Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

SF映画

Entry 2019/02/09
Update

【ネタバレ注意】アクアマンのトリビア&小ネタ集!9つの秘密を紹介

  • Writer :
  • 松平光冬

今まで観たことのない、海中バトルアクション映画『アクアマン』は、2019年2月8日(金)より全国ロードショー!

スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンなど、名だたるアメコミヒーローを擁するDCコミックス。

そんな彼らDCキャラを実写映画化するプロジェクト、「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の第6作目にあたる、『アクアマン』がついに日本公開されました。

すでに主人公アクアマンの活躍を劇場で観た方も多いと思いますが、ここでは作品に関するトリビアや小ネタを9つご紹介しましょう。

スポンサーリンク

モモアはバットマンのオーディションを受けていた⁈

本作の主人公のアクアマン/アーサー・カリーを演じたジェイソン・モモアは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で一瞬だけ登場しています。

実はジェイソンは、当初この作品でバットマン/ブルース・ウェイン役のオーディションを受けていました。

ところがオーディションの数週間後、監督のザック・スナイダーから来た返事は、「君の役はアクアマンだ」。

全く予想外の結果に、ジェイソンはとても驚いたそう。

キッドマンは別のヒーローの母親だったかも?


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

アーサーの母親であるアトランナを演じたニコール・キッドマンは、実は本作より先に、同じDCEUの『ワンダーウーマン』(2017)で、ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンスの母ヒッポリタ役をオファーされていました。

しかし、当時ニコールはテレビドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』への出演を優先していたために、スケジュールが合いませんでした。

本作にニコールが出演したのは、ジェームズ・ワン監督たっての希望からです。

2人は以前に別企画の映画製作に向けて動いていましたが、諸事情により立ち消えに。

ワンはその後、本作の脚本・監督に起用された際に、脚本執筆の段階からアトランナ役にニコールを想定して進めました。

それを知った彼女は、即決でオファーを受けています。

スポンサーリンク

ウィレム・デフォーが出演した理由

アーサーの師匠であり、地上世界で暮らす彼と海底王国を繋ぐ役割を担うバルコ。

このバルコ役を、4度のアカデミー賞ノミネート歴を誇るウィレム・デフォーが演じた理由は、『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1978)のオビ=ワン・ケノービのような、老獪な剣士役を演じてみたかったからだとか。

槍を使った本格的なアクションにも挑戦し、ヘアスタイルも侍のマゲを意識したものになっています。

メラの父ネレウスは父親ではない⁈

アーサーと行動を共にする海底王国ゼベルの王女メラの父親として登場するのが、ゼベル王のネレウス。

実は原作では、ネレウスはメラの父ではなく、婚約者という設定になっています。

そもそも原作では、メラはネレウスの命を受けてアーサーを暗殺しようと近づくも、逆に恋に落ちてしまうという、驚愕の展開になっていたりするのです。

スポンサーリンク

ジェームズ・ワン監督が参考にした映画

監督のジェームズ・ワンは、本作『アクアマン』を製作するにあたり、いくつかの作品を参考にしています。

彼が挙げたのは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)と『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』(1984)。

『アクアマン』で、アーサーとメラがトライデントを探しに砂漠や穴底に向かうシーンなどは、冒険活劇の代表作として知られる両作品の影響が強く出ていると言えます。

かねてからスピルバーグのように冒険活劇を撮りたいと思っていたワンとしても、『アクアマン』はその夢を叶えた形となりました。

蛇足ながら、『アクアマン』でのイタリアでのド派手なバトルシーンは、スピルバーグのアニメ作品『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(2011)の影響を感じなくもありません。

もう一つ、アーサーたちに群れで襲いかかる海溝に棲息する凶暴生物のトレンチは、モンスター映画の古典『大アマゾンの半魚人』(1954)の半魚人にオマージュを捧げたデザインとなっています。

参考映像:『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』

ドラムを叩く巨大ダコは原作では相棒

本作の中盤で、アーサーとオームが王座をかけて「炎の間」で対決に臨みます。

その際に、闘いを盛り上げるべく、巨大なタコがドラムを叩くシーンがあったのを覚えてる人も多いでしょう。

実はあのタコは、1950年代から60年代に出版された『アクアマン』の原作コミックに登場するキャラクターで、名前をトポといいます。

原作ではアクアマンをサポートしつつ、時おりピアノやギター演奏をするおちゃめな一面を持つ、れっきとした相棒なのです。

ワン監督は当初、「作品のテイスト的に合わないのでは」とトポを出すか否か迷っていましたが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場する火炎放射ギターをかき鳴らす男(コーマドーフ・ウォーリアー)を観て自信を持ち、登場させることにしました。

参考映像:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

トライデントを護る怪物の声は名女優

クライマックス間近、アーサーはついにトライデントがある地球のコア部にたどり着きますが、寸前でトライデントを護る怪物カイゼンが現れ、行く手を遮ります。

このカイゼンの声を担当したのは、『メリー・ポピンズ』(1964)や『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)といった往年のミュージカル映画で活躍した、ジュリー・アンドリュースです。

本作プロデューサーのピーター・サフランによると、カイゼンの声はクラシックなイギリス人女優の声を活かしたいとの意向からで、オファーを受けたアンドリュースはすぐに快諾したそう。

『ワイルド・スピード』のセルフパロディが!

劇中で、オームの猛攻撃から逃れたアーサーとメラがイタリアの海岸に流れ着くと、スローモーションで2人が海から顔を出すシーンがあります。

このシーンは、ワン監督の2015年のヒット作『ワイルド・スピード SKY MISSION』のセルフパロディです。

ワン監督の映画で製作費が高いのは?

『ワイルド・スピード SKY MISSION』に続いてワン監督のメガヒット作となった、『アクアマン』。

どちらもヒットした反面、バジェット的にも相当高額だったのではと思われますが、さて、製作費が高かったのはどちらだと思いますか?

ワン曰く、「『ワイルド・スピード』に比べれば『アクアマン』は全然安いよ」とのこと。

理由までは明かしていませんが、主演俳優のギャラか、もしくは安全面での保険総額か?

どちらも映像の迫力という面では甲乙つけがたい作品なだけに、少々意外かもしれません。

インターネット・ムービー・データベース上では、『ワイルド・スピード』は約190億ドル、『アクアマン』は160億ドルとされています。

まとめ

これまでのDCEU作品は、ライバルのマーベル・シネマティックユニバースと比べてもシリアスかつダークなテイストだったせいか、なかなかアメコミファン以外の層にも受け入れられていたとは言い切れなかった面もありました。

しかし、『アクアマン』はユーモアもさることながら、ワン監督お得意の観客を驚かせる演出に加えて、息もつかせぬアクションもテンポ良く混ざった、まさしくスピルバーグ的なジェットコースター・ムービーになっていると思います。

ここで挙げた以外にも、細かなトリビア&小ネタが満載となっている『アクアマン』。

すでに鑑賞した人も、確認する意味でもう一度劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

映画『アクアマン』の作品情報


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

【公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
Aquaman

【監督】
ジェームズ・ワン

【キャスト】
ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、パトリック・ウィルソン、ウィレム・デフォー、ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレン

【作品概要】
DCコミックス原作のヒーローで、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)と『ジャスティス・リーグ』(2017)のDCEU作品にも登場していた、アクアマンの単独主演作。

主人公アクアマン役を、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズなどで知られる、ハワイ出身の俳優ジェイソン・モモアが演じます。

共演に、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、ニコール・キッドマンといった顔ぶれが揃いました。

監督は、トーチャー(拷問)ホラーの『ソウ』シリーズや、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)などのヒット作を放ってきたジェームズ・ワンが担当しました。


映画『アクアマン』のあらすじ


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

海底帝国アトランティスの王女アトランナと、灯台守をしていた人間男性トム・カリーとの間に生まれたアーサー。

彼は、類まれなるパワーと海の生物と意思疎通ができる能力を持つメタヒューマン=アクアマンとして、悪事を働く海賊の討伐といった自警活動をしていました。

そんなある日、アーサーの元に海底王国ゼベルの王女メラが現れ、アーサーの異父弟オームが、海を汚す人間を滅ぼそうと企んでいることを告げます。

それを阻止するには、アーサーが次期アトランティス王となるべく、行方不明となっている黄金の三つ又=トライデントを見つける必要が。

アーサーとメラがトライデントを求めて世界各地を奔走する一方、オームは二人を始末すべく暗躍するのでした…。


関連記事

SF映画

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ【あらすじネタバレ解説】続編と怪獣愛をどう読み解くか⁈

王《キング》が目醒める。 怪獣王ゴジラが、災厄の化身ギドラが、怪獣女王モスラが、空の支配者ラドンがスクリーンで死闘を繰り広げる! “モンスター・ヴァース”シリーズ第三弾にして、ついに完成した究極の怪獣 …

SF映画

映画The Witch魔女|ネタバレ感想。ラスト結末までノワール・SFサイキック・バイオレンスが作り込まれた秀作

『新しき世界』パク・フンジョン監督の下に、実力派俳優たちが集結した『The Witch 魔女』。 謎の組織に追われる少女。決してその正体を暴いてはいけない…! 本国にて観客動員数300万人を突破した超 …

SF映画

ワンダーウーマン公開日とあらすじ!主演女優ガル・ガドット紹介も

2017年8月25日公開の『ワンダーウーマン』が凄すぎる! あなたはこの美しすぎる予告編を目にしているだろうか。 スポンサーリンク CONTENTS1.映画『ワンダーウーマン』の作品情報2.映画『ワン …

SF映画

映画『移動都市 モータル・エンジン』あらすじネタバレと感想。原作フィリップ・リーヴの人気SF小説をハリウッドの醍醐味で演出!

映画『移動都市/モータル・エンジン』3月1日公開! イギリス人作家のフィリップ・リーヴのSF小説『移動都市』シリーズを『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのピーター・ジャクソン監督のチーム …

SF映画

映画レディ・プレイヤー1の感想。ガンダムなど登場キャラクターを33個調査報告!

ハリウッドきってのヒットメイカーであるスティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインのベストセラー小説『ゲームウォーズ』を完全映画化。『レディ・プレイヤー1』は、4月20日(金)GW全国ロード …

【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
映画『凪待ち』2019年6月28日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開【主演:香取慎吾/監督:白石和彌】
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
【Cinemarche独占・宇治茶監督インタビュー】映画『バイオレンス・ボイジャー』制作秘話と創作の原点を語る
【Cinemarche独占】映画『メモリーズ・オブ・サマー』映画監督アダム・グジンスキへのインタビュー【私のお手本となった巨匠たちと作家主義について】
【真宮葉月インタビュー】映画『最果てリストランテ』の女優デビューへの心がまえと学び続ける好奇心
【Cinemarche独占】映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』公開記念・小林聖太郎監督インタビュー|倍賞千恵子と藤竜也が夫婦を演じた映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』の魅力を語る
【Cinemarche独占】映画『岬の兄妹』公開記念・片山慎三監督インタビュー|映画『岬の兄妹』での複雑な人間関係を上質なエンタメに仕上げた映像作家に迫る
日本映画大学
FILMINK
国内ドラマ情報サイトDRAMAP