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NETFLIX映画『スペンサー・コンフィデンシャル』ネタバレあらすじと感想。キャストのウォールバーグの手堅いミステリーは必見!

  • Writer :
  • 糸魚川悟

一線超えも当たり前!NETFLIX映画『スペンサー・コンフィデンシャル』

ピーター・バーグ監督と俳優のマーク・ウォールバーグは、『ローン・サバイバー』(2014)、『バーニング・オーシャン』(2017)、『パトリオット・デイ』(2017)、『マイル22』(2019)など数多くの作品でタッグを組んできました。

そして2020年3月6日、またもやこの2人がタッグを組んだ作品がNetflix独占配信映画として降り立ちます。

今回は探偵映画として、そして2人のタッグ映画としても堅実な面白さを見せつけてくれる映画『スペンサー・コンフィデンシャル』(2020)をネタバレあらすじを交えご紹介させていただきます。

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映画『スペンサー・コンフィデンシャル』の作品情報


Netflix映画『スペンサー・コンフィデンシャル』

【配信】
2020年(Netflix限定配信)

【原題】
Spenser Confidential

【監督】
ピーター・バーグ

【キャスト】
マーク・ウォールバーグ、ウィンストン・デューク、アラン・アーキン、イライザ・シュレシンガー、ボキーム・ウッドバイン

【作品概要】
小説家ロバート・B・パーカーが生み出した人気探偵「スペンサー」シリーズをパーカーの死後、作家エース・アトキンスが継ぎ執筆した「Robert B. Parker’s Wonderland」を映像化した作品。

主演を務めたのは『テッド』(2013)から『ローン・サバイバー』まで、幅広い役柄を引き受けるだけでなく、自身も映画製作に関わることでも有名なマーク・ウォールバーグ。

映画『スペンサー・コンフィデンシャル』のあらすじとネタバレ


Netflix映画『スペンサー・コンフィデンシャル』

ある事件の隠蔽に関わったとされるジョン・ボイラン警部への聞き取りのため、自宅を訪ねた警察官のスペンサーはボイランと口論になり、過剰に暴行を加えたことで刑務所に服役することになります。

5年後、服役の最終日ですら服役囚と喧嘩する荒くれ者のスペンサーはついに出所し、出所日を伝えなかったことで命を狙いかねない妻シシーから逃れサウジーへと向かいます。

元相棒の刑事ドリスコルと再会し、愛犬のマーサとも再会したスペンサー。

父ヘンリーの住む家の部屋を借りるスペンサーは、同じ部屋の同居人となる巨体の男ホークと出会います。

4月18日、ボストン市内の路上に停められた車の中からテレンスと言う男の射殺体が発見、さらにかつてスペンサーが痛めつけたボイラン警部の死体もバスの駐車場で発見されます。

当然の如く、ボイラン警部と因縁のあるスペンサーは殺人の容疑で疑われ、ドリスコルがアリバイを聴きに現れますが、ホークとヘンリーによる鉄壁のアリバイに納得しドリスコルは帰って行きます。

次の就職のため、トラック運転手の資格を取ろうとするスペンサーでしたが、頭からボイラン殺しの犯人のことが離れませんでした。

ヘンリーの運営するジムで総合格闘家を目指すホークをスペンサーは指導することになりますが、シシーがジムに現れ今後二度と会うことはないとスペンサーに言い放ちます。

死体で発見されたテレンスも刑事であることが公表され、警察はテレンスがボイランと同じ麻薬捜査課であることから、テレンスがボイランを殺害した後に自殺したと決めつけ、捜査を打ち切ろうとしているニュースを目にします。

テレンスと知り合いであり、彼が善人であることを知るスペンサーはテレンスの遺族に会いに行き、テレンスの妻から家宅捜査で家から麻薬が見つかったことを聞きます。

些細な部分に気づき、テレンスがボイランを殺した犯人でないことを確信したスペンサーは、テレンスが最後に会った相手であるテレンスの相棒の刑事スコットに会いに警察御用達のバーへと向かいます。

スコットからテレンスがボイランを何かの罪で疑っていたことを知るスペンサーでしたが、ボイランを慕うマクリン巡査部長たちに絡まれリンチを受けてしまいます。

テレンスの家から麻薬が出たことから警察の内部の汚職に疑いの目を向けるスペンサーは、近場のコンビニに設置された監視カメラの映像を店員からもらい、事件の当日にテレンスが誰かの車に乗ったことと、何者かが停めてあったテレンスの車に乗ったことを確認します。

ボイランの殺害現場に足を運んだスペンサーは、テレンスが殺人現場であるバスの駐車場で自殺せず、妻も子供もいる自宅前で自殺したことを不審に思いドリスコルにそのことを告げますが、事件が終わったとするドリスコルは取り合ってくれません。

ホークの指導を続けるスペンサーは、ホークがかつて過失致死で刑務所に服役していたことを知りますが、ホークの格闘技に対する想いが確かなものであることも知ります。

ホークと話すカフェのトイレに押し入って来たシシーと行為に及ぶスペンサーは、店の外で事件の日にテレンスが乗り込んだ車を見つけ追いかけることになりますが、追いつくことができませんでした。

ホークが自身を手伝わなかったことに苛立ちをぶつけるスペンサーでしたが、ホークは車のナンバーを覚えており、その情報をもとにスペンサーはかつてのコネを使い自動車のナンバーを調べます。

自動車の持ち主がアイリッシュ・マフィアのチャーリーであることを知ったスペンサーは、過去に発生した「グロリア・ウィニウスキー殺害事件」の筆頭容疑者がチャーリーであり、その事件を隠蔽したとされるのがボイラン警部だったことから事件のつながりを悟ります。

その事件に猫の死体が関わっていたことを聞いた動物愛護家のホークは激怒し、スペンサーと協力しチャーリーの制裁をすることを決めます。

チャーリーを尾行すると、チャーリーがFBIに尾行された上で、警察と何かの裏取引をしていることを知ります。

ボイランの死にストリートギャングが深く関わることに気づいたスペンサーは、刑務所内で自身を襲った数あるストリートギャングの一つのリーダーの妻を脅迫材料に使い、ストリートギャングから「ワンダーランド」と言う存在が、自身に汚職警官のマクリン巡査部長を差し向け襲わせたと聞き出します。

スペンサーは情報屋から「ワンダーランド」と言うのは建設予定のカジノであり、莫大な資金力で汚職警官やストリートギャングを仕切る「ロス・オスキュロス」が建設を全面的にバックアップしていることを教わります。

スペンサーは、証拠を集め「ロス・オスキュロス」を「ワンダーランド」ごと潰そうと考え始めますが、逆に「ロス・オスキュロス」側は事件を嗅ぎまわるスペンサーを鬱陶しく感じ、飲食店でストリートギャングにスペンサーを襲わせます。

ホークの助けもあり、危機を脱したスペンサーは自身の存在が敵にバレていることを確信し、ヘンリーを犬の保護所をしているシシーの家に預けます。

テレンスの妻から家が何者かに荒らされたことを聞いたスペンサーとホークは、テレンスが生前何かを隠していたことに行き着き、妻に託されていた盗聴器を受け取ります。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『スペンサー・コンフィデンシャル』ネタバレ・結末の記載がございます。『スペンサー・コンフィデンシャル』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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盗聴器に録音されていた内容は、テレンスが「ロス・オスキュロス」について独自に捜査を行い、その捜査の中で汚職警官のボイランを取り調べ、汚職警官の親玉がドリスコルであることを聞き出す内容でした。

録音の内容と独自の捜査の内容を突き合わせ、ボイランは「ロス・オスキュロス」について調べるテレンスに情報を吐いたとして、テレンス共々ドリスコルたちに処刑されたことに辿り着き、スペンサーは遂に敵の正体を知ることになります。

ドリスコルの家の前でドリスコルに真実を突きつけるスペンサーは彼に自首を頼みますが拒否されます。

盗聴器の内容をFBIに渡すスペンサーでしたが、さらに大きな獲物を狙うFBIはドリスコルの逮捕をしないと言い放ちます。

盗聴器の内容にある「大きな取引」に狙いをつけたスペンサーはチャーリーを拷問し、取引現場と時間、そして運搬する車を聞き出しストリートギャングから車を奪います。

車の中には違法薬物が大量に入っており、スペンサーはシシーの家に置こうとしますが、犬だらけのシシーの家から逃げたヘンリーをドリスコルに確保され、「ワンダーランド」にて薬物との交換を求められます。

ホークと共に全てのケリをつけることを決めたスペンサーは、「ワンダーランド」へと向かいます。

ドリスコルを始めとした汚職警官が大量に待ち構える「ワンダーランド」へシシーが現れ、得意の気性の荒さでヘンリーを車から遠ざけると、スペンサーとホークが巨大トラックで現れ、汚職警官たちの乗る車を次々となぎ倒し、過半数を倒すことに成功。

車から降り、ナタで斬られながらも逃げるドリスコルを追うスペンサーは、残りの敵をホークに任せます。

ホークは圧倒的な強さで敵を倒し、スペンサーはドリスコルに追いつき銃を奪います。

しかし、スペンサーはドリスコルを撃つこと無く、刑務所での戦い方を教えるとステゴロでの戦いをドリスコルに求めます。

ナタで斬られた傷により苦戦しながらもドリスコルを倒したスペンサーはドリスコルを私人逮捕し、違法薬物と共にFBIに引き渡します。

ドリスコルたち汚職警官の逮捕によって、死亡しながらも犯人として捜査されていたテレンスの罪は晴れ、警察内の汚職が一層。

退院したスペンサーはシシーとヨリを戻し、ヘンリーやホークを交えロブスターを食べながら談笑します。

しかし、店内のテレビに教会が放火されたニュースが流れ、犯人として逮捕されたのがかつての知り合いであり、彼が無実を訴えながら連行されるシーンを目撃してしまったスペンサーは、ヘンリーやシシーに止められながらも自身の内に湧き上がる「正義」の気持ちが再び燃え上がるのを感じるのでした。

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映画『スペンサー・コンフィデンシャル』の感想と評価

正義感が強すぎることで厄介ごとを見逃すことの出来ないスペンサーを主人公とした探偵映画である『スペンサー・コンフィデンシャル』。

本作の魅力的な要素は、警察内部の汚職だけでなく、邪魔になる人間を処刑するほどの巨大な悪が相手にも関わらず重苦しい雰囲気にはならず、良い意味で馬鹿らしく軽い雰囲気が漂っていることにあります。

しかし、もちろん探偵映画の骨子であるサスペンス要素は丁寧に描いており、主人公の因縁と事件の様相が繋がり始める中盤には引き込まれます。

主人公のスペンサーは腕っぷしが強いだけでなく、着眼点も洞察力も優れており、破天荒な振る舞いをしながらも真実に着々と近づいていく爽快さもある本作は、探偵映画への入門作品としても優れている作品です。

まとめ

Netflixで配信されている映画『スペンサー・コンフィデンシャル』は、豪華な共演者にも大注目です。

『ブラックパンサー』(2018)への出演後、MCUシリーズへの継続的な出演を果たすウィンストン・デュークを始め、アカデミー賞助演男優賞受賞経験を持つアラン・アーキンや、2020年の注目作『ゴーストバスターズ:アフターライフ』への出演が決まるボキーム・ウッドバインなど、俳優たちの演技もご堪能ください。

マーク・ウォールバーグ主演作品として安定的な面白さが確約されている『スペンサー・コンフィデンシャル』を、ぜひNetflixで鑑賞してみてください。

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