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Entry 2020/09/13
Update

《動画で見る瀧内公美インタビュー》女性が#MeTooやセクハラを描く意味を考えた作品【映画『蒲田前奏曲』】

  • Writer :
  • 儀保俊弥

YouTube動画で見る瀧内公美インタビュー取材

中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文という4人の監督による連作スタイルの長編映画『蒲田前奏曲』。今回は、第3番安川有果監督「行き止まりの人々」をご紹介します。

新しいスタイルのこの作品が、2020年9月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森ほか全国順次公開されます。

蒲田で生活する売れない女優蒲田マチ子を中心に巻き起こる、過去と現在と未来の出来事。エンターテインメント界への皮肉が存分に込められたオムニバス形式の映画です。

その第3番目の安川有果監督の担当した短編「行き止まりの人々」で、主演の黒川瑞季役を演じた瀧内公美さんにインタビュー取材を行いました。

本作の女優で企画プロデューサーの松林うららさんとテーマについて話し合い、共演した撮影現場はどのような雰囲気であったのか。また安川有果監督と取り組んだ演出についてなど、語っていただきました。

瀧内公美インタビュー動画:5分19秒

【瀧内公美プロフィール】
『蒲田前奏曲』第3番「行き止まりの人々」主演 黒川瑞季役

1989年生まれ、富山県出身。映画『グレイトフルデッド』(2014/内田英治監督)にて初主演を務める。

『ソレダケ』 (2015/石井岳龍監督)、『日本で一番悪い奴ら』(2015/白石和彌監督)など気鋭の監督作品を経て、2017年、廣木隆一監督『彼女の人生は間違いじゃない』に主演。週末だけ高速バスに乗り、福島の仮設住宅から渋谷 へ、デリヘルのアルバイトをしに行く市役所職員を繊細に演じ、日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、全国映連賞女優賞を受賞。

2019年、荒井晴彦監督『火口のふたり』では翳りのあるヒロインを好演。第93回キネマ旬報主演女優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど、多くの高い評価を得ます。

そのほか主な出演作品に、映画『カゾクデッサン』(2020/今井文寛監督)、『21世紀の女の子「Mirror」』(2019/竹内里沙監督)。テレビドラマではTBS「恋はつづくよどこまでも」「凪のお暇」、NHK「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」など。

主演の公開待機作として、映画『裏アカ』(加藤卓哉監督)、『嘘に灯して(仮)』 (春本雄一郎監督)など、硬派な作品が控えている。

映画『蒲田前奏曲』第3番「行き止まりの人々」の作品情報


(C)2020 Kamata Prelude Film Partners

【公開】
2020年(日本映画)

【英題】
Kamata Prélude

【監督・脚本】
安川有果

【プロデューサー】
松林うらら

【キャスト】
瀧内公美、大西信満、松林うらら、吉村界人、二ノ宮隆太郎、近藤芳正

【作品概要】
映画『蒲田前奏曲』は、4人の監督による連作スタイルの長編映画です。中川龍太郎(第1番「蒲田哀歌」)、穐山茉由(第2番「呑川ラプソディ」)、安川有果(第3番「行き止まりの人々」)、渡辺紘文(第4番「シーカランスどこへ行く」)という監督たちが、各自の手法でコミカルに手掛けることで長編作へと仕上げていった意欲作。

売れない女優・マチ子を通し、女性が人格をうまく使い分けることが求められる社会への皮肉を、周囲の人々との交わりを介しながら描いています。

第3番「行き止まりの人々」の監督は、『Dressing Up』(第8回CO2助成作品、OAFF2012)で日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞受賞の安川有果です。松林うららと『カゾクデッサン』や『火口のふたり』(2019)に出演した瀧内公美が熱演しています。

映画『蒲田前奏曲』第3番「行き止まりの人々」のあらすじ

アルバイトをしながら女優をしている、蒲田マチ子、27歳。

カフェでプロデューサーの板垣と仕事の打ち合わせをしています。

「次はこのオーディションを受けようと思います」と次の仕事を説明するマチ子に、板垣は頷きながら、「で、どうする? つき合おうよ」と言いました。

マチ子は「え?」。それから間髪いれず、「いやー、つき合わないですよ」。

それを聞いた板垣はしばらく「フーン」と考えているようでしたが、「もういいのね」と言って席を立ちました。

その後、マチ子は映画のオーディションを受けに来ます。

オーディションの内容は、セクハラについて、何か思っていることやエピソードがあれば話してくださいというものでした。

創作でもいいといわれますが、オーディションを受けに来た人たちは、皆思い出すことに抵抗があるようで上手く話せません。

マチ子の番が来ますが、やはりためらいがちな素振りに、監督から「言いたくないんだったら、いいよ」と言われました。

「いやー、これ誰かわかっちゃうからなあ」と言うマチ子に、監督は「フィクションとか混ぜてもらって全然いいんだよ」と言います。

勇気づけられたマチ子は、「映画プロデューサーの人に、レイプされそうになったことがあります」と自分の体験を話し始めました。その時に拒んだら「主役は無理かもね、とも言われました」とも。

監督はその内容が気に入った様子ですが、休憩時間に監督の横にいたカメラマンからは「あまりそんな話はしない方がいいかも。ソンするだけっていうか……」と言われました。

マチ子以外、それまで他の人が上手く演じられない中、マチ子の次の黒川瑞季だけは迫真の演技を見せました。

好印象を取ったマチ子と瑞季は共に最終選考に残ります。

最終選考は、自宅に女性を連れ込んだ男性とその女性との寸劇でした。瑞希とマチ子がペアを組み、マチ子が女性、瑞希が男性を演じます。

2人の演技について監督からの何回ものダメだしと厳しい指導があり、セクハラ被害者経験のマチ子と瑞希は次第にイライラしてきます。

*本記事に使用したインタビュー動画は、《映画メディア「アマゴチャン MOVIE A GO GO」》で制作された動画で、本サイト「Cinemarche」と業務提携をおこなっている姉妹サイトです。





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