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Entry 2018/11/23
Update

映画『GODZILLA 星を喰う者』ネタバレ感想。ゴジラアニメの結末は⁈

  • Writer :
  • 薬師寺源次郎

ゴジラに対し打つ手が無くなった人類…。

絶望に打ちひしがれる人類の前に『星を喰らう者』ギドラが襲来します。

絶望すらかき消す終焉に地球の命運はどうなるのか?

アニメ版ゴジラ三部作最終章となる『GODZILLA 星を喰らう者』をご紹介します。

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映画『GODZILLA 星を喰らう者』の作品情報


(C)2018 TOHO CO., LTD.

【公開】 
2018年(日本映画)

【監督】 
静野孔文 瀬下寛之

【キャスト】 
宮野真守、櫻井孝宏、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、三宅健太、堀内賢雄、中井和哉、山路和弘、上田麗奈、小澤亜李、鈴村健一、早見沙織

【作品概要】 
ゴジラシリーズ初のアニメ作品であり三部作の最終章。

『シドニアの騎士』などの静野孔文と『亜人』などの瀬下寛之が共同監督を務め、脚本に『PSYCHO-PASS』などの虚淵玄が担当、主演を人気声優、宮野真守が務めます。

ゴジラの出現により宇宙に逃れた人類が地球を取り戻すため繰り広げてきたゴジラとの戦いが「ギドラ」の出現により新たな局面を迎えます。

映画『GODZILLA 星を喰らう者』のあらすじとネタバレ


(C)2018 TOHO CO., LTD.

ゴジラとの戦いを生き延びた人類、異星人エクシフ達は地球に残った人々の子孫、フツア族の村に戻ります。

人型機動兵器「ヴァルチャー」に乗り込んでいたユウコは、ナノメタルに融合されたところをハルオに助けられますが、目覚める様子がありません。

ハルオはマーティンから、ユウコは2度と目を覚ますことが無いと告げられ、それを聞いたハルオは、これまで積み上げられた犠牲から戦う意味を見失ってしまいます。

また、生き残った面々は、ユウコと同じ状況にありながら無事だったハルオに対し「神の意思」と囃し立てます。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

怒りをあらわにするハルオをエクシフの神官メトフィエスがとりなしますが、メトフィエスもまた、神の意思を質す姿に困惑を隠せません。

一方で人類、エクシフ、ビルサルドの移民舟、アラトラム号ではハルオの処遇について二分する論争が繰り広げられていました。

ゴジラを殲滅できなかったのは、寸前で躊躇したハルオの責任だと主張し、死刑を求める者とナノメタルの特性を秘匿していたことを疑問視、ハルオの判断は当然のものとする者と、ハルオの処遇を巡る論争は平行線を辿ります。

ナノメタルの融合から逃れられた理由は、フツア族がもつ白い鱗粉によるものだとマーティンに教えられたハルオ。

彼はメトフィエスに真相を告げ、必要以上に信仰を煽ることを止めせようとします。

しかし、メトフィエスはすべて知った上で行っていたことを明かします。この事実に驚くハルオですが、メトフィエスは再びゴジラに挑むよう言います。

答えを窮するハルオにメトフィエスは、戦う手段が無いのなら自分が用意すると不気味な笑みを浮かべました。

アラトラム号でクーデターが発生、船の動力を掌握した一派はハルオの死刑を求めます。

アラトラム号には多くの人が暮らしており、動力なしでは48時間しか生き延びることが出来ないため、船長のモーリは選択を迫られていました。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

マーティンは、ハルオにアラトラム号でのクーデターの話を聞かせると、状況が落ち着くまでハルオは姿を消すべきだと告げます。

断ろうとするハルオですが、マーティンに説得されフツア族の少女マイナに案内され、隠れ家に潜むことにします。

ハルオは心配するマイナに、ゴジラに挑み負け続けた自身の不甲斐なさを吐露。すると勝ち負けの概念が無いフツア族は負け=死と伝え、生=勝ちであるとハルオに諭します。

マイナの双子の妹ミアナは、不審な動きを見せるメトフィエスを追いかけ、洞窟に入りました。

洞窟の中では祭壇の様なものが設けられ、メトフィエスが何かの儀式を行う準備をしていました。

隠れて様子を伺うミアナですが、メトフィエスに見つかってしまい、幻術により意識を失います。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

眠っていたハルオは、傍らにうなされるマイナに気がつき、マイナを起こします。

マイナはミアナが「ギドラ」と言っていると告げ、ハルオはメトフィエスらエクシフの星を滅ぼした存在が同じ「ギドラ」であったことを思い出します。

メトフィエスは祭壇の前で信者に、ゴジラを倒す神を呼び出す儀式を行うことを告げます。

祭壇の炎から映し出される影の中に実体がない龍の影が現れ、影が信者の体に噛み付くと実際の信者の体が消える奇怪な現象が起き、すべての信者が消えてしまいます。

その頃、アラトラム号では、強力な重力波を感知していました。

時空が歪むほどの重力の発生に戸惑う乗組員たちは、重力波の発生源から現れる黄金の龍を目撃します。

クーデターを画策していた一派も事態の収拾に協力しますが、それも虚しくアラトラム号は龍により破壊されてしまいます。

地上でアラトラム号との通信が途絶えたことに戸惑うマーティンですが、上空に現れた重力波の発生源、そこから現れた黄金の龍を目にします。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

一方、休眠状態にあったゴジラは龍の存在に目を覚まし、活動を始めます。

近づく龍に、放射熱線を浴びせかけますが、熱線は龍を避けるように不自然に湾曲します。

熱線の湾曲を目にしたマーティンは、手にした計測器で熱線は直進した事を示していることや、龍がどのデータでも計測できていないことに驚きます。

龍はゴジラに噛み付きます。ゴジラは噛み付いた龍を振り払おうとしますが、なぜか触れることすら出来ません。

駆けつけたハルオとマイナも龍の存在、ゴジラが手も足も出ないことに驚きます。

「ギドラ」とつぶやくマイナにハルオは、その龍こそメトフィエスから知らされた「星を滅ぼす者」であると知ります。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『GODZILLA 星を喰う者』ネタバレ・結末の記載がございます。『GODZILLA 星を喰う者』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ふと、マーティンは付近に生体反応があることに気がつきます。

その反応がメトフィエスであると確信したハルオは、メトフィエスのもとへ駆け出します。

マーティンはゴジラの体表温度が下がり始めたことに気がつき、ギドラがゴジラをはじめ実際の世界には干渉出来ることを知ります。

メトフィエスの下に到着したハルオは、ギドラについて問いかけます。

メトフィエスは、かつて高度な文明を有していたエクシフが、すべての理の先に見出した「神」がギドラであると語り、エクシフはギドラにより滅ぼされたのではなく、自らギドラの生贄になったことを明かします。

驚くハルオにメトフィエスは、残されたエクシフが次なる生贄を探しギドラを呼び出す役目を負っていることを告げます。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

その生贄こそかつて文明が栄えていた地球でありその産物、ゴジラでした。

ハルオはメトフィエスに詰め寄りますが、幻術にかかり意識を失ってしまいます。

上空から、さらに二体のギドラが現れ、ゴジラに襲い掛かります。

意識を失ったハルオは夢を見ています。

夢の中で今までの人生で辿ってきた出来事を繰り返し、その中でメトフィエスがハルオに抗うことの無意味さを語りかけ、次第にハルオはわずかにくすぶっていた戦意さえも失っていきます。

一方、マーティンはギドラ自身が自分たちの世界の理とは違う存在であると考え、何らかの手段で自分たちの理を観測する手段があると推測します。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

マイナは何か思い出したようにマーティンをつれ駆け出します。

マイナに連れられたマーティンは、フツアの神の卵に案内され、卵に触れるよう促されます。

戦意を失ったハルオは、夢のなかで次第に精神さえも蝕まれていきますが、突然現れた巨大な蝶が現れました。

ハルオに語りかけ続けていたメトフィエスの声は消え、マーティンとマイナの声が聞こえ、ハルオは我に返ります。

フツアの神の卵を介してハルオの精神に干渉したマーティンとマイナは、ギドラが理の違う存在、こちらの理を計測する何かがあることを伝えます。

夢から覚めたハルオは、メトフィエスが自身の右目にエクシフの神具、メダリオンを埋め込んでいることに気付きました。

メトフィエスに組み付いたハルオは、もみ合った末、メダリオンの破壊に成功しました。

ゴジラに噛み付く三体のギドラから黄金の輝きが失われます。

力を取り戻したゴジラは、ギドラを引き剥がすと次々と倒していきました。

ギドラの消滅と共に重力波が終息し、残ったのは力尽きたメトフィエスとわずかに生き残った人類でした。

生き残った人類はフツア族と生きることを決め、フツア族もそれを受け入れます。また、マイナはハルオとの子供を身ごもっていました。

ある日、ハルオはマーティンに呼び出され、起動することが出来なかったヴァルチャーの再起動が可能になったと報告を受けます。

内蔵されたデータにより、かつての文明を復活できると嬉々として語るマーティンですが、ハルオはメトフィエスの言葉を思い出しました。

メトフィエスが語った「供物となる文明を探している」という言葉に、このまま人類が文明を取り戻したら、またギドラの標的にされると考えたハルオは、ヴァルチャーとユウコの体に残ったナノメタルを処理しようとします。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

ハルオからただならぬ雰囲気を感じ取ったミアナは、ハルオを止めようとします。

制止しようとするミアナにハルオは、「ゴジラが怖いか?」と尋ねると、怖いと答えるミアナに、「憎いか?」と続けて問いかけますがミアナは首を傾げます。

ミアナはゴジラへの恐怖は災害とおなじ怖さだと言い、憎いという感覚が分からないと答えます。

その答えを聞いたハルオは、意を決したようにユウコを抱え立ち去ろうとします。

ミアナは負ける(=死ぬ)と必死に訴えますが、「時には負け戦をしなければならない」と言い残すと、ハルオは村を後にします。

ヴァルチャーに乗り込み、飛び立ったハルオは単身、ゴジラへ向かって突撃。目を覚ましたゴジラが放った放射熱線にによりヴァルチャーごと散っていくのでした。

時は流れ、フツアの村では祭壇のヴァルチャーを模した人形に向かい子供たちが恐れることを言い、その恐れを神に取り除いてもらう儀式が行われていました。

その様子を年老いたミアナが見守っていました。

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映画『GODZILLA 星を喰らう者』の感想と評価


(C)2018 TOHO CO., LTD.

本作『GODZILLA 星を喰らう者』は、アニメ作品ということもあり、繊細な映像と視覚効果によって作り込まれたアクションシーンの演出は見どころが満載です。

ゴジラの熱線の凄まじさやギドラの神秘性が強く表現されており、これまでのゴジラの特撮映像によるダイナミックな映像とは違った迫力を表現していました。

また、今シリーズはプレスコアリング方式という、先に声優の演技を収録し映像を製作する方式を採用しています。


(C)2018 TOHO CO., LTD.

声優たちの渾身の演技をキャラクターの表情に反映させ、苦渋の選択を迫られるハルオや穏やかな表情の裏で影を潜ませるメトフィエスたちの心理描写が濃く表れていました。

かつての「ゴジラ」シリーズに比べて、SF色が強い作品となっていましたが、科学技術が発展した人類とゴジラとの対峙、二万年後の変わり果てた地球を舞台にすることで、これまでに誰も見たことが無いゴジラが描かれていました。

また、あくまで主役はゴジラではなくゴジラに立ち向かう人類を描いており、主人公・ハルオの選択、葛藤が強く表現されていました。

特に最後にハルオがゴジラに単身で挑み散っていくシーンは未来のため自らの命を厭わないゆるぎない覚悟に胸を打たれました。

まとめ


(C)2018 TOHO CO., LTD.

日本が世界に誇るキャラクターである「ゴジラ」と、日本の文化になった「アニメ」の融合は世界でも大反響です。

本シリーズはハリウッド版『GODZILLA 』のギャレス・エドワード監督から賞賛コメントが寄せられるなど世界で評価されています。

誕生から60年以上、いまや「ゴジラ」から「GODZILLA」となり、世界に注目される作品となったゴジラ。

そんなゴジラの新たな可能性として今作は大きく注目された作品といえるでしょう。



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