Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

サスペンス映画

Entry 2019/01/13
Update

映画『十二人の死にたい子どもたち』13人目死体役はとまん。演技力とプロフィール紹介

  • Writer :
  • 谷川裕美子

『天地明察』で知られるベストセラー作家の冲方丁(うぶかた・とう)の小説を原作とした映画『十二人の死にたい子どもたち』が2019年1月25日に公開されます。

演出を務めるのは、『イニシエーション・ラブ』や『トリック』など、ヒット作を数多く持つ堤幸彦監督

”12人の子どもたち”を演じるキャストも発表され、話題を呼んでいます。

この記事では、13人目の死体を演じるとまんについて詳しくお伝えしていきます。

映画『十二人の死にたい子どもたち』の作品情報


(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

【公開】
2019年(日本映画)

【原作】
冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』(文藝春秋)

【監督】
堤幸彦

【キャスト】
杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗

【作品概要】
『天地明察』『光圀伝』といった時代小説や『マルドゥック・スクランブル』などのSF小説で人気の冲方丁が、初めて現代を舞台に描いたミステリー小説を実写映画化。

閉鎖された病院を舞台に、それぞれの理由で安楽死をするため集まった12人の少年少女が、そこにいるはずがない13人目の少年の死体を見つけたことから始まる犯人捜しと、その過程で少年少女たちの死にたい理由が徐々に明らかになっていくことで、変化していく人間関係や心理を描いています。

出演には杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら人気若手俳優がそろいました。

脚本は岸田國士戯曲賞受賞経歴を持つ劇作家の倉持裕。

監督はドラマ『池袋ウエストゲートパーク』をはじめ『SPEC』シリーズ、『イニシエーション・ラブ』を手がけた堤幸彦氏が務めます。

映画『十二人の死にたい子どもたち』のあらすじ


(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

廃業した病院にやってくる、十二人の未成年たち。

建物に入り、金庫をあけると、中には1から12までの数字が並べられていました。

この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にとり、「集いの場」へおもむく決まり。

初対面同士の子どもたちの目的は、みなで安楽死をすること。

十二人が集まり、すんなり「実行」できるはずでした。

しかし、「集いの場」に用意されていたベッドには、すでに生温かい死体が横たわっていたんです。

この死体は一体誰なのか。

自死か、他殺か。

このまま「実行」してもよいのか。

この集いの原則「全員一致」にのっとり、子どもたちは多数決を取ります。

不測の事態を前に、議論し、互いを観察し、状況から謎を推理していく彼らが辿り着く結論は。

そして、この集いの本当の目的は…。

映画『十二人の死にたい子どもたち』13人目の死体役はとまん

参考映像:映画『CAGE』(2017)

映画『十二人の死にたい子どもたち』で、13番目の死体役を演じるとまんは、1993年9月14日生まれの25歳。

俳優・モデル・タレント・アーティストです。宮城県出身。プラチナムプロダクション所属。

とまんという個性的な名は本名。幼い頃から芸能界に憧れて育ち、高校時代に仙台のモデル事務所にスカウトされてモデル活動を開始しました。

高校卒業後に事務所を抜けて、シドニーで二年間語学留学をしました。

帰国後、読者モデルイベントに行った際に、現在の事務所関係者に誘われて2014年から読者モデル活動を始めます。

ファッション雑誌やイベント、バラエティ番組などに出演。

ファッション好きな両親の影響を受け、独特のセンスを持ちます。中世的なファッションやキャラクターで、「ジェンダーレス男子」として人気が急上昇

読者モデルで結成された音楽グループXOX(キスハグキス)でリーダーを務め、2015年にシングル「XXX」でメジャーデビュー

ソニー・ミュージック主催の男性演劇ユニット・劇団番長ボーイズ☆メンバーでもありましたが、2016年に卒業。

2018年1月XOXも卒業しました。

2017年にはNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』にコチャ役で出演しました。同年映画『CAGE』、舞台B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』などにも出演しています。

2018年2月から現在のプラチナムプロダクションに移籍し、俳優・モデルとして様々な方面で活躍しています。

2019年には本作『十二人の死にたい子どもたち』のほか、映画『明治東京恋伽』『バイバイ、ヴァンプ!』に出演予定です。

食事が嫌いで、噛んで飲むのがダメだという「絶食系男子」のとまん。主食は、するめとマシュマロ、ゼリー状のものなのだそうです。身長163㎝、体重38㎏というスレンダーな体形なのもうなずけます。

美白にこだわっており、日焼けを避けるためにカーテンを開けないとのこと。とにかく、おしゃれを楽しむことが幸せなのだそうです。

映画『十二人の死にたい子どもたち』13番目の死体とはどんな役?


(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

『十二人の死にたい子どもたち』が集まった廃病院。

しかしそこにはすでに十三番目のまだ生あたたかい死体がありました。

謎そのものともいえるこの十三番目の存在。参加者十二人だけしか知らない計画のはずが、この十三人目が現れたために、彼らの安楽死は阻まれてしまいます。

「密室サスペンス」の柱という重要な役割です。

とまんの演技力の評価は

ジェンダーレスモデルとして知られるとまん。韓流スターかと思うような凛とした美しさで、ドラマや映画、舞台で俳優としても活躍しています。

2017年に出演した『精霊の守り人』では、14歳の美少年・コチャという、イメージ通りの役を演じました。

演技力についてはまだ未知数ですが、透明感あるルックスは大きな武器。

2019年には本作を含め、3本もの映画出演を控えているとまんの、これからのさらなる活躍が期待されます。

とまんの公式SNSの紹介

とまんの公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

【とまん公式Instagram】

【とまん公式Twitter】

  • とまん公式Instagramはこちら
  • とまん公式Twitterはこちら
  • まとめ


    (C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

    衝撃的なタイトルからも大きな話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』

    ”十二人の子ども”を演じるキャストには、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜といった若手の実力派が勢ぞろいしています。

    謎だった4番目のキャストを橋本環奈が演じることが発表され、更に注目が集まっています。

    鬼才・堤幸彦監督が「人に観せたくないほど面白い」と公言しており、作品への期待がすます大きく膨らんでいる本作。

    人気ジェンダーレス・モデルのとまんが、サスペンスの鍵となる存在13番目の死体役を演じることが発表され、公開を前に更に盛り上がりを見せています。

    衝撃的な密室サスペンス映画『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日より全国ロードショーです。

    関連記事

    サスペンス映画

    梟ーフクロウ|あらすじ感想と評価解説。リュ・ジュンヨルが韓国映画“史実に記された怪死の謎”に迫る緊張感MAXサスペンス

    闇夜に起きた怪奇な事件。唯一の“目撃者”は盲目の男―― 韓国年間最長No.1記録を樹立した、映画『梟ーフクロウー』が、2024年2月9日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全 …

    サスペンス映画

    映画『ジャッカルの日』あらすじネタバレ感想とラスト結末の解説評価。巨匠フレッド・ジンネマン監督がレデリック・フォーサイスのベストセラー小説の映画化に挑む!

    フレデリック・フォーサイスのベストセラー小説を巨匠フレッド・ジンネマン監督が映画化。 ド・ゴール大統領暗殺を目論む冷酷非情な殺し屋“ジャッカル”。彼を追うフランス司法警察の腕利き刑事ルベル…。 フラン …

    サスペンス映画

    実話映画『オフィシャル・シークレット』あらすじと感想レビュー。キーラナイトレイの代表作に相応しい“英米政府を揺るがせた告発事件”

    映画『オフィシャル・シークレット』は2020年8月28日(金)より全国ロードショー! イラク戦争勃発の引き金にまつわる疑惑の中で、人々を救うべく立ち上がった一人の女性がいました… イラク戦争開戦のきっ …

    サスペンス映画

    映画『誰もがそれを知っている』ネタバレ感想と結末までのあらすじ。ファルハディ監督が得意とする人間心理の洞察力

    隠していたはずの秘密を知っていたのは誰か!? 『別離』『セールスマン』で2度のアカデミー賞を受賞しているイランの名匠アスガー・ファルハディの待望の新作『誰もがそれを知っている』が絶賛公開中です。 スペ …

    サスペンス映画

    韓国映画『KCIA南山の部長たち』あらすじ感想と考察解説。イ・ビョンホンが実話の大統領暗殺事件を基に“実録サスペンス”に挑む!

    『KCIA 南山の部長たち』は2021年1月22日(金)、シネマート新宿ほか全国ロードショー 1979年に発生した、真相は今も謎に包まれたままである”パク・チョンヒ(朴正煕)大統領暗殺事件 …

    U-NEXT
    【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
    【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
    【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
    映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
    映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
    映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
    映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
    映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
    『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
    【連載コラム】光の国からシンは来る?
    【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
    【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
    星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
    編集長、河合のび。
    映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
    【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
    永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
    【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
    【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
    【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
    日本映画大学