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Entry 2018/04/08
Update

パシフィックリム2アップライジング|あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • 村松健太郎

『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞監督となったギレルモ・デル・トロが、2013年に制作した『パシフィック・リム』の5年ぶりの続編

新たな戦いの幕が開くアクション超大作『パシフィック・リム アップライジング』は、4月13日(金)より全国ロードショー!

異次元との裂け目を塞ぎKAIJUとの戦いが終結してから10年後。新たなイェーガー、無人量産期、そして謎の敵対イェーガーとスーパーロボット大戦的な展開を見せるシリーズ第二弾。

さらに、まさかのKAIJU再襲来も。そして、最終決戦値は東京!!

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映画『パシフィック・リム アップライジング』の作品情報


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【原題】
Pacific Rim Uprising

【製作】
ギレルモ・デル・トロ

【脚本・監督】
スティーブン・S・デナイト

【キャスト】
ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、カイリー・スパイニーア、マーラ・ナマーニ、菊地凛子、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、チャーリー・デイ、新田真剣佑

【作品概要】
ギレルモ・デル・トロが、2013年に制作した『パシフィック・リム』の続編で、人が乗り込み操縦する巨大ロボットのイェーガーと「KAIJU」との戦いを描いアメリカ版怪獣(巨大モンスター)ロボット対戦映画。

本作の主演は『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で知られる存在となったジョン・ボイエガが務め、それに加えてスコット・イーストウッドや新田真剣佑が新たに参戦。

前作からはチャーリー・デイ、菊地凛子らも続投して出演しています。また、前作を演出したギレルモ・デル・トロ監督は製作に従事、テレビシリーズ「デアデビル」で知られるスティーブン・S・デナイト監督が演出を担当。

映画『パシフィック・リム アップライジング』のキャラクターと配役


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

ジェイク・ペントコスト(ジョン・ボイエガ)

前作で裂け目を塞いだ司令官の息子。その重みが煩わしく、軍を抜けていたが“姉”のマコの以来で軍に復帰。イェーガーのパイロットとしてチームを率いていく。

ネイト・ランバート(スコット・イーストウッド)

ジェイクのもと相棒で、ジェイクの復帰後再びタッグを組む。憎まれ口を叩きあうような関係。

森マコ(菊地凛子)

裂け目を巡る戦いで生き残った英雄。今は軍の高官になっています。

アマーラ・ナマーニ(ケイリー・スピーニー)

独力で小型イェーガーを造れるほどの技術を持った少女。ジェイクにスカウトされてイェーガーのパイロットになります。

リーウェン・シャオ(ジン・ティエン)

無人イェーガー採用を目指す兵器産業の社長。

ハーマン・ゴッドリーフ(ハーン・ゴーマン)

裂け目の戦いでKAIJUの脳とシンクロした経験を持つ、今も軍にいてイェーガーの改良、KAIJUの再来に備えています。

ニュートン・ガイズラー(チャーリ・デイ)

ゴッドリーフとともにKAIJUとシンクロした経験を持つ。今はシャオのもとで働く。

ジュールス(アドリア・アルホナ)

イェーガーの技術者。ネイトの恋人。

ヴィクトリア、リョーイチ(新田真剣佑)

新世代のイェーガーのパイロット候補生。

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映画『パシフィック・リム アップライジング』のあらすじとネタバレ


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

異次元から続々と送られてくるKAIJUとの戦い、そして異次元との接点“裂け目”を巡る攻防から10年。

ジェイク・ペントコストは裂け目を塞いだ英雄スタッカー司令官を父に持つ彼は、軍に身を置いていたこともあったが、何処にいても父の名前が付いて回ることに嫌気がさして除隊。

今はイェーガーなどの兵器の部品を盗んでは、闇市場に売って生活の糧にしています。

そんな中、高級部品を巡ってアマーラという少女と出会います。

彼女は廃品の部品から、小型イエーガーを作る程の技術を持っていました。

その後、軍に逮捕されたジェイクは、“姉”である前大戦の英雄森マコに釈放と引き換えに軍への復帰を命じられます。

KAIJUとの戦いで孤児となったマコを父親が養子として引き取っていらい、ジェイクにとってマコは姉であり頭が上がらない存在でした。

マコは前大戦の後、父と仲間の遺志を継いで軍を再整備、イェーガーの強化とKAIJUの再襲来に備えていたのです。

そんなマコは軍の装備について転換点を迎えていた、中国系兵器産業シャオ産業が無人イェーガーの開発を進めていたからです。

シャオ産業には、かつて、KAIJYUの脳とシンクロしたニュートンが関わっていました。

無人機が採用されれば、長期間のトレーニングを必要とするパイロットの訓練も必要がなくなります。

しかし、マコはどこかに不安を感じていました。

そんな中、シドニーで軍の総会が開かれ、そこにマコやシャオも参加します。

ジェイクは相棒のネイトとともに護衛の任を任され、最新のイェーガーのジプシー・アヴェンジャーで現地に向かいます。

何事もないかと思われたが、突如として黒い正体不明のイェーガーが襲来。ジプシー・アヴェンジャーと激闘を繰り広げます。

そんな中、マコの乗るヘリが戦闘に巻き込まれ墜落してしまう。ジェイクの助けの手も届かずマコは爆風に消えていきます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『パシフィック・リム アップライジング』ネタバレ・結末の記載がございます。『パシフィック・リム アップライジング』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

ハーマンはマコの死にショックを受けていましたが、マコが最後に残したデータを解析したデータがアラスカの一角を指し示していることを知ります。

ジェイクはジプシー・アヴェンジャーで現地に向かうと、そこにまた謎のイェーガーが現れます。

激闘の末に勝利したジェイクは、コックピットを破壊して衝撃を受けます。

イェーガーを操っていたのはKAIJUの脳でした。

シャオ産業が怪しいと踏んだ軍は、ハーマンを現地に派遣。

シャオの怪しさをニュートンに告げるが、逆にニュートンは驚くべき真実を告げます。

KAIJUの脳を無人機のプログラムに取り込んだのは、シャオの意思ではなく、ニュートンの仕業でした。

ニュートンはKAIJUとシンクロして以来、徐々に彼らに取り込まれていたのです。

ニュートンは無人機の一隊を、かつて塞いだ次元の裂け目に向かわせ、裂け目を復活させようとします。

そして、別の一隊は軍を襲撃を多くの軍の設備と多くのイェーガーに損害を与えます。

多くの損害とKAIJUの復活に混乱する中、ハーマンがシャオとともに帰還しました。

復活したKAIJU、そして、かつて世界中を荒らしまわったKAIJUの行動パターンを分析すると、彼らは日本の富士山に向かっていることが分かりました。

KAIJUの血液と活火山である富士山に含まれるレアメタルが反応すると環太平洋地域(パシフィック・リム)の火山帯が一斉に爆発。

人類は滅亡の危機に瀕することになるのでした。

ジェイクたちは全ての命運をかけて、五体のイェーガーを急ピッチで修復・整備すると日本に襲来したKAIJUとの対決します。

パイロットはジェイクと生き残ったアマーラたち訓練生。

実験段階の飛行装置を身に着けてジプシー・アヴェンジャーら5体のイェーガーと3匹のKAIJUとの大決戦が始まります。

イェーガーの実力が強いと知るとなんとKAIJUたちは合体。

イェーガーの倍以上の巨体を誇る巨大KAIJUとなりました。

一体また一体と戦闘不能になってい行くイェーガー。

ジェイクはジプシー・アヴェンジャーの機体ごとぶつかる特攻で、巨大KAIJUを富士山の火口寸前で撃破しました。

KAIJUの手先となっていたニュートンは逮捕されてなおも、人類の滅亡を予告します。

しかし、それを聞いたジェイクは逆に異次元への侵攻を宣言、新たな戦いへと備えるのでした。

映画『パシフィック・リム アップライジング』の感想と評価


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

怪獣映画からロボット映画へ

ギレルモ・デル・トロ監督による、2013年公開の“ハリウッド版怪獣映画”『パシフィック・リム』で、敵のモンスターの名称が「KAIJU」となっていたが大きな話題になりました。

これは、日本公開用の文字訳ではなく、オリジナル版からのものでした。

日本の怪獣映画を幼い頃から見続けてきたデル・トロ監督がその幼少時代のあこがれを映像化したのが前作。

日本へのオマージュもたっぷりで、特にメインキャストに菊地凛子と芦田愛菜を起用したことは大きな話題となりました。

今回のアップライジングもそれは変わりません。

メインの制作会社レジェンダリー・ピクチャーズが、中国資本下になったこともあって、舞台の一部が中華圏であったりもしますが、やはり日本への思いは変わりません

本作『パシフィック・リム アップライジング』では、デル・トロ監督は製作に下がっていますが、そのスピリットは何も変わりありません。


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

そして、今回のテーマは、日本の巨大ロボットアニメ・巨大ロボット特撮

クライマックスでイェーガーが空を飛ぶのはまさに、かつて、永井豪の『マジンガーZ』で兜甲児がマジンガーにジェットスクランダーを装着して空を飛べるようになったシーンを彷彿とさせます。

また、中盤に登場する暴走する無人機は、庵野秀明監督のエヴァンゲリオンの旧映画シリーズの量産機や暴走するエヴァ三号機の姿を想像させます。

クライマックスは新宿+渋谷のような日本の都市。

富士山から数十分のところにあるという矛盾たっぷりの描写は気になりますが、“第三新東京市”だと思うとまぁいいのではないでしょうか?

キャストでも菊地凛子が続投したうえで、新田真剣佑が参戦しました。

ラストで第三弾も予感させるパシフィック・リムシリーズ。次はいよいよイェーガーの合体でしょうか?


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

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まとめ


(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

SF映画で米国アカデミー賞の中核となる作品賞や監督賞を獲ることは、到底難しいことだと誰もが思い込んでいました。

しかし、ギレルモ・デル・トロ監督は、その予想を超えて、モンスター映画と呼ぶこともできる『シェイプ・オブ・ウォーター』で見事に受賞しました。

「若者に夢を」と言ったデル・トロ監督。

子どもの頃から日本で作られた特撮やアニメといった、怪獣映画やロボット対戦ものが好きな要素を見ることが出来るアクション超大作『パシフィック・リム アップライジング』は、4月13日(金)より全国ロードショー!

菊地凛子などの前作からの続投組に加え、ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、新田真剣佑、マックス・チャンなどが参戦。

前作『パシフィック・リム』の5年ぶりにパワーアップした続編をお見逃しなく!

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