新進の30代の俳優である佐藤秋と山口遥が、“俳優としての居場所を作る”ために、5年の歳月を費やして完成させた等身大の一組の男女の物語。
一つの大きなマイルストーンとして、新宿三大映画館(新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿、新宿バルト9)での上映を目指していた中で、2月21日(木)に新宿ピカデリーでの上映が決定しました。
1月24日(木)からチケットぴあにて先行抽選販売が始まり、その売れ行き状況によって新宿ピカデリーの劇場キャパシティが決定します。
最終目標は座席数580席のスクリーン1、新宿最大級の劇場でのプレミア上映になるかどうかは映画『足りない二人』に興味を持った人がどれだけいるかにかかってきます。
CONTENTS
映画『足りない二人』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【脚本・編集・監督】
佐藤秋、山口遥
【キャスト】
佐藤秋、山口遥、鈴木佳世、三好勝恵、渡邊徹、太田友樹、西川里佳、高橋毅、山下一世、押川愛子
【主題歌】
やけのはら『CITY LIGHTS』(felicity)
【作品概要】
濱口竜介監督の『親密さ』に出演した佐藤秋と、呉美保監督の『きみはいい子』に出演した山口遥の両名で、監督、脚本、主演を務めた映画。
互いに30代の俳優としての人生を反映させたオリジナルストーリーの作品です。
佐藤秋プロフィール
1986年2月28日生まれの群馬県出身。
2012年に濱口竜介監督の映画『親密さ』で主演を果たします。
そのほかの映画出演として、アミール・ナデリがプロデュースを行った映画『YOKOHAMA DREAM』などにも出演しました。
参考映像:『親密さ』(2012)
またNHKの大河ドラマ『龍馬伝』、フジテレビ『黒部の太陽』、wowow『同期』、BS『大島渚の帰る』などのドラマでも活躍しました。
舞台では原作・主演を鳥居みゆきが務めた『東京奇人博覧会』などに客演。
2019年に公開される『足りない二人』で映画監督デビューを果たします。
山口遥プロフィール
1985年8月24日生まれの東京都出身。
2012年に入江悠監督の映画『SRサイタマノラッパー ロード サイドの逃亡者』にて映画デビュー。
これをきっかけに俳優活動をスタートさせました。
そのほか出演作には、NTV『東京大空襲』、BS『大島渚の帰る家』、呉美保監督の映画『きみはいい子』などがあります。
2019年に公開される『足りない二人』で、同じく俳優として活躍する佐藤秋ともに映画監督デビューを果たしました。
映画『足りない二人』のあらすじ
北海道・積丹郡美国町で、同棲生活をしながら共同で漫画を執筆している小山内と楓子。
二人の漫画家としての収入は殆どなく、生活を支えているのはアルバイトで稼いだ給料。
そんなジリ貧生活の二人に追い打ちをかけるかのように、周りの同業者は売れていき、久しぶりに帰った実家では確実に老いていく家族の姿を目の当たりにしてしまいます。
日々の不満をぶつけ合いながら、成功できない理由を相手のせいにしては、悪化していく二人の関係。
そんな行き詰まりの生活から抜け出すため小山内は新たな作品の執筆に取り掛かります。
それは、自分たちが主人公の漫画。「二人で描けば、絶対に面白いものになるんだって」と小山内は熱く語ります。
一方で30歳を目前に控えた楓子は、恋人同士で漫画を描いていくことに対する疑問を日に日に膨らませていきます。
「二人で居るから、うまくいかないことが多いと思う」。
いつまで経っても足並みが揃わない、いつまで経っても自分たちのことが見えない二人が、漫画家として生きていくために選んだ道とは…。
映画『足りない二人』の感想と評価
日本インディペンデント映画の行く先は
昨年2018年夏に公開されるや否や大きな話題を呼んだ『カメラを止めるな』。
東京での好成績を受けて全国公開のノウハウのあるアスミック・エースが共同配給に手を挙げたことで、全国に作品が拡がり結果として興行収入30億円を突破し、各映画賞にも名を連ねました。
この成功によって日本のインディペンデント映画にスポットライトが当たりました。
ただ、この状況も痛しかゆしで、“インディペンデント映画の粗削りさが良い”という言葉が悪いほうに転がって“インディペンデント映画は粗削りで良い”という会社に転がってしまうことが結構あります。
結果として、映画の肝であるクオリティを無視して、勢い任せのだけの映画が幅を利かせクオリティで勝負したいインディペンデント映画の出番が無くなってしまうことがあります。
今回もその悪循環が生まれてしまうのではと心配していました。
そんなかで監督から直接見て欲しいと言われて出逢った作品がこの『足りない二人』。
まだまだ無名な主役コンビが監督・脚本・編集までこなした5年越しの労作。
その分、練られた脚本と丁寧な編集はメジャー作品でも通用する出来です。
まずは、新宿ピカデリーでのプレミア上映。ぜひ!!
映画『足りない二人』のチケット販売情報
【チケットぴあ(Pコード:559-547)】
・チケット料金1,200円
・先行プレリザーブ(先行抽選販売受付)
1月24日(木)11:00〜2月5日(火)11:00まで
インターネット購入:http://w.pia.jp/t/tarinaifutari/
※PC・モバイル共通
※インターネットのみでの受付となり、受付の際、ぴあへの会員登録(無料)が必要となります。
※お席はお選びいただけません。
一般販売(残席がある場合のみ)
2月6日(水)10:00〜2月15日(金)18:00まで
インターネット購入:http://w.pia.jp/t/tarinaifutari/
※PC・モバイル共通 ※お近くのチケットぴあのお店、下記のコンビニ、もしくは電話予約、インターネットでお求めいただけます。 ※お席はお選びいただけません。
【店頭直接購入】
●チケットぴあのお店
営業時間:10:00〜20:00
※営業時間は店舗によって異なります。
●セブンイレブン
0:00〜24:00
※24時間発券可能です。
【電話予約】
チケットぴあ音声自動応答TEL:0570-02-9999
【チケットぴあでの購入に関するお問い合わせ】
チケットぴあインフォメーション:0570-02-9111(10:00〜18:00) http://t.pia.jp/help/
まとめ
北海道の積丹郡美国町に東京から移住して5年…。一緒に漫画家をしている小山内と楓子の同棲生活は、完全に行き詰まっていました。
作家デビューは約10年というものの、不甲斐ない日々を変えたいと小山内は、「2人で描けば、絶対に面白いものなる」と、勝負を賭けた1本に、自分たちをテーマにした物語を描くことを提案します。
未来に希望を抱く小山内でしたが、それに対して、「2人でいるから、うまくいかない」と、30歳の誕生日を目前とする楓子は互いの将来に不安を漏らします…。
30代の俳優である佐藤秋と山口遥の二人が、“俳優としての居場所を作る”ために挑んだ本作『足りない二人』。
二人の役者が5年という歳月を費やして完成させた映画、その等身大の男女の物語とは?
ぜひ、劇場でご覧ください!