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Entry 2017/11/14
Update

ハリウッド『DeathNoteデスノート』あらすじネタバレと感想

  • Writer :
  • 山田 苺

前回ご紹介した『デスノート Light up the NEW world』が、どうも消化不良だった…なんて人もいるのではないかと思い、今回はNetflixにて配信されている、ハリウッド版デスノートをご紹介します。

先に申し上げると、今作は心理戦モノではなく、ごりごりの青春ホラーとしてみると面白いです。

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1.映画『Death Note / デスノート』の作品情報

【公開】
2017年(アメリカ映画)

【原題】
Death Note

【監督】
アダム・ウィンガード

【キャスト】
ナット・ウルフ、マーガレット・クアリー、キース・スタンフィールド、ウィレム・デフォー

【作品概要】
大場つぐみ(原作)×小畑健(作画)による「デスノート」をハリウッドで実写映画化。
(名前だけではなく設定も)

2時間無い尺のため、心理戦に固執せず、柔軟に青春要素やホラー要素を上手く盛り込んでいるため、肩の力を抜いて楽しむに適した作品。原作では出来なかったこと(グロ演出も含め)を、ハリウッド版としての納得感感もあり、改変にも好感が持てます。

2.映画『Death Note / デスノート』のあらすじとネタバレ

成績優秀でありながら、母を事故でなくしたことで学校生活にいまいち馴染めていないライト・ターナーは、他生徒の宿題を金と引き換えに代理で行っていました。

そのとき、空から一冊のノートが学校に落ちてきます。

ライトはノートを拾い上げると、そこには「Death Note」の文字が書かれてありました。

校舎に入ろうとすると、同級生がいじめっ子に絡まれているのを止めには行っているミア・サットンを見つけます。

大柄な男に、女性のミアが敵うわけもなく、ライトは止めに入りますが、あっけなく返り討ちにあってしまいます。

その弾みで、ライトの代筆が教師にばれてしまい、運悪く居残りの罰を受けてしまいます。

誰もいない教室で居残りをしていると、突然物音がし始め、様子を伺いに行くと、そこにはリュークと名乗る死神がいました。

怯えるライトをよそに、リュークはデスノートの使い方を説明し始めます。

そこでライトは、教室の窓からミアをいじめている男の名前をノートに書き、死因は「頭部切断」とします。

すると彼らの近くで交通事故が発生し、トラックに積まれた荷物が男に当たり、見るも無残に頭部が道に転げ落ちます。

あたりの惨劇以上に、ノートが本物だと知ったライトは衝撃を受けます。

ライトが自宅に帰ると、刑事である父がライトが行った代筆の件を責めます。

彼の母が亡くなってから、父子の関係は険悪になっていました。

ライトは父の部屋から、母を轢いていながら、保釈金で何不自由ない生活を送っている男の当時の記事を探し出します。

その男の名前をノートに書くライト。翌日、ライトの父は、男が楽しんでいたレストランで死んだことを告げます。

ノートの力を確信したライトは、以前から気にかけていたミアに話しかけ、ノートのことを説明します。

当然彼女も信じるはずも無いため、ライトはシアトルから生中継されている立てこもり事件を一緒に見ることにします。

犯人が女を人質にして、報道カメラの前に現れると、ライトは躊躇なく名前を書き、死因に敬礼しながら車に撥ねられると書き加えます。

すると、犯人がおもむろに人質の元を離れると、死因どおり敬礼をし、中継車に跳ね飛ばされるのでした。

ノートの魅力とライトに惹かれたミアは、2人で世界中の犯罪者を粛清しようと考えます。

2人はキラと名乗り、多くの犯罪者の名前を書き、犯行声明を残して死なせるような死因を書き続けました。

キラとして暗躍していくうちに、ライトもミアも友達以上の関係になっていきます。

ところが、今回の事件に目を付けた謎の名探偵Lによって事態は急転します。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『Death Note / デスノート』ネタバレ・結末の記載がございます。『Death Note / デスノート』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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キラ捜査本部はライトの父が受け持っていますが、世界の犯罪者を粛清している存在を捕まえようとする本部はかなり否定的な扱いを受けていました。

そこへLと、付き人のワタリが現れ、キラが犯人が日本人のように見せているカモフラージュを見抜き、立てこもり事件の報道が限られた地域限定で報道されていたこと、警察しか知りえない情報をもとに、犯罪者を裁いていたことが明るみになったことで、瞬く間にライトに疑いの目が向けれられます。

Lは早速、ライトが1人でいるところに、直接接触します。

ライトに面と向かって、Lは貴方はキラだと断言までしてきます。

追い詰められたライトは、ワタリをノートで操り、Lが幼少期にいたとされる施設から本名を調べだすようノートに記載します。

そして名前を聞き出したところで、記入したページを燃やす計画を立てます。(ハリウッド版は、ノートに名前を書いても、一度だけなら燃やすと無効にすることが出来る)

ところがミアはその作戦に反対で、名前を聞き出したらワタリも始末するべきだと言い出します。

Lの目に付いたことで完全に腰が引けているライトに変って、ミアがキラとしてより活動しようともくろみ始めるのです。

しかしワタリは名前を聞きだす寸前で、施設に突入してきた部隊に撃たれてしまいます。

これを知ったLは激怒し、もはや逮捕ではなく、キラであるライトに復讐しようと考え、銃を用意します。

尻込みしているライトとは別に、ミアは現状に全く怖気ついていませんでした。

ミアは高校で行われるダンスパーティーにライトと共に参加します。

Lの監視の目をかいくぐり、2人は踊りますが、ミアはノートの所有権を自分に渡すよう、ライトに言います。

ライトはこれ以上、ミアを危険に晒したくないので、所有権を渡さないといいますが、ミアはわざとライトの居場所がばれる様仕向けます。

追っ手を振り払い、パソコン室へ逃げるライトですが、ミアと観覧車で落ち合うよういわれ、必死で遊園地のある海沿いへ向かいます。

その途中、拳銃を持つLに見つかったライトは、いよいよ追い詰められますが、Lがライトをキラだと言い放つと、傍にいたキラ信者に襲われてしまいます。

その隙にライトは遊園地に向かいますが、観覧車の中で、ミアはライトの制止も無視してノートを奪ってしまいます。

すると、上まで上がってきた観覧車が突如故障し、ミアとライトは外へ投げ出されてしまいます。

ライトは海に転落死、ミアは地面に叩きつけられ命を落とします。

その後、ライトは海から引き上げられると、病院でこん睡状態から目覚めます。

父親にもキラであることが明るみになったライトですが、全てを死んだミアになすりつけようとします。

一方、Lは帰国間際に、ミアがノートを使った可能性に気付き、彼女の部屋で捜索を始めます。

すると、教科書に挟まったノートの切れ端を見つめ、ノートにライトの名を書くべきか葛藤します。

観覧車の事故で行方知らずとなったノートですが、実はパソコン室に逃げ込んだ際、ライトは犯罪者の名前を調べだし、彼らを使ってノートが自分の手元に戻ってくるようにしていたのでした。

こうしてライト以外誰もいない病室に、再びデスノートが戻ってくるのでした。

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3.映画『Death Note / デスノート』の感想と評価

『デスノートLight up the NEW world』と比較すると、あらすじを書くの分量がグッとすっきりしました。

つまり、今作では息を呑むような心理戦も、混沌の三つ巴もない、ただフツーの高校生が女の子といちゃいちゃしながら新世界の神になろうなどと言ったけど、すぐに正体がばれてめちゃくちゃ逃げ腰になるというお話です。

もはやオリジナルのような狂気じみた執念もなければ、巧みにノートを駆使して操作網を逃れるようなこともありません。

なんならLもLで完全に私刑を試みて、街中で追いかけっこを繰り広げています。楽しそうですね。

それだけに、原作ファンからは酷評されがちな今作ですが、視点を一度、原作からはるか遠くにして見て見ると、これが不思議と面白いんです。

普通ならノートを拾って試そうとしたら、オリジナルのように事故死にしたり、名前だけ書くというのが一般的?かと思うのですが、ハリウッドスケールは「断頭」と来ます。

その描写に一切の妥協がないというのも凄いです。これを原作でやったらそれこそ問題視されるでしょう。

おまけに浮かれたライト君は好きな子にノートのこと言いふらして、あれよあれよと捜査対象に…。

こんなどこにでもいる高校生にノートを持たせると、こうなるんだ!というのを、原作に出来ないような演出で見せてくれているので、これはこれで興味深く面白かったです。

個人的にはライト君がミアに言いくるめられそうになるシーンで、凄いしょっぱい顔をしながら「ルールが多すぎる・・・」と発言していてめちゃくちゃ笑えました。それライト君が言っちゃうんだね…

私の中で「デスノート」という概念が、音を立てて崩れた瞬間でした。

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まとめ

昨今、原作モノでない映画を探すほうが難しくなりつつある中で、これほどすがすがしく原作をアレンジしてくれる作品はなかなかないので、好感が持てます

私達視聴者も、すぐに原作と比較しては間違い探しのごとく、批判的になるのはもったいないのかも知れません。

アダム・ヴィンガード監督には、『魔法少女まどかマギカ』あたりを『スプリング・ブレイカーズ』よろしくアゲアゲテイストで、バキバキのグロ描写で実写化して欲しいなあと、ぼんやり考えていました。(怖いもの見たさ)

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