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Netflix映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』ネタバレ感想と考察評価。続編からの悪ノリが衝撃的なシリーズ第2弾

  • Writer :
  • 糸魚川悟

Netflix映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』

自身のベビーシッターが実は悪魔崇拝者であり殺人鬼であったと言う衝撃の映画『ザ・ベビーシッター』(2017)。

残虐表現の過激さと序盤から悪ノリ全開で鑑賞者を楽しませるエンターテイメント性が人気となった前作から3年が経った2020年、なんと前作とほぼ同一のキャストを引き継いだ続編が公開されました。

今回は前作から2年後を描き、悪夢にうなされるコールが再び悪魔崇拝者たちとの戦いを繰り広げるスプラッターコメディ映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』(2020)をネタバレあらすじを含めご紹介させていただきます。

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映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』の作品情報

Netflix ザ・ベビーシッター キラークイン
【原題】
The Babysitter: Killer Queen

【配信】
2020年(Netflix限定配信)

【監督】
マックG

【キャスト】
ジュダ・ルイス、ジェナ・オルテガ、エミリー・アリン・リンド、ロビー・アメル、ハナ・メイ・リー、ベラ・ソーン、アンドリュー・バチェラー、ダグ・ヘイリー、サマラ・ウィーヴィング

【作品概要】
前作『ザ・ベビーシッター』の続編として『チャーリーズ・エンジェル』(2000)のマックGが製作した正統続編。

主演は引き続きジュダ・ルイスが務め、新たに人気ドラマ「ハーレーはド真ん中」で主演を務め注目を集めるジェナ・オルテガがヒロインとして参加しました。

映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』のあらすじとネタバレ

ベビーシッターのビーと彼女を中心とした悪魔崇拝者たちにコールが襲撃された夜から2年の月日が流れました。

あの日、ビーや襲われた警察官の死体が発見されなかったことから高校生になったコールは、同級生や両親からも精神病者のように扱われます。

惨劇の夜を共に乗り越えた幼馴染のメラニーは、コールに真摯に向き合いますが、彼女にはジミーというボーイフレンドがいて、コールは孤独を抱えることになります。

ある日、クラスに両親を殺害したという噂を持つ鑑別所上がりのフィービーが転入してきます。

一方、悪夢や幻覚を見るコールのことを不安に思うコールの両親は彼を精神学校へと転入させようとしており、そのことに気づいたコールはメラニーに相談します。

メラニーは精神学校送りになる前に街を逃げ出し、2人で湖に遊びに行こうとコールを誘います。

非倫理的な行動に対し反射的に断るコールでしたが、授業後に親に呼び出されると精神学校行きを回避するためメラニーが親から盗んだ車に乗りこみ湖に行くことにします。

メラニーと2人きりだと思い込んでいたコールでしたが、車にはメラニーのボーイフレンドのジミーとクラスメイトのブーンブーンとディエゴが乗り込んできました。

湖に到着し若者の海水浴客たちを見たコールは自分が場違いであると感じ帰ろうとしますが、メラニーに強く引き止められジミーの家族の所有するボートでゲームをすることになります。

ゲームの最中、コールのことを悪魔崇拝のカルト信者だと思い込むブーンブーンがコールから事件の話しを聞きだそうとします。

しかし、コールのためにその会話を終わらせようと遮るメラニーの言葉の中に、あの夜の惨劇の中でも誰にも話していない「悪魔の書」と言う言葉があったことに気づくコールは、メラニーにその疑問を投げかけます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ザ・ベビーシッター キラークイーン』のネタバレ・結末の記載がございます。『ザ・ベビーシッター キラークイーン』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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次の瞬間、メラニーはブーンブーンの首筋をフックのようなもので切り裂き殺害します。

彼女とジミー、そしてディエゴも悪魔崇拝者であり、かつてビーが行おうとした儀式を完遂し、富と栄誉を得ようとしていました。

さらに惨劇の夜にコールを殺害しようとしたマックス、アリソン、ソーニャ、ジョンも悪魔との契約で一夜限りの身体を手に入れ復活し、儀式を完遂するため「無垢な血」を持つコールの命を狙います。

いきなりのことに困惑するコールは、ジェットスキーの燃料を借りるためボートに乗り込んできたフィービーと共にジェットスキーに乗りその場から逃げます。

フィービーに事情を説明すると彼女はすんなりと状況を飲み込み、メラニーはSNS中毒者で承認欲求に飢えていると話し、コールのことを信じます。

しかし、彼女はこの湖でやることがあると話すとコールと別れ、1人でその場を離れ、湖でキャンプをする男から車を借りようとします。

その男は車で彼女を街に送ることを了承しますが実はレイプ目的であり、彼女を襲おうとしたところでコールに邪魔され車を奪われます。

コールは車を発進させこの場を離れようとしますが、火炎放射器を持ったソーニャが現れキャンパーの男を殺害すると、車に乗るコールとフィービーにも火炎放射器を発射します。

コールはブレーキを踏むことなくソーニャを車で撥ねると、車のルーフに縛り付けられていたボートが勢いよくソーニャの首を切断しソーニャは死亡。

コールとフィービーは、かつてフィービーの両親が所持していた無人の山小屋に逃げ夜を明かすことにします。

道中、1人で休憩していたアリソンに発見され逃亡しますが、岩間に落ちた際にアリソンの首が岩の間に引っ掛かり、コールとフィービーが力任せにアリソンの足を引っ張ったことでアリソンは首がもげて死亡します。

直後に斧を持ったマックスに襲われさらに逃げる2人は、船着き場のボートを発進させますが、ボートの後部にロープで連結されていたゴムボートにマックスは乗っておりゴムボートから2人の乗るボートへ移ろうと近寄ってきます。

パーティースプレーにライターの炎を引火させマックスをボートから落とした2人は、ボートのフィンにマックスを巻き込み殺害。

その様子を船着き場から見ていたジョンのもとにメラニーたちが現れます。

コールの想像以上の手強さを恐れるジミーとディエゴはこの件から降りようとしますが、既に悪魔との契約は成立していたため契約破棄と見なされ身体をバラバラにされてしまいます。

一方、山小屋に着いたコールとフィービーは、かつてフィービーが幼少期に作った地下室に隠れることにします。

地下室の中でフィービーとコールは性行為に及び、その後フィービーは幼少期に両親の死亡を招いてしまったことをコールに話し始めます。

幼少期、フィービーはこの山小屋で無くしたお気に入りのぬいぐるみをベビーシッターに探すように強く懇願しました。

その結果ぬいぐるみを探すベビーシッターと、フィービーの乗るバギーが両親の乗る車に激突してしまい、両親死亡の遠因を作ってしまったのです。

先日、無くしていたぬいぐるみがなぜか学校のロッカーの中にあり、「今夜、全てが終わる」というメモがあったことから、事故のあったこの地を訪れたフィービーは、今回のコールの騒動も含め何者かに導かれていることを感じていました。

一方、メラニーは囮のために自身とコールの行方を探す自身の父親フアンとコールの父親を呼び出し山小屋へと行かせていました。

上層階から父親の声が聞こえ地下室から出ようとするコールでしたが、フィービーが囮や罠かもしれないと、彼を止めようとします。

どちらにしても父親を見殺しにするわけにはいかないと、意気込むコールのために武器を用意しようとするフィービーでしたが、武器が入っている金庫の暗証番号が分かりませんでした。

しかし、「今夜、全てが終わる」と書かれたメモの裏にラッキーナンバーが記載されており、その番号を入力することで金庫が開きました。

武器を取り出し地下室から出るコールとフィービー。

コールが幻覚を見ているとメラニーに吹き込まれたコールの父親とフアンはコールを止めようとしますが、コールはジョンを見つけると、彼に襲い掛かろうとし転倒してしまいます。

ジョンは転倒したコールを剣で殺害しようとしますが、誤ってシャンデリアのロープを切ってしまい、落ちてきたシャンデリアの下敷きとなり死亡してしまいます。

遅れて山小屋に入ってきたメラニーはコールを幻覚を見て錯乱していると言い、コールの父もそのことを真に受けてしまいます。

フィービーとコールは山小屋から逃げ、コールの父も2人を追いかけます。

メラニーも2人を追おうとしますが、自身がやっていることを知らないフアンに止められ、フアンの腕を切り落とし殺害。

父を説得するためフィービーを先に逃がすコールでしたが、父はコールの言葉に聞く耳を持たず、彼を薬で眠らせ車で連れ帰ろうとします。

ガソリンスタンドで目が覚めたコールは、父をガソリンスタンドに残し車を発進させるとメラニーと連絡を取ります。

メラニーはフィービーを捕まえ、彼女の無事を条件にコールを儀式の場に呼び寄せます。

フィービーのために儀式の場である入江に辿り着いたコールは、海の中から儀式を見届けるために悪魔となって現れたかつてのベビーシッターのビーと再会。

彼女はフィービーのベビーシッターでもあり、フィービーは彼女が両親の事故と同日に死んだものだと信じていました。

ビーはあの日事故に巻き込まれながらもフィービーが生きていたのは悪魔との契約のおかげと言うと、メラニーに儀式を進めさせます。

メラニーはコールから「無垢な血」を抜き出すと聖杯の中でブーンブーンの「生贄の血」と混ぜます。

儀式の場で死んだはずのマックス、アリソン、ソーニャ、ジョンも復活し、聖杯の中の血を全員で飲み始めます。

しかし、契約が成功するどころか血を飲まなかったコールとフィービー、そしてビー以外の全員の身体が崩れ始めます。

ビーは契約に必要なのは「無垢な血」であり、童貞ではなくなったコールは既に「無垢なもの」ではなくこの契約が失敗に終わったことを語ります。

メラニーを含む血を飲んだ全員の身体が崩れ去り、チリとなって消えました。

実はビーはフィービーのロッカーにぬいぐるみを入れメモを残し、ジェットスキーのガソリンを抜きフィービーとコールが会うきっかけを作りっていたりと画策し2人の救済のため影で導いていたのです。

2年前、コールによって悪魔との契約を邪魔された夜、死を間近にしたビーにかけたコールの言葉に救われたビーは、自身の運転により瀕死に追いやられ両親を失ったフィービーと自身の魂を救ってくれたコールを助けることを決めていました。

コールが普通の人とは違う性格ゆえに険しい道を進むことになろうがその性格を理解してくれる人が現れる、とコールに伝えるとビーは失敗に終わった「契約の血」を飲もうとします。

コールは涙を流し彼女の行動を止めますが「この契約には勝者と敗者しかいない」と言うと彼女は血を飲み、チリとなって消えていきました。

その様子を見ていたコールの父は、コールの発言が全て本当だったことを知りコールとの仲を取り戻します。

数日後、フィービーと言う彼女も出来、自分に自信を持ち始めたコールはカウンセラーとも仲良くなり新しい日々が始まろうとしていました。

一方、入り江で砂を被っていた悪魔の書は風により砂が飛び、再び地上に現れました。

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映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』の感想と評価

サイコキラーと少年の戦いを描いたスプラッターコメディ作品である前作『ザ・ベビーシッター』から2年後を描いた映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』。

本作は前作ファンに向けたサービスがとにかく多い作品であり、前作を鑑賞してからの鑑賞を強くオススメしたい作品です。

前作のメインとなったキャラクターが全員同じキャストで続投すると言うだけでもファンにとっては嬉しい本作ですが、この作品は物語内にも前作ファンを「あっ」と驚かせる工夫が全編にされています。

特に注目すべきはメラニーとビーと言う2人の登場人物。

前作のヒロインでもあったメラニーと悪役であったビーは本作で、その役回りを大きく変えることになります。

前作ファンを絶望に突き落としたかと思えば感動もさせてくれる、どこまでも人を楽しませることに特化したスプラッターコメディ映画でした。

まとめ

いかがでしたか。

監督のマックGがファンが望むなら更なる続編の構想もあると発言し、さらにぶっ飛んだ悪ノリに期待したくなる「ザ・ベビーシッター」シリーズ

本作『ザ・ベビーシッター キラークイーン』は前作と合わせ映像配信サービス「Netflix」で独占配信中です。

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