のクリニックへ誘います。
初めてヨンドのクリニックを訪れたダジョンは興味津々の様子。子どもの患者に渡すクッキーを出すヨンドに、いろいろなことを質問します。
「昔、映画で催眠をかけているシーンを見たことがある」というダジョンに、ヨンドは催眠のかかりやすさをチェックしてみようと言い出します。少しふざけているように見える方法だったため「その方法は嘘に決まってる! 全財産と私の手首をかけてもいい!」と言うダジョン。
ヨンドは「言いましたね」とニヤリと笑い、根拠となる医学書をダジョンに見せます。「ビックリ!」というダジョンに「これであなたの全財産は僕のものですね。そしてあなたの手首も僕のものだ」とダジョンの手首を思わずつかんでしまい、お互いドキッとします。
何ごともなかったかのように、ヨンドの診察室で仕事を始めたダジョン。気が付けばダジョンは診察室で寝込んでしまい、朝、出勤してきた看護師に見つかってしまいました。慌てふためくヨンドとダジョンは、お互いの部屋へ戻っていくのでした。
その日、ヨンドは怪我を負って入院しているパク刑事のもとを訪ねました。「刑事だからといって強がらず、心や身体が痛ければ、必ず病院へ行くことを約束してください」と伝えます。パク刑事は素直にうなずきました。
警察署では、コ刑事がイ・ジョンボムの事件にこだわり続けること、若手のパク刑事を一人で尾行させたことについて、上司に叱責されていました。その様子をたまたま見てしまったヨンド。「まるで病気の長男ばかり見て、次男を家に放置するのと同じだ」と言う上司の言葉を聞き、自身が幼い頃、病気だった兄・ヨンジェを救うため、母に乞われるまま、血や骨髄を提供していたこと、父がヨンドを守るため、ある場所に匿い、父が迎えに来たときには兄が亡くなっていたことを思い出していました。
そんなヨンドのもとにチェ刑事がやってきて、パク刑事が刺された事件の映像の解析を依頼してきました。自宅で映像の解析を始めたヨンドは、その中にチェイスの姿を見つけます。
チェイスは、自身の手で葬儀をしたチェ・ジョンミンの遺骨を墓に納めました。そして2003年3月に起きたキム・ミョンジャの殺人事件、2018年6月に起きたイ・ジョンボム刑事の殺人事件、そして2020年12月に起きたチョ・グァンフンの殺人事件のことを考えていました。チェイスはチョ・グァンフン殺人事件の現場となったビルへ行き、ダジョンと再会。チェ・ジョンミンと同じ顔をしているチェイスにパク・チョルド(ハンミン)は驚きます。
ダジョンはチェイスに、なぜビルに来たのか尋ねます。「記録をたどってきました」と答えるチェイスは「チェ・ジョンミンがあなたを殺そうとしたのか?」と質問します。
ダジョンは「私が知るあの人なら違うはず。暖かい部屋、ミカン、猫、そんな話をする人だったので」と答えます。そしてチェイスに「ナヌムジェイル教会を知っているか?」と質問。昔の記憶はほとんどないと答えるチェイス。
しかし、インターネットで「ミドゥメ教会」を検索したチェイスの脳裏には、幼い頃に見た、子どもの人身売買を行っていた大人たちのことが浮かんでいました。そのまま眠りに落ちたチェイス。ダジョンの声で目を覚ますと発作的にダジョンの首を絞めてしまいます…。
『君は私の春』6話の感想と評価
ダジョンの友人、ウナも過去に傷を抱えている
物語が進むうちに、ヨンドとダジョンのまわりの人たちの人生模様が見えてきていますが、今回はウナの過去にスポットが当てられました。どうやら10年間付き合った男性とのことで傷を抱えているようです。貧しさが原因で別れてしまったようですが、いろいろな事情があったようで、いまだに深い傷を負っているウナ。
そんなウナをダジョンは励まし、カンヌンに住む母・ミランも事情を察しているようで、訪ねてきたウナを温かく迎えます。ウナの過去に何があったのか。今後に注目です。
謎の行動を取るチェイス
物語の核となるチェイスが謎の行動を取っていることが気に掛かります。パク刑事の尾行を巻いたかと思ったら、医師として負傷したパク刑事に付き添い、手術の執刀までこなします。そして自分と同じ顔をした殺人犯、チェ・ジョンミンの葬儀を自ら執り行うことは、いささか不可解で、二人の間に何かしらの関係があったことは間違いなさそうです。
チェ・ジョンミンを「ソシオパス」と診断したヨンドですが、同じ目をしたチェイスは一体何者なのか、いつになったら正体が分かるのでしょうか。
まとめ
ヨンドとダジョンの心温まる交流が描かれてきましたが、今回のラストではチェイスがダジョンの首を絞めるという衝撃的なシーンが描かれました。しばらく鳴りを潜めていたチェイスがいよいよ本格的に動き出しそうです。