VRワールド「OASIS(オアシス)」に隠された「宝の卵」を巡る冒険を描いた、新時代のアドベンチャームービー『レディ・プレイヤー1』は4月20日より全国公開。
今回はアーネスト・クライン原作の『ゲームウォーズ』を、スティーブン・スピルバーグが映画化した、『レディ・プレイヤー1』のあらすじとキャスト、また原作についてもをご紹介します。
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CONTENTS
1.映画『レディ・プレイヤー1』の作品情報
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
【公開】
2018年(アメリカ映画)
【原題】
Ready Player One
【監督】
スティーブン・スピルバーグ
【キャスト】
タイ・シェリダン、オリビア・クック、ベン・メンデルソーン、リナ・ウェイス、サイモン・ペッグ、マーク・ライランス、フィリップ・チャオ、森崎ウィン、T・J・ミラー、ハナ・ジョン=カーメン、ラルフ・アイネソン、スーザン・リンチ、パーディタ・ウィークス
【作品概要】
貧富の差が激しくなり、多くの人類がスラム街での暮らしを余儀なくされた近未来を舞台に、仮想ネットワークシステム「OASIS(オアシス)」に隠された「宝の卵」を巡る戦いを描いたSF映画。
スティーブン・スピルバーグが監督を務め、原作者のアーネスト・クラインが共同脚本として参加。
2.原作者のアーネスト・クライン紹介
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
1972年3月29日生まれの小説家。
2008年に余命わずかの友人に『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を観せるために、奮闘するスター・ウォーズファンの姿を描いた映画『ファンボーイズ』(2008)で脚本を担当して話題を集めました。
その後は2011年に、小説デビュー作『Ready Player One』を発表しベストセラーとなり、日本でも『ゲームウォーズ』のタイトルで出版されます。
アーネスト・クラインは自身の作品についての原点について、このように語っています。
「僕は小さいころからテレビでウルトラマンやマグマ大使、ゴジラといった特撮や、『AKIRA』などのアニメを観ながら育った」
「この作品を書いたのは、大好きな日本のポップカルチャーへの感謝の気持ちからなんだ」
日本のポップカルチャーへの感謝と述べ、日本人なら誰もが知っているウルトラマンやゴジラをあげていますね。また手塚治虫の『マグマ大使』の名前もあり、アニメやゲームなどが多大な影響を与えて生まれた作品だという事が分かりますね。
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3.映画『レディ・プレイヤー1』の主なキャスト
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED>
タイ・シェリダン(パーシヴァル/ウェイド・ワッツ役)
1996年11月11日生まれ。
2001年の映画『ツリー・オブ・ライフ』で子役としてデビュー、2013年のニコラス・ケイジ主演作『グランド・ジョー』で第70回ベネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)を受賞し注目されます。
2016年にはX-MENシリーズの『X-MEN:アポカリプス』でサイクロプス(スコット)役を演じています。
オリビア・クック(アルテミス/サマンサ・エブリン・クック役)
1993年12月27日生まれ。
8歳から演劇ワークショップに通い、14歳からCM出演、2013年のテレビドラマ『ベイツ・モーテル』で注目されます。
以降、2013年の映画『シグナル』、2015年にサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した主演映画『ぼくとアールと彼女のさよなら』などに出演、『スター・ウォーズ エピソード8』の女性キャスト候補として名前が挙がっていたほどの、若手の注目女優です。
森崎ウィン(ダイトウ/トシロウ役)
ミャンマー出身、5人組ダンスボーカルユニット・PrizmaXのメインボーカル。
2008年にドラマ『学校じゃ教えられない!』で俳優デビュー、2010年に大ヒットドラマシリーズ『ごくせん』シリーズ、映画『パレード』に出演後、2013年に映画『シェリー』で映画初主演を務めます。
数ヶ月間に渡って全世界で行われたオーディションの末に、スピルバーグ監督から指名されるという大抜擢となりました。
サイモン・ペッグ(オグデン・モロー役)
1999年ロンドンでコメディアンデビュー、脚本も手がけたテレビシドラマ「スペースド」シリーズで注目されます。
2004年に友人のエドガー・ライトと、ニックフロストの3人で作った映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』がイギリスで大ヒットします。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』がキッカケでJ.J.エイブラムスと知り合い、『ミッション:インポッシブル』シリーズに何度も起用され、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』では天才ハッカー、ベンジー・ダンを演じました。
また、J.J.エイブラムスの『スター・トレック』リメイクシリーズにもモンゴメリー・スコット役で出演しています。
ベン・メンデルソーン(ノーラン・ソレント役)
1969年4月3日生まれ。オーストラリアのメルボルン出身。
Netflixの人気シリーズ『ブラッドライン』にて、長男のダニー役で2014年から参加し注目されるようになります。
これまでの主な出演作に、2012年の映画『ダークナイト・ライジング』2016年の映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などがあります。
5.映画『レディ・プレイヤー1』のあらすじ
2045年、多くの人々が荒廃した街での暮らしを余儀なくされていました。
そんな中、全ての希望が実現するVRワールド「OASIS(オアシス)」に若者は夢中になります。
ある日、「OASIS」の創始者、ジェームズ・ハリデーが亡くなり「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう。」という遺言が発表されます。
その遺言を受けて、世界中で莫大な遺産を巡る戦いが始まります。
遺産を巡る戦いに参加した17歳の少年ウェイドは、現実では冴えない日常を送り、「OASIS」に自分の居場所を求めていた若者の1人でした。
ウェイドは「OASIS」で出会った仲間と、謎の美少女アルテミスと協力し、戦いに挑みます。
そこへ世界支配を企む巨大企業、IOI社も加わり、戦いは更に激しくなります。
ウェイドは仲間達とIOI社の陰謀を阻止し、「OASIS」に眠る3つの謎を解く事ができるのでしょうか?
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6.映画『レディ・プレイヤー1』のみどころ
"I made this movie to make people feel really good." We caught up with Steven Spielberg about #ReadyPlayerOne, virtual reality and the movie's Easter eggs: https://t.co/lzMQ1sbdvt
— USA TODAY Life (@usatodaylife) 2018年3月27日
『レディ・プレイヤー1』の見どころは、どんな願望も叶うVR空間「OASIS」での、あらゆるアニメやゲーム、マンガ、映画などのキャラクターや乗り物などが登場する世界観です。
予告動画では、映画『アイアン・ジャイアント』の心優しいロボットや、ホラー映画『エルム街の悪夢』シリーズのフレディ・クルーガー、『チャイルド・プレイ』シリーズのチャッキー、近年リメイクされたキング・コングの姿も確認できます。
乗り物では「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズのタイムマシン、デロリアンも街中を失踪していますね。
本作では、日本生まれのキャラクターや乗り物も登場しています。
まずは、1988年に公開され、国内外で熱狂的なファンを生み出した人気アニメ映画『AKIRA』で、主人公の金田が乗っているバイク、通称「金田バイク」。
アニメ『機動戦士ガンダム』のRX-78に、人気ゲーム『ストリートファイターⅡ』からリュウや春麗も登場します。
更に森崎ウィン演じるトシロウのアバター、ダイトウは日本の名優、三船敏郎がモデルになっており、これはスピルバーグ監督のアイデアだそうです。
「スターウォーズ」シリーズと「ウルトラマン」以外の、必要な版権は全て揃ったというニュースもあるので、日本の特撮やアニメのロボットが戦う、原作の展開も再現されているのでしょうか?
非常に気になりますね。
まとめ
押井守監督の実写作品『アヴァロン』(2001)
2016年は「VR元年」とも呼ばれ、近年VR技術は身近な存在になりました。
過去にもVRを扱った映画は製作されていますが、特に2000年に押井守が監督した、2001年の実写映画『アヴァロン』は、仮想世界での戦いに身を投じるプレイヤーの戦いを描いており「最高のVR作品」との呼び声もあります。
『レディ・プレイヤー1』の原作者アーネスト・クラインは、『アヴァロン』に刺激を受けたと公言しています。
しかし、これまで仮想空間は、暗い現実から目を背ける道具として登場していた印象がありますが、これまで以上にVRが身近になった現在に製作された映画『レディ・プレイヤー1』では、どのように描かれているのでしょうか?
世界中の有名キャラクターが入り乱れる、これまで前例の無い映画『レディ・プレイヤー1』は2018年4月20日より全国公開。
どのような内容になっているのか?楽しみですね!