Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2018/02/10
Update

『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』あらすじとキャスト。

  • Writer :
  • 西川ちょり

カナダで最も有名な画家モード・ルイスが教えてくれる、人生で大切な喜びとは──

3月3日(土)より東劇、新宿ピカデリーをはじめ全国でロードショーされる映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』をご紹介します。

カナダの女流画家モード・ルイスの人生をつづった喜びと愛に満ちた真実の物語です!!

1.映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』の作品情報


(c)2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.

【公開】
2018年(カナダ・アイルランド合作映画)

【原題】
MAUDIE

【監督】
アシュリング・ウォルシュ

【キャスト】
サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク、カリ・マチェット、ザカリー・ベネット、ビリー・マクレラン

【作品概要】
カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの共演で描いた感動の人間ドラマ。

3.サリー・ホーキンス(モード役)のプロフィール

参考映像:『ハッピー・ゴー・ラッキー』(2008)

1976年4月27日生まれ、イギリス・ロンドン出身。

98年に王立演劇学校(RADA)を卒業後、舞台女優として活躍。『人生は、時々晴れ』(2002/マイク・リー監督))で映画デビューを果たします。

2008年、『ハッピー・ゴー・ラッキー』(マイク・リー監督)での演技が評価され、ゴールデングローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)を獲得しました。

13年にはウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』でケイト・ブランシェット扮する姉とは対称的な、気が良く堅実な妹を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。

ギレルモ・デル・トロ監督の話題作『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)でも主演を務め、第90回 アカデミー賞(2018)主演女優賞にノミネートされています。

『パディントン』シリーズでも、ブラウン一家の頼もしい母親役を演じていますが、そういえば、ここでも彼女の役どころは挿絵画家です!

その他の主な出演作に、『レイヤー・ケーキ』(2004/マシュー・ボーン監督)、『ウディ・アレンの夢と犯罪』(2007)、『17歳の肖像』(2009/ロネ・シェルフィグ監督)、『わたしを離さないで』(2010/マーク・ロマネク監督)、『ジェーン・ エア』(2011/キャリー・ジョージ・フクナガ)、『GODZILLA ゴジラ』(2014/ギャレス・エドワーズ監督)、『僕と世界の方程式』(2014/モーガン・マシューズ監督)などがあります。

3.イーサン・ホーク(エベレット役)のプロフィール

参考映像:『6才のボクが、大人になるまで。」(2014)

1970年11月6日生まれ。アメリカ・テキサス州オースティン出身。

1985年、『エクスプロラーズ』(ジョー・ダンテ監督)で映画デビューを果たします。

学業のために一時活動を中断。カーネギーメロン大学に入学しますが、1989年、『いまを生きる』(ピーター・ウィアー監督)で復帰し、ブレイクしたため、大学を中退します。

1995年リチャード・リンクレイター監督の『恋人までの距離(ディスタンス)』に出演。『ビフォア・サンセット』(2004)、『ビフォア・ミッドナイト』(2013)と合わせて三部作と呼ばれ、同じ役柄を演じました。あとの二作は主演とともに、脚本も担当しています。

同じくリンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。」(2014)ではアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞映画部門の助演男優賞にノミネートされました。

出演作は40本以上。『シーモアさんと、大人のための人生入門』(14)では初のドキュメンタリーを手がけるなど、監督、脚本、舞台演出、小説など多方面で才能を発揮しています。

知的で、都会的なイメージのあるイーサンが、粗野で素朴なエベレットを如何に演じるかに注目です!

最近の出演作に『マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ』 (2015/ レベッカ・ミラー監督)、『ブルーに生まれついて』(2015/ロバート・バドロー監督)、『マグニフィセント・セブン』(2016/アントワーン・フークア監督)、『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017/リュック・ベッソン監督)などがあります。


(c)2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.

4.映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』のあらすじ


(c)2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.
カナダ東部のノバスコシア州。小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことを生きがいにしていました。

ある日、商店で買い物をしていたモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持ちます。男は町はずれの小屋に住み、魚の行商を営むエベレットでした。

若年性関節リウマチを患い、幼い頃から体が不自由だったモード。両親が他界した後は一族から厄介者扱いされ、肩身の狭い思いをしてきました。

叔母は束縛が厳しく、自由を愛するモードは叔母から逃れるため、住み込みの家政婦になろうと決意します。

家政婦としてエベレットの家で働き始めたモード。

孤児院育ちで、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレットはぶっきらぼうで、時には彼の心無い言葉で傷つけられることも。ですが、はみ出し者同士の同居生活は、孤独だった心を癒し、いつしか互いを認め合う関係になっていきます。

モードの絵は殺風景な家を愛らしく変えていきました。二人の距離は縮まり、やがて結婚。互いに必要な存在になっていました。

そんな時、モードの絵の才能を見出す人物が現れます。ニューヨークから避暑に来ていたサンドラという女性が、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で気に入り、絵を依頼しにやってきたのです。

一枚5ドルで契約して、モードは夢中で絵を描きます。

モードの絵は雑誌やテレビで取り上げられるようになり、やがてその評判を聞いたアメリカ合衆国大統領のニクソンから依頼が舞い込むまでに…。

まとめ


(c)2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.

カナダ東部の小さな港町のわずか4メートル四方の家で、美しい四季や動物をカラフルにのびのびと描き続けた画家モード・ルイス。カナダで最も愛される画家として知られています。

その素朴で愛らしい絵は、今もオークションで500万円を超える高値がつくといいます。

夫エベレットは無口で無愛想な人物ですが、不器用ながらも献身的にモードを支えます。

孤独だった2人が奇跡のように出逢い、絆を深め、夫婦となって慎ましくも確かな幸せを手に入れる、本作は、そんな実在の人物の生涯を描いた感動作です。

モードを演じるのは、実力派サリー・ホーキンス。自身もイラストレーターを志望していたことがあるというサリーは、役作りのために素朴派画家の絵画クラスに数ヶ月間通ったといいます。モードになりきったかのような熱演に注目です!

妻を献身的に思いつつもそれを隠すようにする無骨な夫エベレットに、リチャード・リンクレイターの諸作品で知られるイーサン・ホークが扮し、素朴な魅力を醸し出しています。

監督のアシュリング・ウォルシュは、TVドラマ『荊の城』(2005)でサリー・ホーキンスと組んでいるので、今回も息はぴったり! 

「どんな人生でも自由な精神で楽しめば、素晴らしいことが待っている」というモードの生き方が心を打ち、観るものの気持ちを温かくしてくれます。

『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』は、3月3日(土)より全国ロードショーされます!

関連記事

ヒューマンドラマ映画

映画『エス』あらすじ感想と評価解説。逮捕された経験を基に太田真博監督が描き出す“会話満載の群像劇”

映画『エス』は2024年1月19日(金)よりアップリンク吉祥寺で劇場公開! 太田真博監督の初の長編劇場デビュー作『エス』が2024年1月19日(金)よりアップリンク吉祥寺にて公開されます。 太田監督が …

ヒューマンドラマ映画

【感想評価】6月0日 アイヒマンが処刑された日|あらすじ解説。ユダヤ人の父を持つパルトロウ監督がアイヒマンの処刑と火葬の真実をあぶり出す

映画『6月0日 アイヒマンが処刑された日』は2023年9月8日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国公開 ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンの処刑の舞台裏を描いた映画『6月0日 アイヒマンが処刑された …

ヒューマンドラマ映画

映画『マリッジ・ストーリー』あらすじネタバレと感想。離婚する夫婦が相手の長所に思いを寄せた境地とは

相手の長所は何ですか? 出会った頃の気持ちをもう一度。 スカーレット・ヨハンセンとアダム・ドライバーを主演に、夫婦が離婚に向かう葛藤を描いたNetflixオリジナル映画『マリッジ・ストーリー』が、20 …

ヒューマンドラマ映画

『フィールド・オブ・ドリームス』ネタバレあらすじ感想と結末の考察解説。ケヴィンコスナーが教えてくれるトウモロコシ畑の向こうある“大人の夢のかなえ方”

置いて来た夢にもう一度向かい合う大人のためのおとぎ話 名優ケヴィン・コスナー主演の、野球を通して夢と希望を追う主人公を温かな視線で描く感動作。 フィル・アルデン・ロビンソンがウイリアム・パトリック・キ …

ヒューマンドラマ映画

映画『ファイティング・ファミリー』あらすじネタバレと感想。女子プロレスラーとして勇姿をみせた女性とは⁈

世界最大のプロレス団体WWEで、一夜にしてスーパースターの座を勝ち取った女性プロレスラーの実話を映画化 ドウェイン・ジョンソンが惚れ込んだ脚本は、破天荒なプロレス一家に生まれ育ったマイノリティな女性プ …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学