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映画『デッドプール2』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • 金田まこちゃ

マーベルコミック原作のヒーロー、デッドプールの活躍を、派手なアクションと激しい悪ノリで描く、R指定映画の世界興行収入記録を塗り替えたシリーズ第2弾。

2018年6月1日から公開中の映画『デッドプール2』を、ご紹介します。

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1.映画『デッドプール2』の作品情報


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【原題】
Deadpool 2

【監督】
デビッド・リーチ

【キャスト】
ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、ザジー・ビーツ、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、レスリー・アガムズ、T・J・ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、カラン・ソーニ、ジャック・ケシー、忽那汐里

【作品概要】
おしゃべりで無責任なヒーロー、デッドプールの活躍を描くシリーズ第2弾。

未来から来た機械男、ケーブルから少年を守る為に、チームを組んで戦いに挑むデッドプールの活躍を描く。

主演は前作に続きライアン・レイノルズ、監督は『アトミック・ブロンド』(2017年)のデビッド・リーチ。

映画『デッドプール2』のあらすじ


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
デッドプールとして、裏社会のマフィア達と日夜戦い続けている、ウェイド・ウィルソン。

ウェイドは恋人のヴァネッサと幸せな毎日を送っており、記念日に、2人の思い出である、アーケードゲームのコインをプレゼントします。

そこへ、ウェイドの自宅を襲撃してきたマフィアとの戦いが始まります、ウェイドが仕留めそこなったマフィアの銃弾により、ヴァネッサが命を落とします。

ヴァネッサを失った事に、ショックを受けて立ち直れないウェイドは、その6週間後、自分も試しに死んでみようとドラム缶を爆破します。

水中のような世界へ精神が飛んだウェイドは、そこでヴァネッサと再会しますが、近付くことができません、

ヴァネッサは「心が正しくない」と、ウェイドに伝えます。

現実世界に戻ったウェイドは、驚異的な治癒能力により生きており、体がバラバラになっただけでした。

そこへ、鋼の肉体を持つX-MEN、コロッサスが訪ねて来て、バラバラになったウェイドをX-MENの基地でもある「X-マンション」 へ連れて行きます。

コロッサスの説教を無視するウェイドですが、「心が正しくなれば、ヴァネッサの所へ行けるかもしれない」と考え、X-MENに入ります。

そこへ、ミュータントを集めた孤児院で、炎を操る能力を持つ少年、ラッセルが暴れているという事件が発生。

ラッセルを止める為に、ウェイドはコロッサスと、エネルギーを爆発させる能力を持つ、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドと共に、孤児院へ向かいます。

ラッセルの強力な能力を前に苦戦しながらも、ウェイドはラッセルを気絶させます。

ですが、ラッセルの体に痛々しい傷があり、ウェイドは孤児院内で職員による虐待が行われていると気付き、その場で職員を射殺します。

ウェイドは、怒ったコロッサスに取り押さえられ、その場で能力を失う首輪を付けられ、犯罪者を収監する施設、通称「アイスボックス」へラッセルと共に収監されます。

驚異的な治癒能力を失い、ガンが再発したウェイドは、孤児院の院長への復讐を企むラッセルを相手にしません。

ウェイドは「子分じゃなくて、友人を作れ」と、ラッセルに助言します。

そこへ、未来からタイムスリップしてきた兵士、ケーブルが現れ、「アイスボックス」を襲撃します。

執拗にラッセルを狙うケーブルと、成り行きで戦う事になったウェイドは、戦闘の中で首輪が破壊され、治癒能力が戻ります。

ウェイドは戦闘の中で、ケーブルにヴァネッサとの思い出のコインを奪われ、取り乱しますが、直後に爆破が起き、2人は「アイスボックス」の外へ飛ばされます。

ウェイドの精神はヴァネッサと再会しますが、前回同様、近付く事ができません。

ヴァネッサは「正しい事をしてほしい」とウェイドに言葉を残します。

現実世界に戻ったウェイドは、正しい事をする為に、ケーブルからラッセルを守る事を決意。

1人では太刀打ちできない為、ウェイドはケーブルと戦い、10年間は続編が作れそうなチームの結成を決意、5人の能力者と1人の一般人でチーム「Xフォース」を結成。

新たな収容所に移送されるラッセルの、奪還作戦が始まります。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『デッドプール2』ネタバレ・結末の記載がございます。『デッドプール2』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ラッセルが乗っている護送車を、空から襲撃する為に、飛行機からパラシュートで降下した「Xフォース」。

ですが、ウェイドの予想以上に風が強く、ウェイドと運を操る能力を持つドミノ以外のメンバーは、着地に失敗し戦闘不能となります。

ウェイドはドミノと共に、強引に作戦を進め、ラッセルを追うケーブルと再び対峙します。

一方ラッセルは、囚人の中で一番強くて凶暴なミュータントを脱走させ、そのミュータントの力で護送車が破壊されます。

突然の事に戸惑うウェイドの前に、姿を現したのは、圧倒的な破壊力を持つX-MENの強敵、ジャガーノートでした。

ラッセルと契約したジャガーノートは、共に孤児院の院長殺害を企てていました。

ジャガーノートの大ファンだと語るウェイドは、喜び舞い上がりますが、ジャガーノートに容赦なく体を真っ二つにされます。

ウェイドは、友人のブランド・アルの家で療養していましたが、そこへケーブルが現れます。

ケーブルは、院長を殺害した事で、殺しの味を覚え、凶暴なミュータントになった未来のラッセルに家族を奪われており、それを阻止する為に、過去へ来た事を告げます。

そして、タイムスリップは2度しか使えず「未来へ戻る事を考えると、これ以上は使えない」と説明します。

ジャガーノートの出現により、ケーブルはウェイドに共闘を求め、ウェイドは「30秒だけ説得の機会をもらう」事を条件に、ケーブルと手を組みます。

ウェイドは、コロッサスにも協力を求めますが、無視されてしまい、仕方なくケーブルとドミノの3人で孤児院に向かいます。

ラッセルを止めようとするウェイド達の前に、ジャガーノートが立ち塞がり、圧倒的なパワーの前に苦戦します。

そこへ、コロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、武器を操って戦う力を持つユキオが駆け付けます。

激しい戦闘の末に、コロッサスはジャガーノートの動きを封じます。

ジャガーノートをコロッサス達に任せたウェイドはケーブルと共に、ラッセルの元へ行き、説得を開始します。

ですが、話を聞かないラッセルに、ウェイドは自ら首輪を付けて能力を無効にし、ラッセルをなだめます。

しびれを切らしたケーブルが、ラッセルに発砲、ラッセルを守ったウェイドの胸を銃弾が貫きます。

ウェイドの精神は、ヴァネッサの元へ、ようやく再開し触れ合う事ができましたが、ヴァネッサに「まだここにいるべきじゃない」と突き返されます。

一方ケーブルは、時間を戻し孤児院の戦いが始まる前に戻り、ウェイドの胸にコインを入れます。

再び、ウェイドはケーブルの銃弾からラッセルを守りますが、コインのお陰で助かります。

ウェイドは、考えを改めたラッセルと仲間たちと共に、孤児院を後にしますが、院長はウェイド達に罵声を浴びせます。

ウェイドは「あいつは因果が成敗する」とラッセルに伝え、その言葉通りにウェイドの友人で、タクシー運転手のドーピンダーが、豪快に院長を轢いていきます。

その後、ウェイドは修理してもらったケーブルの装置を使い、時間を戻し、ヴァネッサの命を救って過去を修正します。

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映画『デッドプール2』の感想と評価


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
前作のノリはそのままに、コロッサスとジャガーノートのCG対決があるなど、作品としてグレードアップした印象の本作。

監督がスタントマン出身で、数々の作品でアクション・コーディネーターも務めてきたデビッド・リーチが務めており、前作より肉弾戦の迫力は増したと思います。

更に、作品内の小ネタもグレードアップしているので、いくつか紹介していきますが、未見の方は、知らない方が楽しめるかと思いますので、閲覧にはご注意下さい。

オープニングテーマ曲は、セリーヌ・ディオン

本作のオープニングは、映画『タイタニック』のテーマ曲などで知られる、世界の歌姫セリーヌ・ディオンが担当。

セリーヌ・ディオンの曲をバックに、デッドプールがセクシーなダンスを披露しています。

メイキング映像も公開されており、デッドプールとセリーヌ・ディオンが談笑している様子が収められています。

問題があるとすれば、セリーヌ・ディオンは、デッドプールをスパイダーマンと思っている事です。

有名X-MENが登場

前作では、X-MENはコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドだけで、デッドプールに「こんな広い場所にX-MENが2人?予算無いの?」といじられていました。

本作も、有名X-MENが出て来ない事に、愚痴をこぼすデッドプールの後ろに、プロフェッサーXやビースト、サイクロップスなど有名X-MENが一瞬だけ登場。

デッドプールに関わりたくないのか、すぐに扉を閉めてしまいます。

有名スターがカメオ出演

「Xフォース」のメンバーで、姿を消す能力を持つバニッシャー。

彼は、降下に失敗し電線にぶつかり電流を浴びて戦闘不能になるという、酷い目にあいます。

そのバニッシャーが、電流を浴びた時に一瞬だけ見せる姿を演じているのが、ブラッドピット。

ブラッドピットの子供が前作『デッドプール』のファンだった事で、ブラッドピット自身も、この一瞬の出演を快諾、30分でこのシーンを撮影しました。

ただし、ライアン・レイノルズがスターバックスのコーヒーを買って来る事が条件だったそうです。

また、ケーブルに遭遇する農夫を、マット・デイモンが演じています。

マット・デイモンは、特殊メイクを施して出演しているので、おそらく気付かないでしょう。

ライアン・レイノルズ渾身の自虐ネタ

エンドクレジットで、デッドプールは過去に遡り、いろいろと修正していきます。

その中で、2009年の映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のウルヴァリンとX-MEN ZERO版のデッドプールの最終決戦の場に、現在のデッドプールが乱入、X-MEN ZERO版のデッドプールを射殺します。

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』公開当時、原作とイメージの違いすぎるデッドプールに、ファンからの酷評を受けた為、過去を修正しようとしたのでしょう。

倒れたX-MEN ZERO版のデッドプールに、何発も銃弾を浴びせるあたりに、憎しみの強さを感じますね。

因みに、この時に映っているウルヴァリンは、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』から取り出してきた映像で、ヒュー・ジャックマンは快く許可を出したそうです。

さらに過去に遡り、デッドプールは、大作映画への出演が決まって喜ぶライアン・レイノルズを射殺します。

この時の大作映画は、2011年の『グリーンランタン』、興行的にも批評的にも苦戦し、失敗作とされた作品です。

前作『デッドプール』でも、『グリーンランタン』ネタはありましたが、遂に作品へ出演した事を、無かった事にした訳です。

ライアン・レイノルズは、『デッドプール2』の製作と脚本も担当しており、渾身の自虐ネタと言っていいでしょう。

ライアン・レイノルズは「自分をネタにするのは大好きさ。やっぱり、自分を笑えるくらいでないと」と、素晴らしいコメントを出しています。

まとめ


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
ライアン・レイノルズは『デッドプール2』に関して「世界的なレベルで戦ってるって感じにしたくなかった」と語っており、アベンジャーズなどのヒーローとは違い、観客に親近感を持ってもらい、共感してもらうヒーロー像にこだわったそうです。

だからこそ、世界的に愛されており、大ヒットに繋がっているのでしょう。

デッドプール単体の続編は、現在は未定ですが、ヒーローチーム「Xフォース」のスピンオフ映画も企画されており、ライアン・レイノルズも脚本などに関わっているそうです。

今後も大活躍しそうなデッドプールの、新たな戦いを描いている『デッドプール2』は2018年6月1日から全国公開中です。

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