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Entry 2018/07/01
Update

映画『カメラを止めるな!』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • whitestone

低予算ゾンビ映画を撮りに来た撮影クルーの現場に、本物のゾンビが襲い来る!

怒涛の展開と、視点の転換が新しい意欲作にして映画愛に溢れた傑作『カメラを止めるな!』を紹介します。

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映画『カメラを止めるな!』の作品情報


(C)ENBUゼミナール

【公開】
2018年(日本映画)

【脚本・監督】
上田慎一郎

【キャスト】
濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細田学、市原洋、山崎俊太郎、大澤真一郎、竹原芳子、吉田美紀、合田純奈、岩地紗希奈、秋山ゆずき、山口友和、藤村拓矢、高橋恭子、イワゴウサトシ

【作品概要】
映画製作の専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品。

「37分ぶっ続けのワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮った人々の姿を描きます。

ゆうばり国際映画祭で観客賞受賞、カナダ、ドイツ、ブラジル、チェコのファンタスティック映画祭でも大好評を博し、先行上映はレイトショーにもかかわらず完売。

既にカルト化している本作の監督はオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」などに参加してきた上田慎一郎。

映画『カメラを止めるな!』のあらすじとネタバレ


(C)ENBUゼミナール

※以下に述べるあらすじは、すべて手持ちカメラのワンショットで撮られていると想像して読んでください。

ある山奥の廃墟。「目を覚まして!」と叫ぶ女と血まみれで無言で近寄ってくる男。

男はゾンビ化して意識を失い女を襲おうとしています。

女は斧を持っていますが、男とは元々恋人だったようで攻撃することができません。

そのまま女は壁際に追い詰められてゾンビ男に首を噛まれてしまいます。絶望の表情を浮かべる女。

ゾンビを抱きしめ「愛してる…」と囁きます。

「はい、カット!」という声がかかり、数人の男女が近づいてきます。

そのうちの一人の女が「いま何テイク目?」と聞き、カメラを持った男が「42テイク目です」と答えます。

彼らは映画の撮影をしていたのです。

監督の男がゾンビに襲われる役の女優に声をかけ、「君に死が迫ってる…。本物の恐怖はあった?」。

女優の女の子は「自分では出そうとしているんですけど」と言いますが、監督は「だから出したらウソになるでしょ!出すんじゃない!出るの!」とものすごい剣幕で怒鳴りました。

「もっと本物をくれよ!本物の顔を!」という監督におびえる女優。

「なんで嘘になるかわかるか?お前の人生、今まで生きてきたすべてが嘘ば~っかりだからだよ!!嘘まみれのその面剥がせよ!」と監督は怒鳴ります。

ゾンビ役をやっていた男優が「ちょっと言いすぎじゃ…」と、間に入りましたが、監督は男優にもキレはじめます。

「これは俺の映画だ!口を挟むな!てめえはリハの時からグダグダ言いやがって!」。

男優に掴みかかった監督を周りのスタッフたちが止めます。

メイク担当の女性が「少し休憩にしましょう」と言い、一同は廃墟の入り口付近まで休憩を取りに向かいます。

男優は「大丈夫?あの監督やべーよな」と言いますが、女優は「でも私が本物の演技ができてないから…」と落ち込んでいます。

監督とカメラマンは外に出ていて、録音担当の男は無言で座り込んでいます。スタッフは5人、俳優は2人と小規模な撮影現場です。

男優と女優は、メイク担当の3人は椅子に座り、男優は「42テイクはやばいっすね」と愚痴ると、メイク担当が話を切り出します。

監督は今回の映画に賭けて借金もしたそうで、また、拘りも強く斧も本物を使用しています。

そんな話をしていると、助監督がバケツを持って通りかかります。メイク担当がバケツの中身を尋ねると、助監督は中身は血糊と答えました。

助監督は監督に屋上にありったけの血糊を持ってこいと指示されたようで、彼も理由は分からないと言いました。

一同は訝しがりますが、助監督はそのまま行ってしまいます。

男優と女優が廃墟を見回すとガラスは割れ、廃材が散らばり完全に荒廃しています。

メイク担当の話では、監督が日本全国の廃墟を回って見つけたらしいのですが、実は曰くつきの施設だと言います。

旧日本軍が死体を生き返らせる人体実験を行ったという噂まであると語りました。

その時、廃墟の扉の方からガンッと大きな音がして、驚いた3人は凍り付きます。

男優は怖くなった雰囲気を和らげようと、メイク担当に趣味は何かと聞いて話題を逸らします。

メイク担当は趣味は護身術だといいます。彼女は俳優2人に護身術をレクチャーしました。

メイク担当は相手に後ろから羽交い絞めにされた時に、「ポンッ!」と叫び、腕を垂直に振り上げて抜け出す護身術を教えます。

男優は叫ぶ必要があるのか尋ねますが、彼女は「この掛け声が大事なのよ」と言いました。

3人が和気あいあいとしている間に、先ほど出て行った助監督は戻って来て扉のそばでタバコを吸っていました。

すると彼の後ろからうめき声が聞こえました。

振り返るとカメラマンの男が血まみれの顔面蒼白で立っています。

助監督が「何すかそれ?メイクリアルですね~。誰にやってもらったんですか?」と笑っていると、カメラマンは急に彼の顔にゲロを吐きかけます。

カメラマンはゾンビ化しており、あっけにとられた助監督にさらに襲い掛かります。

外で助監督の悲鳴が聞こえたので、俳優2人とメイク担当は扉の近くにやってきます。

すると、ちぎれた助監督の腕が飛んできます。驚いた3人ですが、よくできた作り物と思って笑います。

しかし、そのあと片腕がなく血まみれの助監督が、廃墟の中に入ってきて倒れこみます。

それもどっきりだと思って笑っていましたが、男優が助監督の脈がなくなっているのに気づき、本当に死んでいるとパニックになります。

そこにカメラマンゾンビが入ってきて女優に掴みかかり、彼女の顔にゲロを吐きます。

男優がショットガンマイクを使ってカメラマンゾンビを外に押し出します。

そうこうしていると今度は助監督がゾンビになって蘇り、一同に襲い掛かります。

助監督の腕を外に投げ出すと、彼はそれにつられて外に出て行ったのでドアを施錠し、ゾンビを締め出します。

パニックになっていた一同ですが、後ろで監督がずっと一連の様子を撮影していたことに気づきます。

監督は「これが映画だよ!嘘が一つもない!」と叫びます。

男優は監督をとめようとしますが、監督は男優を突き飛ばし女優にカメラを向けます。

「撮影は続ける!カメラは止めない!」と怒鳴ります。

監督は撮影のために屋上で呪文を唱えたと言います。

一同が何のことか聞くと、監督は語りだします。「あれはちょうど一年前の夏だった。俺はこの映画の脚本を書いていて…」と言いかけたとき、ずっと座り込んでいた録音係が急に立ち上がり、廃墟の外に出て行こうとします。

監督が「何してんだ」と言っても「ちょっと…」というだけで、出ようということを聞きません。

周りが止めるのも聞かず、録音係は外に出てしまいます。

そして、それからすぐ「離せ!うわ!やばい!」と聞こえます。

監督は「カメラは止めない!」と叫んで出て行ってしまいます。

しばらくの間、3人は怪我はないか聞きあったり、男優がスマフォを出して連絡を取ろうとして、ここは圏外だとメイク担当が言いました。

そこでメイク担当が外にある車で山を降りようと提案しました。

そのとき監督が戻ってきてドアを叩き、「俺だけだ!バケモンはいない!」と叫びます。

しかし、ドアを開けると監督は、ゾンビ化した録音係を羽交い絞めにして立っていました。

監督はゾンビを中に蹴りいれると、「アクション!」と叫びます。

ゾンビに対して必死に抵抗する3人をカメラに収め、「これだよ!これ!」と叫ぶ監督ですが、メイク担当が怒り、女優が持ってた本物の斧で録音係ゾンビの首を切り飛ばします。

そして、男優は監督を角材で殴り倒し、3人は外の車に乗り込みます。しかし、キーがなくエンジンがかかりません。

「車の鍵はたしか助監督が!」といった瞬間、車の窓に助監督のゾンビがぶつかってきます。

いつの間にか監督も復活しており、その様子をカメラに収めています。

助監督ゾンビは女優を車の外に引きずり出すと、女優とゾンビはもみ合い、女優がカメラにぶつかります。

カメラが地面に落ち、なぜかしばらく固定のまま動かなくなります。

女優の足にゾンビは噛みつこうとしますが、蹴り倒すという攻防が続き、女優は車のキーが入っている助監督のポーチをなんとか奪い逃げ出します。

しかし、助監督ゾンビも後を追いかけてきました。

女優が逃げ出してから、遅れてカメラも動き出し手持ち撮影に戻り、女優を追いかけます。

血がついたレンズを何者かの手がふき取ります。

女優は近くにあった地下通路を逃げ込みますが、もうすぐ地下通路出口というところで、目の前にカメラマンのゾンビが現れます。

後ろからも助監督ゾンビが迫ってきました。

絶体絶命というところで、男優が駆けつけて、後ろから助監督ゾンビを殴り倒し女優を助け出します。

後ろから助監督ゾンビが追ってくるなか、2人は廃墟まで戻り、ドアをガンガン叩いてメイク担当に間一髪で中に入れてもらいます。

キーを手に入れたので車に乗って逃げようと男優は言いますが、メイク担当は女優が足の傷を見つけそれを隠すのを見ていました。

メイク担当は「噛まれたの?」と聞いてきます。彼女は女優がゾンビに噛まれて感染したと決め付け、男優が止めるのも聞かず女優に斧で切りかかります。

女優はドアを開け逃げだします。男優はメイク担当を羽交い絞めにして抑えますが

先ほどの腕を振り上げて「ポン!」という護身術で簡単に抜け出されてしまいました。

メイク担当は女優を猛ダッシュで追いかけます。彼女が外に出ると助監督とカメラマンのゾンビが襲ってきます。

メイク担当は彼らを蹴りで瞬殺。逃げ場のない女優は近くにあった階段を駆け上がり屋上に向かいます。

階段横の部屋から急に監督が出てきて「アクショーン!」と叫びます。しかし、その直後にメイク担当に股間を蹴り上げられ、もんどりうつ監督。

屋上まで逃げる女優に、メイク担当が追いつきます。

後ろから男優も止めようとやってきますが、メイク担当に腕をつかまれ捻りあげられます。

男優は「痛い痛い痛い!折れる折れる!カメラ止めて!」と叫びます。

女優は「キャー!!!」と叫び、そのまましばらく女優の顔へのズームイン、ズームアウトが不自然なくらい長く続きます。

グサッと音がしてカメラが音のほうを向くと、頭に斧が刺さったメイク担当が倒れていて、男優は返り血を浴びていました。

男優は女優を抱きしめようとしますが、女優は「私から離れて!」といい、彼を突き飛ばします。

女優はそのまま階段を駆け下りて、近くにある小屋に逃げ込みます。

小屋の中に座り込みしばらく泣いていたのですが、足の傷を良く見ると最初の撮影の時につけた特殊メイクで、簡単に剥がすことができました。

女優はホッとため息をつき、外に出ますが、そのとき物音がして何者かが小屋に入ってきます。

物陰に隠れてる女優ですが、何者かは彼女の目の前で立ち止まります。

女優の目の前にソレの腐乱した足が現れます。女優が声を押し殺しているとソレは外に出て行きます。

女優が外に出るとそこに斧が置いてありました。

女優は「こんなところに斧が。ついてるわ」と言うと屋上へ戻っていきます。そこで彼女は男優が屋上への階段を上っていくのを見かけました。

女優は追いかけて屋上まで行きますが、そこで男優がゾンビになっているのに気づきます。男優ゾンビは彼女に襲い掛かってきます。女優が「お願いやめて!」と叫ぶと、どこからともなく監督が現れて女優にカメラを向けます。「そうそうその顔だよ!できるじゃないか!さあクライマックスだ!」

男優ゾンビが女優に迫り、彼女は「お願い目を覚まして!」、するとゾンビの動きが止まりました。

ほっとした女優が男優ゾンビの手に触れると、また彼は襲い掛かってきました。

またも女優は「お願い目を覚まして!」といいます。

するとまた、ゾンビの動きが止まります。ほっとした女優が男優ゾンビの手に触れると、またまた彼は襲い掛かってきます。

もう1度繰り返した後、女優は「愛してる…」とつぶやき、斧で男優ゾンビの首を切り落とします。

監督は「おい!台本どおりやれ」と怒りますが、女優はそのまま監督にも襲い掛かり、屋上の端に追い詰めて何度も斧を振り下ろしました。

監督の悲鳴も止み、血まみれの女優が、屋上の反対側まで歩いていきます。

反対側には地面に変な模様が描かれています。女優はその模様の真ん中に立ち、空を見上げます。そのままカメラがクレーンアップし、俯瞰で女優を見下ろします。

地面の模様は血糊で書かれた五ぼう星でした。

空を見ている女優をカメラが俯瞰で捉え、画面上に「ONE CUT OF THE DEAD」というタイトルロゴが出ます。

エンドロールが流れ出します。

エンドロールが終わり、男性の「カット!」という声がかかります。女優役の松本逢花が地面にへたり込みます。

監督役の日暮隆之が「はいオッケー!」と叫びます。

そこで画面がホワイトアウトし、「一ヶ月前」というテロップが出ます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『カメラを止めるな!』ネタバレ・結末の記載がございます。『カメラを止めるな!』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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一か月前、日暮隆之はテレビの再現VTRの監督をしていました。

馴染みの俳優・細田学が車いすにのって涙を流すシーンの撮影。細田は目薬を使って泣きの演技をします。

そこに顔なじみのTVプロデューサーの古沢がやってきて、彼は日暮をちょっといいですかと呼び出します。

古沢についてテレビ局の会議室に行くと、笹原という局の上層部の女性がいました。

日暮は自己紹介で再現VTRやカラオケ映像の監督を細々とやっていること、「安い、早い、質はそこそこ」という、キャッチフレーズでやっていることを話します。

日暮はそこで古沢と笹原からゾンビもの専門チャンネルを作れ、「それの記念すべき第一回放送でゾンビ映画の撮影クルーが本物のゾンビに襲われるというドラマを作る」という話を聞きました。

そして笹原はこの企画には熱いポイントが2つあるといいます。

笹原は「一つは昼の1時から30分間生中継。二つ目はワンカメラで全編ワンカットやねん」と言います。

日暮はそれを聞いて冗談だと思い「ゾンビものでワンカット?」と笑いますが、2人は本気でした。

ドラマのタイトルは「ONE CUT OF THE DEAD」でした。

日暮が家に帰ると、妻の晴美が護身術の教材ビデオを見て、「ポン!」と叫び腕を振り上げる動きを真似ていました。

日暮は晴美にワンカットゾンビものの企画のことを話します。

晴美は「でも断ったんでしょ?あんたにそんな度胸ないよね」と言うと、日暮は無言でコーヒーをすすりました。

そこに娘の真央が現れ、「今日遅くなるからご飯いらない!」と出ていきます。

真央はVシネマのADをしており、今日は撮影でした。日暮は妻に頼まれ真央の見張りに行きます。

真央はこだわりが強い性格で、その日の現場でも子役が泣きの演技で目薬を使うことが納得できずに本物の涙を要求したので、監督や子役の母親ともめ事を起こしクビになってしまいました。

日暮は真央に「来月から一人暮らしだろ?少しは妥協しないと食っていけないぞ」と言いますが、真央は無視して歩いて行ってしまいます。

家に帰ると、日暮が監督した再現VTRが流れています。

車いすで涙を流す細田を見て、真央は「これ目薬でしょ?」とつまらなそうに言い、チャンネルを変えます。

すると、そこには神谷和明という若手俳優がインタビューを受けている姿が流れ、真央はそれを夢中で見始めます。

晴美は日暮に「あれ、真央の最近のお気に入りらしいよ」と言います。

日暮はふと、先日もらった「ONE CUT OF THE DEAD」の台本を開きます。

そこに書かれていた主演男優は神谷和明で、テレビに映った神谷は「次回作では血まみれになります」と答えています。

数日後、日暮は「ONE CUT OF THE DEAD」の監督としてキャストの顔合わせの会場にいました。

女優役の松本逢花、男優役の神谷、録音係役の山岡俊助、カメラマン役の細田学、助監督役の山ノ内洋、監督役の黒岡大吾が揃っています。

山岡はADの栗原に「軟水の水を用意してくれないとお腹を壊してしまう」と文句を言っています。

メイク役の相田舞が遅れて入ってきて、彼女は家庭の事情で赤ん坊を連れていました。

やがて、台本読み合わせが始まりますが、赤ちゃんが泣き出し、スムーズに進みません。

しかも、神谷はゾンビが斧を使って襲ってくるシーンに対して、ゾンビが武器使うのはおかしいと指摘。

また、松本もアイドル兼女優なので劇中のゾンビに女優がゲロを吐きかけられるシーンに対し、「私はぜんぜんいいんですけど事務所的にNGかな」と駄々をこねます。

相田の赤ん坊がさらに激しく泣き出し読み合わせは一旦中止になり、監督役の黒岡は、なぜか相田と一緒に仲良く赤ん坊をあやしています。

細田は昔からのアル中が治っておらず、その間、居眠りをしていて、日暮はそんな様子を見て途方に暮れます。

その後、日暮家では晴美が「ONE CUT OF THE DEAD」の台本を読んでいます。

そこに真央がやってきて「お母さんまた始めたら、女優」といいました。晴美はかつて女優として活動していたのです。

晴美は「まさか!台本読んでるのも暇つぶしよ」と笑い、なおも「私は役に入りすぎちゃうから」と言います。

ふと、真央がテーブルの上の台本を見て、大ファンの神谷が父の監督作に出ていることに気がつきます。

それから毎日、日暮は「ONE CUT OF THE DEAD」本番に向けてキャストやスタッフと、リハーサルを繰り返していました。

稽古場の床にテープを貼って、位置関係の確認と動きの段取りを緻密に決めていきます。

本番でカメラマンを担当する谷口と、その助手の松浦早希もカメラワークの確認をしています。

松浦は谷口にゾンビが出たときに、激しくズームインアウトするのはどうかと提案しますがダサいと一蹴されました。

また、谷口は腰痛もちのため、松浦は自分が代わりにワンカット撮影のオペレーターをかって出ますが、谷口はそれもまだ早いと拒否します。

やがて別日のリハーサル。神谷はどうしても助監督ゾンビが斧を使う展開が気に食わず、一人で考えさせてくれとリハーサルを抜けてしまいます。

助監督役の山ノ内は、何とか自分の見せ場を残してほしいと日暮に伝えてきます。

一方の松本は「自分が泣くところは目薬でいいですか」とわがままを言い出す始末。日暮は渋々承諾します。

山越は相変わらずAD栗原に、現場の水とトイレ設備のことを細かく問いただしています。

しかも、監督役の黒岡とメイク役の相田は、距離感が近くイチャイチャを始め、不倫関係の様子。

日暮は困った顔をして俯きます。

リハーサル後、日暮と細田は缶コーヒーを飲んでいました。

細田は撮影までアルコールを我慢すると決めたこと、酒癖のせいで娘に絶縁されていることを話し、泣き出してしまいます。

日暮は家に帰ると、もうすぐ家を出てしまう真央の写真を見ながら酒を飲んで号泣。写真には日暮に肩車される真央の姿がありました。

そこに晴美がやってきて、彼女は日暮にお願いがあると言い出しました。

数日後、生中継撮影当日。現地の廃墟で日暮、スタッフ、キャストが最終打ち合わせをしています。

その様子を見学している晴美と真央。お願いというのは撮影見学のことでした。

スタッフは廃墟近くの倉庫で音響とモニタールームを設営を始めます。

谷口と松浦はラストシーンの屋上のクレーンショット撮影のために、クレーンにカメラを設置して準備しています。

特殊メイクの温水はラストシーンの血糊の五ぼう星を描いています。

そのころキャストの控え室では、古沢プロデューサーからの差し入れが入り、それは高級な日本酒の一升瓶でした。

それを見た細田は喉を鳴らします。

日暮は栗原に撮影が終わるまで、その日本酒を隠しておくように指示。

山越は台本を読みながら水を飲んでいるのですが、間違えて専用の軟水ではなく山ノ内のペットボトルの硬水を飲んでしまいます。

撮影現場には、まだ黒岡と相田が入っておらず、不安がる日暮のところにADの吉野がやってきます。

黒岡と相田が同じ車で現場に向かっている最中に追突事故に逢い、怪我を負ったと言うのです。やはり黒岡と相田は不倫していました。

2人は出演できませんが、古沢は撮影は中止にはできないと言います。

台本を変えようという声も上がりますが、撮影まであと2時間しかなく、日暮は代役を立てましょうと提案します。

やがて、日暮が監督役の衣装を着て立っています。

日暮は「他に誰かいるか?台詞も動線も覚えてて、年齢設定も同じ人間が」と言いますが、AD吉野はメイク役はどうするのか聞きました。

そこに真央が晴美の腕を引っ張ってやってきて「この人、元女優です!」と言い出しました。

晴美は「それはダメよ」と反対しますが、真央は「いいじゃん、お母さん台本読んでたし」と言います。

日暮も晴美の女優時代を知っているので反対しますが、結局代わりはいないので、晴美がメイク役をすることになります。

本番直前、キャスト交代の件を知り、神谷は作品は残るのだから中止にすべきと主張します。

日暮は「作品の前に放送なんです。待ってる人がいるんだから放送しなきゃ。」といいます。

そして、耳打ちで神谷に「これは君の作品だ。君がいなきゃ始まらない。必ずいい作品にすると約束する。」と口説きます。

松本は特に何も考えていない様子で、キャスト交代を受け入れます。

しかしそれとは別で、山越は硬水でおなかを壊し、細田は日本酒を見てしまったことで、アル中特有の手の震えが出始め、カメラマンの谷口は腰痛が悪化し始めていました。

そうとは知らず、日暮たちはいよいよ一発勝負のワンカット撮影の本番に入ります。

キャストとスタッフがスタンバイして、生中継が始まりました。

一番最初の女優と男優に駄目だしするところで、日暮はかなりの熱演を披露。

しかもそれまでの鬱憤もあって、松本に対して「なんで嘘になるかわかるか?お前の人生、今まで生きてきたすべてが嘘ば~っかりだからだよ!!嘘まみれのその面剥がせよ!」とか、神谷にビンタして「これは俺の映画だ!口を挟むな!てめえはリハの時からグダグダ言いやがって!」とアドリブの暴言まで吐きます。

そんな日暮を見て驚く真央。

男優、女優、メイクが休憩するシーンに入り、日暮はモニター室に戻って、「すまん、熱が入りすぎて」とADの吉野に謝ります。

次はカメラマン役の細田がゾンビになって登場するシーンですが、細田は差し入れの日本酒に手を出してしまいベロベロになってしまっていました。

メイクをしてもらい現場に向かうも途中で倒れ寝てしまう細田。

日暮は細田を抱え起こそうとしますが、こけて廃墟の扉にぶつかってしまいます。

ちょうどメイク役の晴美が廃墟の曰くつきの理由を話しているシーンでしたが、大きな音が鳴り、会話が止まります。

AD栗原は扉の隙間からカンペを出し、「トラブル発生、つないで」と指示を出します。

神谷は仕方なく晴美に趣味の話を振り、晴美は2人に「ポン!」と叫ぶ護身術を教えて間をつなぎます。

日暮はその間に細田をなんとか動かして、助監督役の山ノ内を襲わせます。

細田は悪酔いのあまり、山ノ内の顔にゲロをはいてしまいます。

AD栗原が神谷たちがいる室内に作り物のちぎれた手を屋内に投げ込みます。

山ノ内はゲロを吐かれパニックになっていましたが、腕がなくなった特殊メイクをしてもらい、何とか役になりきって室内に入ります。

日暮はぐったりしている細田ゾンビを室内に押し込みます。

細田は酔っ払っていたので、意識がなくても幸いゾンビ演技をしているように見えていたのですが、またゲロを吐いてしまい、松本がモロにそれを顔に浴びてしまいます。

神谷と松本はガンマイクで細田を外に押し出します。

日暮はまた狂気に取り付かれた監督役になって室内に入ります。「既に呪文を唱えた」と、監督がいかに本物のゾンビを蘇らせて撮影をしようとしているかの説明を語りだすのですが、

そこでずっとお腹を壊していた録音係役の山越が限界を迎え、カメラが回っているにもかかわらず、「ちょっと…」と言って廃墟から出て行こうとします。

日暮も周りのキャストもアドリブで止めようとしますが、山越はお腹を抱えて出て行ってしまいます。

AD栗原は外で山越を止めようと羽交い絞めにしますが、お腹を刺激された山越は「やばいやばい!はなせ!」と叫びます。

古沢は緊急事態なので「しばらくお待ちください」のテロップを出そうと指示しますが、日暮はカメラ目線で「撮影は続ける!カメラは止めない!」と叫び、山越を戻すために外に出ます。

山越は栗原の制止を振り切って、草むらで排泄を始めていました。

室内の晴美たちはお互いに怪我がないかと確認しあうくだりを延々繰り返しています。

山越抜きで話を進められないので、モニター室の古沢たちはテロップを出して止めようとしますが、ずっと撮影を見ながら台本を読んでいた真央がそれを止めます。

真央は山越をゾンビにして中に戻せば話が繋がるといい、台本をめくって古沢たちに説明します。

メイクの温水は山越が用を足しているところまで行き、排泄中の山越の顔にゾンビメイクをしていきます。

山越は情けなくて泣き出しますが、日暮はそれを叱咤します。

ADはカンペを出して、キャストたちに廃墟から脱出するくだりまで話を進めるよう指示します。

真央は潰れていた細田をたたき起こし、山越ゾンビ用の生首をAD吉野に渡して、「後半戦みんな集中していこう!」と叫びます。

ずっとADをやっていた真央が本領を発揮し始めました。

晴美、神谷、松本は別のドアまで行き、そこで山越ゾンビが一同を襲います。

晴美は迫真の演技で山越ゾンビを倒し、そこにメイクの温水が山越の生首人形を転がして撮影の演出しました。

晴美は完全に役に入っており、「行くわよ!ゾンビは私が全部ぶっ殺す!」と叫びます。

モニタールームで古沢は、「お母さん凄い演技だね。何で役者辞めちゃったの?」と真央に聞きます。

真央は晴美が昔プロレスの映画で役に入りすぎて、主演俳優の腕を折り、引退に追い込まれたことを話すと、古沢は不安な表情になりました。

そのころカメラマンの谷口は腰に限界が来ていました。

外の車で松本演じる女優が助監督ゾンビに襲われるシーンに差し掛かりますが、松本がカメラにぶつかってしまい、バランスを崩した谷口は止めを刺され動けなくなってしまいます。

助監督ゾンビと松本の揉みあい、下に落ちたカメラの固定アングルでしばらく続きます。

松本は台本どおり地下通路に向かって逃げ出しますが、カメラはしばらく地面に転がっています。

カメラ助手の松浦は、半分気絶している谷口を置いてカメラを持って松本と助監督ゾンビを追います。

再びカメラワークが戻り、松浦はずっとやりたかったズームイン、ズームアウトのカメラワークをやりまくります。

それを見て真央は「何これダサかっけぇ!」と喜びます。

松本が地下通路でゾンビに襲われる演技をしている間に、神谷が日暮に序盤でビンタされた件の文句を言って来ます。

しかし、そこで晴美が神谷をビンタ。「出番だつってんだろクソガキ!」と怒鳴り、怯えた神谷は地下通路に松本を救いに行きます。

日暮は晴美に「大丈夫か?」と聞きますが、彼女は完全にスイッチが入っている様子です。

松本と神谷がゾンビから逃げて廃墟に戻ってきます。

晴美は松本の足の傷を見て「噛まれたの?」と聞き、そして斧を構えます。

台本だとここから助監督ゾンビが入ってきてメイクを斧で刺し殺す展開でしたが、役に入りきってしまった晴美は台本を無視して、感染したかもしれない松本を殺そうと襲い掛かります。

真央はそれを見てモニター室を飛び出し、一方の松本と廃墟から飛び出し、晴美はそれを追いかけます。

日暮はシーバーで「ゾンビに止めさせろ!」と指示し、細田演じるカメラマンゾンビが止めにかかりますが、晴美はそれを蹴りで撃退。

続く助監督ゾンビも蹴り飛ばして松本を追い続けます。

松本はクライマックス舞台の屋上に逃げると、晴美もものすごいスピードで追いかけ、カメラの松浦もそれを必死で追いかけ、神谷と日暮と真央、AD達も屋上に向かいます。

屋上では晴美が松本を追い詰めて、斧を振り下ろそうとしています。

神谷が晴美の手をつかんで止めようとしますが、逆に晴美に手を捻り上げられてしまいます。

「痛い痛い!!折れる折れる!!カメラ止めて!!」

神谷は痛みでふらつき、そこに置いてあったラストシーンで使うクレーン機材にぶつかってしまいます。

そしてクレーン機材は地面に落ちて壊れてしまいました。

日暮は松本にずっと叫び続けるように指示。松本は「キャー!!!!」と何度も叫び続け、松浦はその様子を不必要にズームイン、ズームアウトを繰り返して取り続けます。

日暮と真央は晴美を止めようと掴みかかりますが、「ポン!」の護身術で抜け出されてしまいます。

再度2人がかりで押さえつけ、日暮は晴美の首を絞めて失神させます。

その間、松本は何度か息継ぎをしながらも叫び続けます。

温水がやってきて晴美の頭部に斧が刺さった状態の特殊メイクを施し、神谷にも返り血のメイクをした後、神谷演じる男優が晴美演じるメイクを斧で殺したように見せてなんとかカットを繋げます。

その後、台本どおり松本は神谷に「私に近づかないで!」といって屋上から駆け降り、下の小屋に入ります。

ラスト付近で使う斧が晴美の頭に刺さっている状態なので、ADが予備の斧を小屋の前に置きます。

小屋の中に入って松本に「外で斧を拾って!」とカンペ出しをします。

松本は斧を拾って「こんなところに斧が、ついてるわ」といって屋上に戻ります。

いよいよクライマックス。

女優がゾンビ化した男優の首をはねる、監督もそのままの勢いで殺害、屋上の端にある五ぼう星を発見、五ぼう星の真ん中に立って女優が上を見上げる、それをクレーン撮影、エンドロールという流れですが、肝心のクレーン機材が壊れてしまっています。

古沢はプロデューサーとして放送を成立させるために、カメラワークを変えようと言いますが、日暮は食い下がります。

日暮は「クレーンで五ぼう星を映さないとオチにならないですよ!」と言います。

古沢が「そこまで(視聴者は)見てないですって」と言いますが、日暮は「見てんでしょうが!」と怒鳴り台本を叩きつけます。

しかし日暮は古沢にたしなめられて、しょうがなくカメラワーク変更を受け入れようとします。

その表紙に台本から一枚の写真が落ちます。

それを拾って見た真央は、何かを思いついたようで、「今動ける人間何人いる?」と尋ねます。

屋上では神谷演じる男優ゾンビが松本を追い詰め、「こないで!」と叫ぶ松本。

その後ろでキャストとスタッフが協力して細田、山ノ内、山越が最下段、古沢・栗原が中段の組体操のピラミッドを作っていました。

4メートル近い人間ピラミッドを作ってクレーン撮影を再現しようとする作戦。

しかし、大人が作る人間ピラミッドは、なかなか大変で組み上がりません。

日暮は、組体操が崩れるたびにキャスト2人に、男優ゾンビが止まる、ホッとする女優、また動き出す男優ゾンビ、叫ぶ女優という、演技を繰り返させます。

しかし、途中で晴美が目を覚ましてしまい、斧が刺さったメイクのまま松本の前に立ちふさがります。

日暮は晴美を引っ張ってしゃがませ、画面からフレームアウトさせます。

組体操ができたタイミングで、松本は神谷を斧で切りつける演技を始めます。

温水は特殊メイクの生首を転がそうとしますが手が滑り生首は明後日の方向に行ってしまいます。しかしそれを真央がバスケ部仕込みのキャッチ&パスで再度温水に渡し、男優ゾンビが死ぬシーンは完成。

その後、日暮は監督役として松本に「おい、台本と違うことをするな!」怒鳴り、その後、松本に斧で殺される演技をします。

物陰で日暮に斧を振り下ろす演技をする松本。小声で「もう滅茶苦茶です」といい本物の涙を流します。

日暮は小声で「その涙だよ、できるじゃないか」と言います。

ラスト、松本が五ぼう星が書かれた場所に歩いていきます。

日暮と真央は猛ダッシュで組体操のところまで行き、日暮が最上段にのぼり、さらにその上に真央が肩車状態になります。

松本が五ぼう星の真ん中に立ち、上を見上げます。

そのタイミングで真央が松浦からカメラを受け取り、日暮が最上段で立ち上がってクレーン撮影を再現します。

晴美はその様子を死んだふりをしながら、横目でしっかり見ていました。

モニターに血糊の五ぼう星がしっかり入り撮影は成功。

すかさずAD吉野は「ONE CUT OF THE DEAD」の文字を出しエンドロールを入れます。

終了まで45秒。人間ピラミッドの下段中段上段の全員がもう限界にきており、神谷と松浦も横からそのピラミッドを支え、なんとか維持し続けます。

エンドロール終了と同時に番組終了、次の番組が始まります。

東京で放送を見守っていたプロデューサーの笹原は、「トラブルもなく終わってよかったです」と社員たちにいい、拍手を受けています。

番組終了と同時にピラミッドを崩したスタッフ・キャスト一同は、やりきった笑顔でお互いを讃えあいます。

真央は先ほど拾った写真を日暮に見せます。

それは日暮がずっと持っていた、幼い真央を肩車していたときの写真でした。2人は笑顔でハイタッチ。

そこでカメラはドローン撮影でどんどん上空に上がって行き、スタッフたちが動き回っている様子を俯瞰で映しながらエンドロールがはじまり映画は終わります。

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映画『カメラを止めるな!』の感想と評価


(C)ENBUゼミナール

細かい矛盾点が一気に昇華される面白さ

前半はワンカットのゾンビ映画、後半はその作品の制作の裏側を描く斬新な構成の本作『カメラを止めるな!』。

映画内映画という構造が、フランソワ・トリュフォー監督の『映画に愛をこめて/アメリカの夜』(1973)や三谷幸喜監督の『ラヂオの時間』(1997)を思い出します。

この映画は『ワンカット・オブ・ザ・デット』というワンショットのゾンビ映画を見せた後、その制作の裏側を見せるという構成。

『ワンカット・オブ・ザ・デッド』を見てる最中に感じた観客の違和感を、後半一気に伏線の回収してくれるので、とても気持ちの良い作りになっています。

「なんだこの会話?」

「なんだこの間?」

「なんでここ同じこと繰り返すんだ?」

「コイツはいつのまにこうなった?」

「このカメラワーク何?」

こうやって細かな疑問を持てる人ほど、後半に面白さ爆発するので、能動的に見た方が楽しめる作品になっています。

前半にいくつ突っ込みどころ見つけられるかで、本作の気持ちよさや感動もひとしおです。

愛に溢れた優しい物語


(C)ENBUゼミナール

本作はただのコメディなだけじゃなく、親子愛、仕事愛、映画愛に焦点を当てた映画です。

特に“映画愛”と“親子愛”が非常に強いです。

かつて自分が夢見たような作品が作れない、名作には程遠くてもなんとか作り続けるしかない、理想だけでは生きていけない

これは映画に限らず、物を作る仕事、いや、全ての仕事をしている人間なら誰もが共有している悩みや苦しみではないでしょうか

それでも、がむしゃらにやってれば光明はある、どんな地味な作品や完成度の良くない作品でも一生懸命作っている人たちがいる

こんなに勇気をもらえるメッセージは、他の作品では、滅多にお目にかかれません。

また本作は、ラストではキャスト、スタッフ全員一丸になっているだけでなく、主要人物全員が本編を通して成長しているのが素晴らしいです。

ある人は自分を苦しめていた弱点と向き合い、ある人はできなかったことができるようになり、ある人は昔の情熱を取り戻し、ある人は新しい価値観に出会う

98分という作品で多少くだらない形とはいえ、何人もの人の成長を描けてる映画はなかな巡り会えないはずです。

そのような作品を無名だったキャストとスタッフが作り上げて、世界中で絶賛されているという事実も、見る者にグッときますね!

また本作は憧れの映像業界に入るも、自分の思うような作品には関われず「安い・早い・クオリティはそこそこ」で食いつないできた中年監督が、娘の力を借りてついに自分のこだわりを通す!という話でもあります。
そして「子供が自分たちのもとを離れるタイミングで、親二人が自分の夢を再度見つめ直す」
という親離れ・子離れの話でもあります。押しつけがましさが一切ないので最初は意識しませんが、何回も見てるとそういう要素も見えてくるので複数回見るのをオススメします(笑)

まとめ


(C)ENBUゼミナール

笑って泣けて、現実に立ち向かう勇気も貰える日本映画史に残るだろう傑作。

劇場でみんなでゲラゲラ笑いながら見るのが最高です!

上映館が少ない分、満席御礼が続きているようなので、今すぐ上映している映画館に行きましょう!



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