X-MENの番外編として製作され、大ヒットを記録した『デッドプール』の続編がついに公開!映画『デッドプール2』2018年6月1日(金)全国ロードショー。
今回は原作でも人気のキャラクター“ケーブル”が登場します。
アクション要素もコメディ要素、そして、X-MEN要素もスケールアップして帰ってきたデップーの活躍とは⁈
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CONTENTS
映画『デッドプール2』の作品情報
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
【公開】
2018年(アメリカ映画)
【原題】
Desdpool 2
【監督】
デビッド・リーチ
【キャスト】
ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、サジー・ビーツ、忽那汐里、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン
【概要】
スタントマン出身でアクション監督を経て『アトミック・ブロンド』で本格的に監督デビューしたデビッド・リーチが監督を務め、主演と製作は前作に続き『グリーン・ランタン』『リミット』のライアン・レイノルズが務めます。
映画『デッドプール2』のあらすじ
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
お気楽な日々を過ごしていたウェイドことデッドプールの前に、未来からやって来たケーブルが現れます。
ケーブルの目的は謎の能力を秘めた少年ラッセルを殺すことでした。
恋人ヴァネッサのために良い人間になると決意したデッドプールは、ケーブルが狙う少年を守るため、特殊能力を持つメンバーを集めたX-フォース”を結成!
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ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン/デッドプール役)のプロフィール
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)は、1976年10月23日生まれ。カナダ、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー出身の映画俳優。
1991年にカナダのテレビドラマ『Hillside』で俳優デビューを果たします。
後に活躍の場をアメリカに移し、『Xファイル』や『新アウターリミッツ』などのテレビドラマにゲスト出演後、1998年に『ふたりの男とひとりの女』で主演を務め、一躍その名を広めテレビスターとなります。
2000年代からは『ブレイド3』や『悪魔の棲む家』のリメイク版などのヒット作に恵まれ、映画俳優としても有名になりました。
2009年に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で、初めてデッドプール役を演じます。
現在の「デッドプール」シリーズとは別キャラクターという設定ですが、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』出演後に、ライアンの演じるデッドプールが話題となり、単独映画化の企画が浮上しました。
それが本シリーズの基となるため、ライアンがデッドプールを演じていなければ現在の「デッドプール」シリーズは存在していなかったかもしれません。
プライベートではスカーレット・ヨハンンと離婚後、『グリーン・ランタン』で共演したブレイク・ライブリーと結婚。現在は2児の父となりました。
ジョショ・ブローリン(ケーブル役)のプロフィール
ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)は、1968年2月12日生まれ。カナダ、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー出身の映画俳優。
1985年に『グーニーズ』で映画俳優デビューを果たします。
1989年から1992年にかけてテレビドラマ『ヤングライダーズ』にレギャラー出演。並行して映画業界でも名脇役として活躍するようになります。
2000年代後半からは『ノーカントリー』や『アメリカン・ギャングスター』などのヒット作に恵まれ、2008年に『ブッシュ』で主演としてジョージ・ブッシュ役を熱演しました。
また、同年に出演した『ミルク』ではアカデミー助演男優賞にノミネートされました。
2014年に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でサノス役に抜擢されます。
シリーズを通しての悪役ということで出演シーンは少ないながも、その存在感を観客に焼き付け、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではメインキャラクターとなりました。
『デッドプール2』の予告ではジョシュ・ブローリンがサノス役だということを、デッドプールがイジる様子もあり、映画の中でもサノスネタが扱われるのかが注目されています。
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忽那汐里(ユキオ役)のプロフィール
忽那汐里(くつなしおり)は、1992年12月22日生まれ。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州シドニー出身の日本人俳優。
2006年に女優を目指すため、オーストラリアから訪日します。その後、第11回全日本国民的美少女コンテストにて審査員特別賞を受賞。
2007年に『3年B組金八先生』第8シリーズで女優デビューを果たします。
やがて、CMやドラマで実績を重ね、2009年に『守護天使』で映画デビューを果たします。その後もテレビドラマと映画を並行して出演しながら、2018年から海外の作品に出演するようになりました。
今後も海外映画の出演が多数控えている注目の日本の女優です。
デビッド・リーチ監督のプロフィール
参考映像:『アトミック・ブロンド』(2017)
1990年代からスタントマンとして映画界で活躍を始めます。
俳優としては、『炎のテキサスレンジャー』や『パワーレンジャー ライトスピードレスキュー』などに数話のゲスト出演。
スタントや俳優をしながら、アクション/スタント監督(コーディネーター)として、映画『オーシャンズ11』や『トロイ』などの大作映画を影で支えていました。
2014年に『ジョン・ウィック』の共同監督したことで話題となり、『アトミック・ブロンド』では本格的に監督デビューを果たします。
次回作は『ワイルド・スピード』のドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスとジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウのスピンオフ映画『ホッジ&ショウ』の監督が決定しています。
映画『デッドフール2』の感想と評価
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
ジョシュ・ブローリンが演じるケーブルとは
ケーブルの本名は原作では、ネイサン・クリストファー・サマーズ。
「X-MEN」シリーズに登場する“サクロプス”こと、スコット・サマーズとジーン・グレイのクローンであるマデリーン・プライアーの未来から来た息子という設定で、強力なテレパシーとサイコキネシス、メカニックな義手を持つミュータントです。
ゲーブルの登場によって未来や過去という概念が「X-MEN」シリーズでは強調されるようになり、シリーズの次回作で2019年に公開される『X-MEN:ダーク・フェニックス』では、ジーン・グレイの能力が暴走するエピソードとなっています。
ケーブルという存在自体が、今後シリーズで大きく関わってくる可能性もありますね。
忽那汐里の演じるユキオとは
今回のキャストの中で、最も注目されていると言っても良いのが忽那汐里。
彼女の役名は最近まで伏せられてきていましたため、当初はサイロックか電流を操るサージではないかと予想されていましたが、第2弾予告公開と同時に役名が発表されると、忽那汐里はユキオというキャラクターが公表されます。
ユキオというキャラクターは、『ウルヴァリン SAMURAI』で、福島リラが演じていたキャラクターもユキオでした。
同じキャラクターなのか、もしくは全く別物のオリジナルキャラクターなのかは現在のところ不明です。
ユキオ以外にもデッドプール率いるX-フォースにはまだ名前が伏せられているキャラクターが多数いますので、そこにも注目ですね。
ディズニーのFOX買収
2017年12月に、ディズニーがFOXを買収するというニュースが映画業界を騒がせました。
これはディズニーが20世紀FOXの事業ほぼ買収するというもので、FOXは『猿の惑星』、『エイリアン』、『スター・ウォーズ』など6作のビッグタイトルを所有していますが、ディズニーはこれらの権利も手にすることになります。
ディズニーといえば過去にコミック会社のマーベルやルーカス・フィルムを買収しています。
そのため『スター・ウォーズ フォースの覚醒』以降のシリーズはディズニー製作。ここでネックになっていたのが過去の6作はFOXが所有していることです。
買収が実現化した場合、ディズニーは旧シリーズの権利も手にすることができることから、2019年に公開予定の『スター・ウォーズ エピソード9(正式タイトル未定)』のDVDリリースには、エピソード1~9までのフルコンプリートDVD BOXが発売可能になるなど、ビジネスの幅を拡大できるほか、映画内で過去の映像を使用することが可能となります。
今回の買収によって、アメコミファンが気になって仕方ないのが、マーベルのシネマティック・ユニバースとX-MEN、ファンタスティック・フォーは合流するのか?ということです。
この企画自体は、10年以上前から並行で企画されていましたが、やはり権利関係が邪魔をして、実現には至っておりません。
過去にあった企画としては『キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー』の第2次世界大戦のシーンでマグニートーとウルヴァリンを登場させるというものでしたが、残念ながらこの企画は実現しませんでした。
『アベンジャーズ』では、ニューヨークの街中にオズコープタワー(グリーン・ゴブリンことノーマン・オズボーンの会社ビル)を建てるという企画もありましたがこれも実現しません。
しかし、シネマティック・ユニバースにスパイダーマンを参加させたいと考えていたディズニー(マーベル・スタジオ)は、スパイダーマンを再々リブートさせることにより、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で新スパイダーマンを誕生させました。
事実上、『アメイジング・スパイダーマン』『シニスター6(悪役集団を主人公とした作品)』の企画は消滅。
ソニー・ピクチャーズは買収を恐れているのか、キャラクターの権利に関しては、協力的で過去に映画化した『ゴーストライダー』に関しても『エージェント・オブ・シールド』シーズン4に登場させています。
2018年公開の『ヴェノム』では、スパイダーマンから独立した映画として製作することとなり、背景にはシネマティック・ユニバースよりも先に権利を持っているソニー・ピクチャーズが映像化しようとしたものと思われます。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、新キャラクターとして、クイック・シルバーとスカーレット・ウィッチを登場させました。
元々はX-MENのキャラクターであり、原作ではマグニートーの子供という設定なのです。
しかし、権利の関係上、マグニートーやミュータントというワードを出せなかったため、強化人間とされています。
FOXの買収が実現化された場合、ディズニー(マーベル・スタジオ)はミュータントやX-MENというワードを使用することが可能となるため、各段に作品の幅が広がりました。
これによってスパイダーマンの場合の様に、単にキャラクターの権利ではなく、映画会社そのものを買収するということから、キャラクター自体をその映画会社用としてリブートをしなくてもいい状況となり、キャストがそのまま移行されることも不可能ではなくなります。
本作に今回登場したケーブル役のジョショ・ブローリンが、シネマティック・ユニバース内で1人2役なんてこともあり得るかもしれないということです。
正式に権利が移るのが何時なのかは、まだ発表されていません。
しかし、次回作『X-フォース』に関してはデッドプールの登場がすでに決定していてFOXでの製作が確定しています。
本作以降の『デッドプール3』に関しては、企画されているものの、全く未定。
『デッドプール3』がディズニー(マーベル・スタジオ)で製作される可能性も0ではありません。
本作にも今後の展開になる様な何か兆しがあるかもしれませんね。
まとめ
本作に登場するケーブルとデッドプールの関係性を、コミックに振り返って説明すると、一言では難しいのです。
時には友達、時には宿敵、時にはボケとツッコミ…、お堅いケーブルとゆるいデッドプールはミスマッチな様に見えますが、実はベストマッチコンビ!
デビッド・リーチ監督は、2人の関係性は原作に忠実に描いた本作では、ケーブルとは対立しますが、本当にケーブルは敵なのか?
ぜひ、映画で確認してくださいね。
映画『デッドプール2』2018年6月1日(金)全国ロードショー。