Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/08/24
Update

中村倫也が新作映画『人数の町』完成記念会見に登壇!石橋静河と公開記念の大当たり祈願

  • Writer :
  • 石井夏子

公開記念大当たり祈願&完成記念会見オフィシャルレポート。

河瀨直美監督を審査員⻑に迎え、2017年に発表された第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選ばれた作品『人数の町』が2020年9月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開されます。

主演に、今最も勢いのある俳優・中村倫也。そして令和版『東京ラブストーリー』での赤名リカ役が話題の石橋静河。

本作で映画初出演となる『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』の立花恵理。『映像研には手を出すな!』に出演中の山中聡などフレッシュな面々が顔を揃えました。

監督・脚本は、松本人志出演の「バイトするならタウンワーク」のCMやMVなどを多数手がける荒木伸二が初の⻑編映画に挑戦します。

(c)2020「人数の町」製作委員会

このたび、9月4日(金)より全国公開を迎える本作の公開を記念し、8月24日(月)、中村倫也、石橋静河が日本橋福徳神社(宝くじご利益の神社)にて、「大ヒット」ではなく「大当たり」祈願を行い、その後「完成記者会見」を実施いたしました。

完成記者会見は、中村倫也、石橋静河、荒木伸二監督が登壇し、本作の見どころや、撮影時の様子、会見に集まった記者からの質問に答えました。

大当たり祈願・完成記念会見概要

(c)2020「人数の町」製作委員会

大当たり祈願(大ヒット祈願)

【日時】
2020年8月24日(月)9:45〜10:05

【場所】
日本橋福徳神社(中央区日本橋室町 2-4-14 コレド室町の裏手)

【登壇者】
中村倫也、石橋静河

完成記念会見

(c)2020「人数の町」製作委員会

【日時】
2020年8月24日(月)10:45〜11:15

【場所】
キノフィルムズ試写室(港区六本木7丁目8-6 AXALL六本木3F)

【登壇者】
中村倫也、石橋静河、荒木伸二監督

【MC】
奥浜レイラ

公開記念大当たり祈願&完成記念会見オフィシャルレポート

(c)2020「人数の町」製作委員会

大当たり祈願の感想は?

会見前には、中村と石橋が浴衣姿で日本橋福徳神社を訪れ、大当たり祈願を実施。

祈祷の感想について中村は「僕の邪念が全てふり払われましたので、今日はつるんとしたコメントしか出なそうです(笑)」とあいさつし、会見冒頭から会場の笑いを誘いました。

これに対し石橋は「楽しかったです」とニッコリ。すると中村が「どんな場所にありましたか?」と石橋からたくさんのコメントを引き出そうと質問を開
始。

「ビルに囲まれた神社だったけれど、昔ながらの雰囲気の良い場所でした」と付け加え、コンビネーションの良さを見せていました。

演じた役柄について

(c)2020「人数の町」製作委員会

浴衣姿で登場した中村と石橋。

シックなカラーの浴衣姿の中村は「数年ぶりの浴衣です。腹の座りがどこだかわからなくてちょっとそわそわしています」、爽やかな藤色にもみじをあしらった浴衣で登場した石橋は「昨年の撮影で着て以来です」と笑みを浮かべていました。

これに対し、⻑編映画初挑戦となる荒木監督は「僕には浴衣が準備されてなかったです。着たかったです」としょんぼり。すると中村がすかさず「新人(監督)さんにはないんですね(笑)」と笑顔でツッコミを入れる場面も。

主人公・蒼山哲也役について、中村は「特徴もなく、流されるままに生きてきた男」と解説。続けて「主義がない男だけど、石橋さん演じるヒロイン・木村紅子やさまざまな人と出会うことで変わってどうかわっていくのかが見どころです」と述べました。

対して紅子は明確な意思を持っているキャラクター。演じた石橋は「その頑固さで、“町”に馴染めずに、どこかおかしいよということを必死に訴えています。そのあとは……、ね(笑)」とネタバレにならないようにキャラクター説明をしなければならない状況に、複雑な表情を浮かべる場面もありました。

映画の着想

(c)2020「人数の町」製作委員会

映画が完成したことについて、荒木監督は「たった一人で孤独に脚本を書き始めるところから始まりました。それが今、日本で最高レベルのお二方に演じてもらうことで立体化したことに感動しています。撮影中は、リハーサルの段階から、うれしくて涙が溢れそうになるのを必死に抑えて、ベテラン監督のように堂々と振る舞うように心がけていました」とコメント。

すると、中村が「堂々とした印象はなかったです」と記者たちに暴露し、笑いを誘っていた。

映画の着想について、荒木監督は「子供の頃から、人間そのものというより、人間が塊になると怖いというイメージがありました。多数決とかって怖いなと感じていたんです。スピルバーグ監督が『怖いものがあれば映画になる』と言っていたのを聞いて、『これだ!』と思ったのがきっかけです」と明かします。

舞台となる“町”の印象は?

(c)2020「人数の町」製作委員会

舞台となる“町”は、ちょっとした労働のようなことをやれば衣食住が保証されるという不思議な場所。

そんな“町”の印象について、中村は「場所、空間、表情、言葉遣いなど、ひとつひとつがなんか異様でしたし、違和感はぬぐえませんでした。でも考え方を変えて、頭を切り替えれば居心地が良かったりするのかなという感覚でいました」と振り返ります。

石橋は「紅子は町に入って行く側の人。ひたすら怖いし、気持ち悪いし、不気味で嫌な場所だと思っていました」とコメント。

注目ポイント

(c)2020「人数の町」製作委員会

注目してほしいポイントについて、中村は「石橋さんの……」としばらくためてから「瞳です」とアピール。

その理由は「本当にキレイな瞳なんです。こんなに光が集まる眼球僕、持ってないですもん」と独特の表現で石橋の瞳の美しさを解説。

続けて「紅子の登場で物語が動き、⻘山も揺さぶられて行く。それが成⻑なのかどうかわからないけれど、変わるきっかけとなる紅子の登場は見どころですね」と強調しました。

石橋は大きな意味があるシーンではないと前置きしながら「逃避行して海辺でけだるそうに過ごす二人のシーンがすごく好きです」と告白。「二人が大変な生活をしている様子がよくわかるシーンです」と説明します。

荒木監督は「僕の映画作りの狙いは、画面の中でいろんなものがいっぺんに動いていること。つまり、絶対ここを見て!という注目ポイントを作らないことを心がけました」と映画作りのこだわりを明かしていました。

映画の楽しみ方について中村が「映画や作品は、観る人のコンディションが影響するものだと思っています。自由に受け取ってもらえたら本望です」と語ると、石橋も「私自身、1回目と2回目の感想は違いました。そういう効果のある作品だと思うので、自由に観ていただければうれしいです」と笑顔を浮かべます。

初共演の印象について

(c)2020「人数の町」製作委員会

ここからは質問タイムへ。記者からの質問で初共演の印象について聞かれた中村は「初めてとは思えないくらいの信頼感と安心感がありました」としながらも「僕が一方的に思っているだけかもしれないけど……」と付け加え、いたずらっぽく微笑みます。

続けて「現場でも仕事の話はせずに僕がずっと喋っているところに、石橋さんがツッコミを入れ、それにまた乗っかって……、そしてだんだん無視されます」とコメント。

「でも、無視されると仲良くなったと思えるタイプなので大丈夫です(笑)」と満足の表情を浮かべていました。

「中村さんと石橋さんは水と火という真逆のタイプだと思いました。さらさらっと流れるように演じる中村さんと、圧力でグッグッ押してくる石橋さんという感じですね」と二人の印象を語る荒木監督。

そのコメントに「圧が強い女優って言われているよ」と中村がツッコミを入れると、石橋は「なんか嫌だなぁ」と苦い表情を浮かべ、荒木監督がすかさず「タイプが違いすぎると思ったけど、二人揃ったらピタッとハマったのですごくうれしかったです」とフォロー。

会見の最後に

(c)2020「人数の町」製作委員会

会見前「大当たり祈願」に絡めて、人生の大当たりについて聞かれた中村は「小学校のときに懸賞で当たったE賞」と大当たりではないエピソードを披露。それには理由があり「大人になると、子どもの頃の残念な話が回収できて、当たったなって思えるのがいい」と解説。

すると、石橋も「私は小学生の学芸会で、一番やりたくなかった豚のお母さん役をやったことです。今こうして話せるので大当たりなのかもだけど、すごくショックでしたね。早く終わらないかなと思いながら演じていたのを覚えています」と振り返りました。

最後の挨拶で荒木監督は「お気を確かに持ってご覧ください」と呼びかけ会場の笑いを誘います。

石橋は「おもしろい作品になっているので、映画館に足を運んで観ていただければうれしいです」とニッコリ。

中村は「映画を観た方の反応が楽しみな作品なので、早く皆さんの感想が聞きたいです」とアピールし、会見は幕を閉じました。

映画『人数の町』の作品情報

(c)2020「人数の町」製作委員会

【日本公開】
2020年(日本映画)

【脚本・監督】
荒木伸二

【音楽】
渡邊琢磨

【キャスト】
中村倫也、石橋静河、立花恵理、橋野純平、植村宏司、菅野莉央、松浦祐也、草野イニ、川村紗也、柳英里紗、山中聡

映画『人数の町』のあらすじ

(c)2020「人数の町」製作委員会

借金取りに追われ暴行を受けていた蒼山は、⻩色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられます。その男は蒼山に「居場所」を用意してやるといいます。

蒼山のことを “デュード” と呼ぶその男に誘われ辿り着いた先は、ある奇妙な「町」でした。

「町」の住人はツナギを着た “チューター” たちに管理され、簡単な労働と引き換えに衣食住が保証されます。

それどころか「町」の社交場であるプールで繋がった者同士でセックスの快楽を貪ることも出来るんです。

ネットへの書き込み、別人を装っての選挙投票……。何のために? 誰のために?

住⺠たちは何も知らされず、何も深く考えずにそれらの労働を受け入れ、奇妙な「町」での時間は過ぎていきます。

ある日、蒼山は新しい住人・紅子と出会いました。彼女は行方不明になった妹をこの町に探しに来たのだといいます。

ほかの住人達とは異なり思い詰めた様子の彼女を蒼山は気にかけますが…。





関連記事

新作映画ニュース

【ポーランド映画祭2023】11⽉24⽇~30⽇開催!イエジー・スコリモフスキ監督ほか多彩なゲストが来日!

ポーランド映画祭2023は11⽉24⽇(金)~30⽇(木)にYEBISU GARDEN CINEMAで開催! コロナ禍のため規模を縮⼩していたポーランド映画祭。12回⽬を迎える2023年、3年ぶりにポ …

新作映画ニュース

イーストウッド映画『リチャード・ジュエル』あらすじとキャスト。日本公開日は2020年1月17日!

この映画で、アトランタ・オリンピック爆破事件の“真実”を知る。 この度、ワーナー・ブラザース映画配給により『アメリカン・スナイパー』クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』が、202 …

新作映画ニュース

『ワイルド・ストーム』あらすじとキャスト。ロブ・コーエン映画新作ポスタービジュアル解禁

2014年『イントゥ・ザ・ストーム』、2018年『ジオストーム』、そして2019年新たなディザスターパニック大作が日本上陸!! ロブ・コーエン監督最新作、映画『ワイルド・ストーム』の公開が2019年1 …

新作映画ニュース

アンタルヤ映画祭にて『ある船頭の話』が最優秀作品賞受賞!オダギリジョー監督のコメントも紹介

オダギリジョー監督、日本映画初の快挙。 アンタルヤ国際映画祭で最高賞【最優秀作品賞】受賞! 公開から2ヶ月目を迎えた2019年11月現在も新宿武蔵野館ほかで大ヒット中のオダギリジョー長編初監督作品『あ …

新作映画ニュース

映画『女優は泣かない』公開記念舞台挨拶がヒューマントラストシネマ渋谷で12/2実施。

映画『女優は泣かない』が2023年12⽉1⽇(⾦)より、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開! がけっぷちの女優と若手ディレクターが“自分の居場所”を見つけるまでの物語『女優は泣かない』! C …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学