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Entry 2022/08/31
Update

『ミー・タイム』ネタバレ結末あらすじと感想評価の解説。キャストのマーク・ウォールバーグとケビン・ハートが笑いを追求する|Netflix映画おすすめ107

  • Writer :
  • からさわゆみこ

連載コラム「シネマダイバー推薦のNetflix映画おすすめ」第107回

今回ご紹介するNetflix映画『ミー・タイム』は、マーク・ウォールバーグとケビン・ハートの初共演となったコメディ映画です。

見どころはマーク・ウォールバーグが、羞恥心を捨て挑んだヌードシーン? また、笑いを追求するコメディアンのケビン・ハートが、堅苦しい“専業主夫”を演じているのも必見です。

主夫業に勤しむ夫は、ひょんなことから”自分時間”を与えられます。妻と子供達が留守の間・・・、5歳の頃からの親友と久しぶりに再会し、はしゃぎ過ぎた彼は築き上げてきた、人生を棒に振る事態に追い込まれます・・・。

【連載コラム】「Netflix映画おすすめ」記事一覧はこちら

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映画『ミー・タイム』の作品情報

(C)2022 Netflix

【公開】
2022年(アメリカ映画)

【監督・脚本】
ジョン・ハンバーグ

【原題】
Me Time

【キャスト】
ケビン・ハート、マーク・ウォールバーグ、レジーナ・ホール、ジミー・O・ヤン、アンドリュー・サンティーノ、デボラ・S・クレイグ、ナオミ・エクペリギン、ドリュー・ドローギー、イリア・アイソレリス・ポーリーノ、タージ・モウリー、カルロ・ロタ、チェ・テファリ、アメンティ・スレッジ

【作品概要】
専業主夫として家事や育児で建築家の妻を支える、ソニー役には「ジュマンジ」シリーズ、『THE UPSIDE 最強のふたり』(2019)で俳優としても活躍するコメディアンのケビン・ハートが演じます。

ソニーの子供の頃からの悪友で、お騒がせ男のハック役には「テッド」シリーズ、『バーニング・オーシャン』『パトリオット・デイ』(2016)で主演を務めてた、マーク・ウォールバーグが演じます。


映画『ミー・タイム』のあらすじとネタバレ

ハックは“節目の29歳”と表してマイバースデーを祝うため、パーティー仲間と共に幼なじみのソニーを連れて、スカイダイビングをするためユタ州まできます。

ヘリでグランドキャニオンに到着した一行は、ムササビスーツを着て岩山から降下する準備をします。この挑戦がバースデー企画の一つでした。

ところがソニーは想像を絶する高さに怖じ気づき、ハックに5歳から過激な誕生祝いに付き合ってきたが、今回は無理だと辞退します。

ハックも結婚間近のソニーに無理強いはしませんでしたが、参加者を運んできたヘリは離陸し、プロペラの強風でソニーは岩山から飛び出していきます。

ハックはすぐさまソニーを追いかけます。レクチャーを受けたはずですが、パニックに陥ったソニーは、風に乗ることができません。

ハックが必死に飛び方を叫ぶと、ソニーは風に乗ることができ、最高の体験をさせてくれて感謝し、死ぬまでお互いの誕生日を一緒に祝うと約束します。

そんなソニーのことをハックは、最高の親友だと喜びますが、次の瞬間ソニーの顔面に鳥が激突し、再びパニックになってしまいます。

ハックがパラシュートの紐を引き「見事だった」というと、ソニーは「二度と誘いには乗らない」と、速攻で約束を解除しました。

15年後、結婚をしたソニーは一男一女の父になり、カリフォルニアで家族と暮しています。ハックとの交流はありましたが、誕生日は各々で祝うようになっていました。

ソニーは建築家として成功した妻のマヤを支えるため、“専業主夫”の道を選び家庭は円満でした。

子供たちにバランスの良い朝食や弁当を用意し、“映える”写真をSNSにアップしたり、ペットにリクガメ“ホーキーポーキー”を飼い、充実した生活です。

マヤは顧客のアーマンドのパーティーに、ソニーも出席するよう促します。乗り気のしないソニーでしたが、マヤは自分の顔を立てるつもりでと言うと、彼は渋々承諾します。

息子のダッシュは学芸会でキーボードの演奏を披露するため、ソニーから練習するよう厳しくいわれますが、本人はキーボードよりもコメディに興味があります。

子供達と慌ただしい朝を送っていると、ハックから電話が入ります。ソニーはバースデーの誘いだと直感し、無視しようとしますが、娘のエヴァがタブレットから出てしまいます。

居留守を使おうにも子供に忖度はありません。そばにいることがバレてしまいます。案の定、ハックの節目の44歳を祝う誕生会の誘いでした。

ソニーは誘いを断って通話をきるつもりでしたが、マヤが話しを聞いていて出席することに賛成しましたが、ソニーは春休みはマヤの実家へ行くと頑なに断りました。

ハックは念のために詳細を送っておくと言い残します。ソニーは家計を切り詰めながら、ゴールドのミニバンを中古で買い、それを“金の馬車”と呼びます。

金の馬車で子供たちを送迎し、そのまま子供たちの学校でPTA会長として、読み聞かせクラスで子供を見守ったり、学芸会に出る子供の芸を審査もします。

家に戻って掃除や夕飯の下ごしらえをし、シッターのスカイラーに子供達の世話を任せて、マヤが招待されたパーティーへ向かいました。

以下、『ミー・タイム』ネタバレ・結末の記載がございます。『ミー・タイム』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)2022 Netflix

マヤの願いでパーティーに来たソニーでしたが、席札は“マヤ・フィッシャーのゲスト”となっており、夫としての面目が立ちません。

全く馴染めないソニーはスマホから、ダッシュの部屋を確認します。ダッシュはキーボードの練習もせず、相変わらずコメディー動画を観て笑っていました。

思わずソニーは「ダッシュ!練習はどうした?」と怒鳴るとダッシュも驚き、周囲のゲストもあっけにとられます。

テーブルのゲスト達はナチュリストのアーマンドとマヤの出会いについて聞き、アーマンドは理想通りの美しい家を実現した“天才”と称賛します。

ソニーはアーマンドがマヤの肩に触れていることが許せず、自分の存在をアピールすると気づいたアーマンドは、マヤの夫だと紹介します。

ゲスト達はソニーに職業を尋ねます。ソニーが口ごもっていると、アーマンドが「専業主夫だよ」と答えてしまいます。

マヤは子供の扱いが上手で自分を支えてくれる、良きパートナーだと言うと、ゲスト達も現代的な理想の形の夫婦だと讃えます。

ゲストは避妊具をインドに寄付するエコノミスト、地雷撤去の依頼を請け負うNPO職員など、彼らのグローバルな会話に入っていけないソニーは居心地が悪くなるだけでした。

そして、無理矢理に会話に入ろうと、中国語を習っている娘のエヴァが、中華レストランでオーダーしたとき、裏メニューが出てきたという話しをします。

周囲は困惑しマヤが「エヴァは中国語なんて話せない」というと、ソニーは中国語を習っていると言い、知らないマヤは母親として最低だと落ち込みます。

帰宅するとソニーはアーマンドのマヤへの態度や、ちょっとした誤解で口論になり、日々、マヤのスケジュールに合わせ、家事や育児に勤しむソニーは機嫌を損ねます。

そこでマヤは春休みは子供と3人だけで実家ですごし、ソニーには1人の時間を自由に楽しんでほしいと提案します。

そして、ハックのバースデーイベントにも行くよう勧めます。ソニーはそれだけは拒否しますが、マヤの提案を受け入れることにしました。

ソニーは“持ち寄り”で開催する茶話会で、1人で1週間を自由にすごすことについて、パパ友やママ友に意見を聞きます。

皆、それぞれの事情で、自由な時間がない不満を抱えていて、そのチャンスがあることは“有意義”だと言います。

ソニーも“ミー・タイム”に価値があることは理解しつつ、家族旅行の上にはならないと思っています。

アランは“育児”だけが全てじゃないと、子供に関することに情熱を燃やすソニーに、交通指導員のレノアを例に挙げて言います。

彼女も専業主婦でPTA会長として学芸会を仕切り、学校の中だけですごし、夫に捨てられ子供が巣立つと、ある日突然、職員でも何でもない指導員として戻ってきたといいます。

ソニーは自分の将来をレノアに見てしまい、自由にすごすと決めました。

発起したソニーの案内役になるとアランが名乗り出て、何がしたいのか聞くと、ゴルフにバーベキューと答えます。

アランはストリップ劇場も入れるよういいますが、ソニーは“浮気”に思えると難色しますが、“無害な遊び”だと豪語し、男を見せろとけしかけます。

春休みになりマヤと子供たちはワシントンの実家へと出発し、ソニーはアランにゴルフのスタート時間を確認しますが、彼は忘れていたとドタキャンします。

結局、1人でゴルフコースへ行き、アジアン女性のパーティに混じってコースを周り、バーベキューレストランで好きなだけ肉を食べ、最後にストリップ劇場へ行きました。

ゴルフでは女性たちにハンディ10をつけますが、ソニーよりはるかに上級者でジェンダー差別だと非難され、バーベキューレストランでは食あたりします。

無害な遊びと言い聞かせて入った、ストリップ劇場ではベビーシッターのスカイラーが、ダンサーとして働いていて気まずくなってしまいます。

初日を終えるとマヤから電話がきますが、彼女は楽勝だったと余裕をみせました。ママ友たちからは、ミー・タイムの感想を求めるメッセージが来ます。

それに紛れハックからも“最後のチャンス!連絡して”とメッセージが入り、ソニーは彼のバースデーイベントに行くことを決めます。

ハックは“節目の44歳!#ハジけようぜ!”という、ラッピングされた観光バスと、おそろいのジャージを用意していました。

一方、ワシントン州サンファン諸島の自然豊かなマヤの実家では、マヤもエヴァの髪を結うのに一苦労し、気難しい祖父から釣りを習うダッシュは気乗りしていません。

そこへ、サンファン諸島の美しさを聞いていたアーマンドが、水上飛行機で視察を兼ねて訪ねてきます。

彼は島々の中に理想的な島をみつけ、プロジェクトのために購入したと伝え、マヤに起業して独立するよう勧めます。

ハックはコロナ禍で共にすごせなかった時間と絆を、過酷な自然の中で取り戻そうと言い、電波も届かず何もない、カリフォルニアの平原で5日間“ユルト”生活をすると告げます。

ソニーはそこでピューマに襲われケガをしたり、アーマンドが実家を訪ね、起業の話をもちかけたことを知ります。

心穏やかではないソニーに、義理の父からは養われている身で反対する権利はないと、罵倒され彼の自尊心は酷く傷つけられます。

パーティーが盛り上がる頃、ハックに4万7千ドル融資をしたスタンが乗り込んできます。ハックが資金を運用できずに焦げ付かせ、パーティーでバカ騒ぎしているからです。

融資したスタンはドリィトという用心棒を使って、ハックに危害を加えようとしていました。しかし、かばおうとしたソニーが負傷してしまいます。

それだけでは済まずスタンはドリィトに、野営を焼き払うよう命令し、火炎放射器でパーティー会場を焼き払い、一夜もすごさぬままお開きになります。

ハックの人生は破天荒な生き方で、何もかもうまくいかない寂しさから、派手なパーティーを開催しました。

家庭人になったソニーを誰もがうらやむ人生だと讃えると、ソニーはハックに申し訳ない気持ちから、再び友情が芽生えてきます。

ソニーがアーマンドのことを話すと、ハックは彼の夢の家に行って仕返ししようと、けしかけて向かいます。

しかし、散々家の中を荒らした上に、アーマンドの大事なリクガメを車で轢き、瀕死状態にしてしまいます。2人は亀を動物病院の前に運び逃げていきました。

その頃、マヤは企業の件で両親と話し合います。父は大賛成で母はソニーと協力があればこそ成功するとアドバイスします。

ところが防犯カメラを見たアーマンドが、マヤにソニーが亀のスナッピーを轢いたと、パニックをおこしながら電話してきます。

ソニーが家に帰宅するといつのまにか、彼の家がバースデーパーティーの会場になり、ハックの仲間だけでなく、招待されたというソニーのママ友やアランも集まっていました。

ハックはソニーのためにサプライズを用意しているといい、彼が大ファンのミュージシャン“シール”を呼んでいました。

ソニーはキーボードで憧れのシールと共演し、感動の一夜を体験しました。そして、借金の返済のため、ブエノスアイレスに召喚されたハックに、返済を肩代わりすると申し出ます。

返済の手続きが完了したとき、アーマンドから連絡を受けたマヤが帰宅します。家のありさまに驚くマヤは、ハックの借金を肩代わりしたことを聞き、別居しようと告げられます。

その後もハックは自分勝手な思いつきで、その場しのぎで金をつぎ込んでいたことを言い訳にし、ソニーはそんなハックに、振り回されていると改めて気づき絶交を言い渡します。

ソニーは知人の家に間借りし、PTA会長として学校に行き、マヤは仕事と家事育児をする日々になります。

アーマンドに謝罪しに行くと、彼はマヤのことを偉大な建築家であり大親友だと言います。そして、肩越しに彼の恋人をみかけると、全て自分の誤解だったと猛省します。

一方、ハックは、若者から「あれで44歳?いい年して若者の家で厄介になるとか・・・、借金返済も絶対に無理だし、ハックのようにはなりたくない」と陰口を言われ出ていきます。

学芸会のリハでソニーは演者を厳しく指導したり、自分の特権でダッシュをオオトリにしたりします。

そして、学芸会当日、交通指導員のレノアが声をかけ、来月の休暇に結婚記念の旅行に行くから交代してほしいと頼みます。

アランから離婚していると聞いていたソニーはビックリします。しかも専業主婦でなくFBIに務めていたこともわかり、全部彼の嘘だったと知りました。

学芸会ではオオトリのダッシュは、キーボードを全く練習していなかったため、演奏できずソニーが出しゃばろうとして、キーボードなんて嫌だ強制するなと拒否されます。

その言葉にハッとしたソニーは、全ての学校行事を価値あるものにしたいという、承認欲求だったと謝り、失格にされた子供達もステージで表現するよう促します。

そして、ダッシュにも得意な芸を披露するよう言います。客席で鑑賞するソニーのところにマヤが来ると、借金の肩代わりを詫び、起業の話を受けるよう言います。

マヤは育児や家事が重労働だと知り、ソニーなしでは起業は無理だと和解したいと申し出ました。そこへスタンから4万7千ドルが返金されたと通知が入ります。

GPSでハックの場所を確認すると、そこはマリーナでした。ソニーはスタンによってハックが海に沈められると焦ります。

ソニーはマリーナに駆けつけますが、それは早とちりでした。ハックは返済の為にスタンの元で下働きし、イエメンに行く準備をしていました。

ソニーはハックにイエメンに彼の人生はないと、留まるよう説得します。ハックは自分の蒔いた種は自分で刈り取ると、ソニーの説得を拒否します。

それでもソニーは子供を楽しませるのが得意な自分と、パーティーが得意な彼でタッグを組み、子供向けのパーティーを提供する起業を一緒にやり、返済する道を提案します。

ハックは再びソニーの助け舟で救われます。マヤは起業しソニーもハックと共に“デンボ/フィッシャープロダクション”を起業し、成功を納めていきます。

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映画『ミー・タイム』の感想と評価

(C)2022 Netflix

ただのお下劣コメディなのか?

映画『ミー・タイム』は昭和の日本にもあった、お下劣コメディがふんだんに盛り込まれ、PTAからお叱りをうけそうな内容です。

テレビのバラエティー番組、ドリフターズの「8時だよ全員集合!」やビートたけしの「風雲!たけし城」などを知っている世代なら、許容範囲の内容でしょう。

見る人を選ぶとしたらその時代で育った、50代以上の人からはギリ理解される線です。

しかし、作中の若者のように「いい年した中年が、何やっているんだ?」と、若年層からの感想も聞こえそうです。

笑いのツボが違う世代にとって、この作品がどう受け取られるか?“チャレンジ”に満ちた内容だったと感じます。

要所要所でジェンダーフリー、ジェンダーレスに触れたり、希少動物の保護や地雷撤去、インドの人口抑制政策などにも触れていますが、そこに気づける人がどのくらいいるのか?

笑いの中に風刺を込めた要素もありますが、全般的に人気俳優を採用しながら、ドタバタコメディに落ち着いた感が否めません。

この映画を観て抑えておきたいのは、親のエゴを子供に押し付け、彼らの芽を摘む罪、勝手な憶測で人の噂を流したり、逆恨みする罪を犯さない・・・ことです。

かつて日本のテレビでウケていたギャグやコメディが『ミー・タイム』にはありましたが、世間的には理性的な考えをふまえた、娯楽が求められます。

『ミー・タイム』はバカバカしいお下劣ギャグを演出に入れるために、お堅いお話も加味させた2面性のある作品だと感じさせました。

制作側の思惑とチャレンジが見えてくる・・・?

また、エンターテイメント界でいえば、多額のお金を使って派手なことをするだけでは、飽きられていくのだと、気づかせる内容です

ハックが多額の借金をしてまで、バースデーイベントを敢行しますが、楽しい時間は一瞬で参加した人たちの満足というのは、常にその上を求めます。

イベントを考える方は記憶に残る楽しさよりも、その時だけ楽しければいい・・・前よりももっと楽しくなければならないに囚われてしまうでしょう。

お金をかけさえすれば派手な演出や、豪華なゲストも用意できますが、そのあとに感動を残せるのか?笑って終わりなのか?

失敗すれば元も子もなくなり、次回への希望も薄れていくのがエンターテイメントです。

そう考えると作中でソウルシンガー、シールへのギャランティが出てくるあたり、大物俳優のマーク・ウォールバーグの出演料はどうなのか気になります。

ラッピングバスや自動車1台分の破壊、おそろいのジャージ、野営のセットなどお金がかかっていそうですが、その辺も計算づくで予算内で派手さを出し、笑いに繋げていっているように想像させます。

本作はケビン・ハートの制作会社と、脚本を担当したジョン・ハンバーグの制作会社がプロデュースしていることから、低予算でも良質なコメディを制作するという、“挑戦状”にも受け取れます

なぜ、そう考えられるのかというと、ケビン・ハートがNetflixとファーストルック契約を結び、製作企画を優先的に検討してもらえるようにしたからです。

今後、Netflixにケビン・ハートが関わるコメディー作品も多くなるのでは?そこも注目すべき点でしょう。

まとめ

映画『ミー・タイム』は妻が家計を支え、夫が家庭を支える、現代的な夫婦の形を描き、専業主夫と育児のエキスパートとして、情熱を注いだ主人公が1週間の自由時間を与えられたらどうするのか?

コメディアンのケビン・ハートが“親(社会)のエゴ”あるあるを演じ、お下劣な部分を全て請負っているからこそ、自己顕示欲で友人を翻弄し、ケロッとしているお騒がせ男を演じた、マーク・ウォールバーグのイメージを壊すこともありませんでした。

社会問題なども盛り込みつつ、終始バカげたギャグで単純に笑える作品です。少し刺激の強い内容、シチュエーションがあるため、大人が楽しめるコメディといえます。

“ミー・タイム”自分の時間をどう使い、どう生きるのか・・・観る人にもそれを訴えかけますが、これはケビン・ハートがコメディアンの自分に、言い聞かせているテーマなのでは? そんなことも思わせた作品でした。

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