Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アニメ映画

ゴジラアニメ『GODZILLA怪獣惑星』あらすじとネタバレ感想!

  • Writer :
  • 山田 苺

映画『シン・ゴジラ』は地上波放送され、この度、初のアニメシリーズとして描かれた『GODZILLA 怪獣惑星』。

『シン・ゴジラ』のスケールを遥かに上回る、その迫力と脅威と絶望っぷりに、度肝を抜かれること必須の作品です!

スポンサーリンク

1.映画『GODZILLA 怪獣惑星』の作品情報


(C)2017 TOHO CO.,LTD.

【公開】
2017年(日本映画)

【監督】
静野孔文、瀬下寛之

【キャスト】
宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、三宅健太、堀内賢雄、中井和哉、山路和弘

【作品概要】
「ゴジラ」シリーズにおいて、初めてアニメーションとして描かれた3部作の第1部。

ゴジラの襲撃で地球を手放すも、故郷を取り戻そうとする主人公達は、地球奪還を目指しますが、そこは2万年以上の歳月が流れ、ゴジラは地球上の生態系の頂点として君臨していました。

監督は『シドニアの騎士』、『BLAME!』の瀬下寛之と、『劇場版 名探偵コナン』の静野孔文が担当し、脚本を『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの虚淵玄が執筆しました。

ちなみに、当初静野監督はゴジラについて名前程度しか知らない程度だったそうですが、これを逆手に、今作をゴジラシリーズ初心者にも楽しんでもらえるよう作られたそうです。

2.映画『GODZILLA 怪獣惑星』のあらすじとネタバレ


(C)2017 TOHO CO.,LTD.

1999年から、地球上に突如として「怪獣」が出現し、その度に世界各地で人類は多大な被害に教われました。

そして、2030年、アメリカにてゴジラが出現。ロサンゼルスからサンフランシスコを壊滅させると、そのとき出現していた別の怪獣2対をも撃退する、これまでにない脅威を見せます。

さまざまな作戦や対策を講じるも、人類にはもはや太刀打ち出来ずにいました。

そこで2035年に、異星人のビルサルドがロンドンへ飛来し、翌年36年には、一定の未来が予知できるという異性人、エクシフが到来し、人間20含めた3種族で、地球連合が発足されます。

ビルザルドは対ゴジラ兵器として「メカゴジラ」を完成させるも、基地をゴジラに襲撃され起動にいたりませんでした。

その後、ゴジラの出現は8回に渡り、人間はいよいよ地球を捨てての移住計画が立てられ、それに伴い中央政府期間が設立されます。

2048年に、ついに人類は「移民船アラトラム号」で、くじら座タウe星へ旅立ちます。

それから20年後、タウe星へ到着するも、船員の1人ハルオ・サカキ大尉は、タウe星へ飛ばす飛行船をハイジャックします。

彼はタウe星がおよそ人類が住める環境でないにも拘らず、高齢者ばかりだけを乗せて船員削減を暗に図ろうとしている中央政府へ抗議をしていました。

しかし、ハルオの抗議も虚しく、船はタウe星向けて出発します。

独房に入れられるハルオの目の前で、船は突如爆発を起こし、タウe星にたどり着くはありませんでした。

望んでいた星も、人類に適さない環境と分かると、中央政府はゴジラが既に活動していない一縷の望みを託し、地球へ帰還する計画を立てます。

異性人・エクシフのメトフィエスは、ハルオに頼まれていたゴジラに関するデータを秘密裏に与えると、ゴジラ撃退に関するデータを匿名で配信します。

すぐにデータは削除されるも、多くの船員にアップロードされると、中央機関も地球に帰還せざるを得ない空気が漂いだします。

ハルオは、アラトラム号に乗り込む直前に、目の前で両親をゴジラに襲われた過去を持ち、ゴジラに対する復讐、果ては地球を人類の手に取り戻すことで、この敗北を終わらせようと日々考えていました。

メトフィエスは、そんなハルオに常に興味を抱いていました。

ゴジラ撃退作戦は、背びれのシールドを破壊し、再生までの隙に別の兵器を打ち込むというものでした。

中央機関は匿名でデータを配信したのをメトフィエスと突き止めるも、彼の後押しを得て作戦を結構。ハルオ・サカキを保釈にする条件もつけ、いよいよ地球へ向かいます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ・結末の記載がございます。『GODZILLA 怪獣惑星』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク

しかし、地球に向かう手段、長距離亜空間航行によって、地球上ではすでに約2万年の歳月が流れていたのでした。

偵察機を地球に飛ばすと、大気圏には強力な磁場が発生しており、映像を映すことが出来ません。

超音波による図面に切り替えると、突如巨大な波形が現れ、音声には「あの」巨大な咆哮が響きわたります。

ゴジラはまだ、地球に存在していたのです。

それでも後に引き返すことの出来ない中央政府は隊を編成させ、地球に上陸させます。

保釈中の身分であるハルオには、後輩のユウコ・タニが同伴します。

彼女はタウe星に向かう途中、爆破した船は、政府によって爆破されたのではないかと危惧していました。

ハルオ自身も、その可能性をぬぐいきれないでいるものの、ユウコにその考えを止めるように言うのでした。

作戦を決行するに当たり、トラップの配置と、攻撃部隊、偵察と分かれて行動するも、生き物の気配はありません。

さらに植物は刃物をへし折るほどの硬質を持っているほど変化をしていましたが、廃墟に出ると、そこにはハルオが見た花がまだ生息しており、彼はまだ地球が人類を覚えていたと感涙します。

しかし、ベースキャンプに突如、巨大な飛行生物が何体も襲撃し、一部の部隊は壊滅状態になります。

撃退した固体から、軍属の環境生物学者であるマーティンは、これがあのゴジラから派生した生物だと推測すると同時に、植物や磁場をもたらす環境全てがゴジラにあわせて成っていると憶測します。

軍を指揮するリーランドは、この事態を重く見て撤退を決意します。

反発するハルオですが、そこへメトフィエスが撤退をするにしても、現在の兵力ではゴジラ出現予測区域を越えなければならないため、作戦はゴジラが出現すれば実施せざるを得ないと説き伏せます。

ハルオはそんな偶然任せでは納得できないといいますが、メトフィエスはゴジラは破壊するべきものがあれば必ず向こうから現れると宣言します。

そして、彼の宣言は現実となります。

出現区域を横断中に、突如としてゴジラは姿を見せます。

飛行船のスピードでは、あっという間にゴジラに追いつかれるため、船員は非難を始めます。

メトフィエスはこの混乱に乗じ、ハルオを解放します。

単身、ハルオはホバーバイクに乗り込み、ゴジラに攻撃を仕掛けデータを採取しようと試みます。

その際、リーランドがゴジラの注意を自分に向け、採取をサポートするも、ゴジラの熱線を受けて殉職します。

部隊はそれぞれ合流し、指揮官はリーランドからハルオへと、メトフィエスの遺志で引き継がれます。

作戦は続行され、遊撃隊によりゴジラは予定通り、トラップポイントへ到達します。

しかしシールドが予測に反し、破壊できないと分かると、ハルオは特攻覚悟で、パワー度スーツに乗り込み、ゴジラのシールドに飛び移り、兵器を打ち込みます。

そこへ集中攻撃を続け、ついにシールドを破壊。他パワードスーツ部隊も、次々に兵器を打ち込むと、ゴジラを撃退することに成功します。

勝利をつかんだハルオたち。しかしマーティンだけは、倒したゴジラはあの時、人類を地球撤退に追い込んだものとは別の固体ではないかと考えていました。

すると、突如大きな地震と共に、強力なエネルギーを感知し、それが先ほどのゴジラとは全く比較にならないレベルであることが判明します。

ハルオたちの目の前にそびえ立つ巨大な山が崩れ落ちると、そこからはあの時ハルオの目の前で両親を襲った、あのゴジラがさらに巨大になって現れたのです。

尻尾をたった一振りしただけで、隊はほぼ全滅し、ハルオは手段を選ばずに直ちに撤退するよう命令します。

ハルオもゴジラの攻撃に巻き込まれ、意識を失ってしまいます――。

彼が次に目を覚ますと、そこは隠れ家のような場所で、褐色の肌をした少女がハルオをかくまってくれていました…。

(第2部 決戦機動増殖都市へ続く…)

スポンサーリンク

3.映画『GODZILLA 怪獣惑星』の感想と評価


(C)2017 TOHO CO.,LTD.

私自身、ゴジラシリーズや、東宝の怪獣映画で観たことがある作品といったら『空の大怪獣ラドン』と『モスラ(1996)』くらいなのですが(ちなみにラドンはイントロで登場しますが、北京でアンギラスと合流するも生物化学兵器として登場する「ヘドラ」によって駆除されます)、そんな私でも充分に楽しむことの出来る作品でした。

設定の細かさも圧巻ですが、地球上の生態系の頂点という、新しいゴジラの設定もしびれます。

今作のゴジラはある意味神格化された存在であるため、タイトル表記も英字なのかなと考えてしまいます。
(それに挑むハルオを見ると、まるで『オンリー・ゴッド』を思い出します…ちがうか…)

アクションシーンや音響を楽しむのであれば、絶対劇場で見るのがオススメです。

ラストのゴジラ登場の絶望感といったらすさまじいです。

さっきまで一生懸命戦ってたゴジラが、劇場配布されるアニゴジケシに見えるほどです。思わず見ながら「あーあ…」と呟いてしまいました。

ハルオが「次またゴジラが現れても、この闘いからきっと倒すことが出来る!」と宣言したおよそ数分後にはこのざまです。さすが虚淵氏脚本だけあって、容赦ないです。

果たしてこの現状からどのように巻き返せるのか…。

個人的に気になっていることといえば、今作はゴジラ出現までにメジャーなものからマイナーなものまで、様々な怪獣が現れては消えて行っています。

しかしその中に、「モスラ」の文字が全くないのです。

そして地球上にはまだ人間が、原住民のような様子で生き延びているようですが、これがモスラでいうところの「小美人」に置き換えたら…。

第2部以降でモスラが登場し、人類と共闘するという展開があるかもしれません!

ということは、まだまだゴジラ以外の登場する歴代怪獣が現れるかもしれません。

怪獣ファンも、新規のゴジラ好きにも、次回作は見逃せない展開となっていました。

スポンサーリンク

まとめ


(C)2017 TOHO CO.,LTD.

エンドロール後、第2部のビジュアルと公開が発表されましたが、そこにはあの作るだけ作っておいて、肝心なときに起動してくれなかったあのポンコt・・・メカゴジラが!

2部は間違いなくメカゴジラとゴジラの決戦になると思われますが、他の怪獣の登場もまだ可能性としてあるかもしれません。

次の公開までにゴジラシリーズを見ておきたくなる展開がニクいなあと感じました。

たぶん、今作に限れば、一番手っ取り早い方法としてノベライズを読むのがいいのでしょうか…。

パンフレットでは、映画には描かれなかった背景まで丁寧に設定が掲載されていたので、これは2部に向けて購入して読んでおいても面白いかもしれません。

スポンサーリンク

関連記事

アニメ映画

アニメ『COCOLORS(コカラス)』あらすじとキャスト【横嶋俊久監督】

カナダのファンタジア国際映画祭やスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭など、海外の映画祭で絶賛の異色作! 「神風動画」のオリジナル中編アニメーション『COCOLORS(コカラス)』が待望の初ロード …

アニメ映画

映画『君の名は。』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

2016年の日本映画界は大豊の収穫祭ですね。中でも 年間の映画興行ランキングの第1位は、もちろん歴代邦画興収ランキング2位にとなる快挙。 ちなみに、12月初旬現在『君の名は。』は、『スター・ウォーズ/ …

アニメ映画

この世界の片隅に海外映画賞受賞一覧!2017アヌシー国際アニメほか

現在もロングラン上映中!DVDも好評発売中と、今だ人気と話題に衰えない片渕須直監督の『この世界の片隅に』。 6月は海外映画祭での上映も目白押しのようです。 今回は『この世界の片隅に」の海外映画祭と上映 …

アニメ映画

クレヨンしんちゃん映画2017あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

爆笑!痛快!感動!2017年新たなケツ作が誕生する?! 劇場版アニメの25周年記念作品『クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』をご紹介します! スポンサーリンク 映画『クレヨンしんちゃん 襲来!! …

アニメ映画

映画『アノマリサ』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

スポンサーリンク 映画『アノマリサ』作品情報 【公開】 2015年(アメリカ) 【原題】 Anomalisa 【監督】 デューク・ジョンソン/チャーリー・カウフマン 【キャスト】 デヴィッド・シューリ …

日本映画大学